誇大妄想の視点

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MPOV（Megalomaniacal point of view 誇大妄想の視点の省略形）は、中立的な視点の一種である。My Point Of View（自分の視点）と混同すべきではなく、この場合は普通POVと省略している。

MPOVを特徴づけているのは、自分自身の視点が正しい、したがってウィキペディアに反映されるべき、という信念ではなく（MPOVを行う人々がそう信じていることは珍しくないが）、むしろ自分自身の視点が中立であるという信念である。これが自分はこの話題に関して特別な専門家であり、記事の読み方を規定する特別な権限を持つという信念につながる。

megalomania（訳注：誇大妄想）: 1890, from Fr. mégalomanie, formed from Gk. megas (gen. megalou) "great" (see mega-) + mania "madness." [1]

MPOVの症状

下記の症状があれば、MPOVかもしれない。

自分は善意で活動しているのに、多くの人は悪意で活動していると思う。
自分が編集したもの以外は全て偏っていると信じている。
好きな編集版を編集の要約で「NPOV版」と呼ぶ。
日に3回以上記事を差し戻すのは必要だと信じている。
他者が共謀して間違った記事を作っていると非難する。
他の編集者に、あなたは記事が自分のものであるかのように活動していると言われる。
自分のやり方で行えなければウィキペディアを永久に去ると脅迫する——が実際には去らない。
このリストを読んで自分以外のほとんどの人がMPOVに罹っていると確信した。
中立的な視点で編集しているのは自分だけで、他人はそうではないと思う。

下記の症状は、重病である。

自分を陥れるために組織的な陰謀がなされていると非難する。
調停委員会や仲裁委員会が自分に対する復讐を行っていると非難する。
調停委員会や仲裁委員会が自分の事例を不公平に扱っているとコミュニティーに対してアピールを始める。
中立的内容に関心がない人たちによってどのようにウィキペディアが運営されているかを追及するためのウェブサイトを開設する。

MPOVの症状

関連項目