新型コロナウイルス感染症

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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2019年コロナウイルス (COVID-19) による地球規模の流行とは進行中の世界的流行であり、2019年に初めて報告されるとWHOが2020年3月11日にパンデミックを宣言しています。2020年初頭以降、ウィキメディア運動組織化されたグループが状況を監視しており、パンデミックの拡大を遅らせるため、対策をいくつか講じています。

ウィキメディア財団 (以下、財団とします) はこのページの作成によりこのパンデミックに対する継続的な対応と、関連するリソースの公開に当たり、その影響について運動全体のボランティアコミュニティから報告を受け付け、追跡し監視できるようにしています。 皆さんのウィキメディア コミュニティや提携組織、他の組織化されたグループがこの状況にどのように対応しているか。情報を追加するため、財団に参加してください。報道関係者のお問い合わせ先は press(_AT_)wikimedia.org をご利用願います。

現状の概観

2020年9月10日の時点で、ウィキメディア運動は2019年コロナウイルス感染症の流行に対応して、以下の措置を講じています。

  • オフライン (対面型) の公開イベントで財団の助成金を受けるものはすべて、助成金申請者が新型コロナウイルス感染症拡大のリスク評価プロトコルを完了し、助成金受給活動全般のリスクが十分に低いことを確認してください[1]
  • ウィキメディア財団の事務所は、お知らせがあるまで閉鎖されます。[4]
    • 財団の全職員は可能な限り、遠隔勤務をしています。[4]
    • 事務所内は専門業者により消毒をしています。[4]
  • 財団は就業時間の短縮に移行しました。[4]
    • 職員の中には通常の業務日程を続ける者もありますが、職員は必要に応じ、週20時間勤務とすることが期待されます。[4]
    • 給料は通常の勤務日程に従って支払われます。[4]
    • 通常時の病欠の承認要件と日数制限は適用されません。当人が体調不良もしくは病気の家族の看護をする人は、必要に応じて休みを取り、ご自分や家族の世話をしてください。[4]

付け加えますと、私たちのコミュニティにはさまざまなプロジェクトで、また何十もの言語で、活発に情報更新や管理業務、翻訳活動を続けている人たちがいます。

世界の情報源と情報

ソーシャル・ディスタンスが急激な感染のピーク(「感染曲線の平坦化」)を防ぐことで、医療サービスはより適切に需要に対処でき、補強と改善が実施されるまでの時間を延ばすことができる。(訳注:ウィキメディア・コモンズで翻訳版が入手できる場合があります。)

世界の組織

提供元:JHU Center for Systems Science and Engineering (CSSE): 現況図:2019年コロナウイルスの罹患者数、台湾を含む

ウィキメディアのプロジェクト群

遠隔勤務と会議

Video summary (英語版スクリプト)

新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立つ方法

病原体の拡大と感染拡大対策をする場合・しない場合と病原体の拡大(GIF 動画)
  • 手を何度も消毒するため、綺麗な水と石鹸で20秒以上洗うか、もしくは手指消毒剤でアルコール濃度 80% のものを使うこと。
  • くしゃみ、咳、あくびをする時は必ず口を手でおおうこと。咳やくしゃみで広がる飛沫からもウイルスは拡散する。
  • 他の人との間に安全で確実な距離として、2 m 以上の間隔を空けること。
  • 体の各部や顔を触った手で、自分の身の回りのものをさわらないこと。
  • 誰も外出しないようにするよう推奨され、不用不急の外出をしないこと。発熱、咳、頭痛や下痢など体調不良の場合、あるいは新型コロナウイルス感染症の症状が現れた場合は、可能な限り医療機関を受診すること。
  • どうしても従事すべきタスクがあり、自宅を離れて外出する必要がある場合はマスクもしくはフェイスシールドを必ず持ち、忘れずに着用すること。
  • 健康で良い体調を保つライフスタイルを続けるため、定期的に体を動かしヨガをすること、またフルーツや野菜、ビタミンCなど健康的な食事を食べること。
  • 床やその他の表面を消毒用のワイプで定期的に掃除すること。

ウィキメディア・プロジェクトに関連する努力

新型コロナウィルス (2019-) 世界的流行期だから、して良いこと、だめなこと8件

ウィキメディアのプロジェクト群でどのような対策をとっているか、また外部機関によるウィキメディアの情報活用について、情報がありましたら投稿をお願いします。

ウィキ間の協働

メディアウィキ

ウィキデータ

Scholia (※訳注:Reasonator は検索子を入力すると関連語句を展開してウィキデータを分析し、結果を視覚的に出力。項目により、地図やグラフも表示する。)

ウィキメディア・コモンズ

ウィキペディア

English Wikipedia

国・地域毎の2019年コロナウイルス感染症流行状況|2019年コロナウイルス感染症流行状況(国・地域別)]]ならびに関連項目

マケドニア語版ウィキぺでゃ

ウィキボヤージュ

ウィキメディア・データの活用

ウィキメディア財団からのメッセージ

今般の2019年コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行について、ウィキメディア財団より2020年3月24日付で、下記のメッセージを公表しました。

運動の提携組織ならびに組織化されたグループからお知らせ

当該の団体より、発表資料あるいは発信した情報の投稿をお願いします。

  • 西ベンガル利用者グループ:オフラインの活動とプロジェクトは、利用者グループの主催も協賛の場合もすべて中止。2020年3月13日より同年9月15日 (もしくは今後の通知) までと決定。[5]
  • バングラデシュ協会:2019年コロナウイルスによる疾患の流行防止に資するため、またウィキメディア・コミュニティの皆さんの健康と安全に配慮し、オフラインの活動(ミートアップ、ワークショップ、講習会)はすべて、またバングラデシュ協会ならびにその地域委員会関連で対面型の一般公開イベントはすべて、2020年3月14日より今後の連絡があるまで中止を発表。 同時に、バングラデシュ協会年次大会(2020年4月開催予定)も中止。[6]
  • 香港:利用者グループが主催するオフラインの活動とプロジェクトは2020年2月3日以降、今後さらなる連絡があるまですべて中止。協賛行事の可否については主催者と話し合い中。WikiEDU 香港大会に影響はない。地元の各主催者から関連団体に連絡を取り、情報の対応を伝える。[7]
  • スペイン協会:年次総会を含めたすべてのオフライン活動は、スペイン国内の2019年コロナウイルス流行により2020年3月10日以降、すべて中止もしくは追加の連絡があるまで延期。ボランティア、協会職員を含む広範なコミュニティは外出の自粛と、健康状態に気を付けながらウィキペディアもしくはその姉妹プロジェクトの編集に取り組むよう推奨された。ウィキペディアに特設ページを開設。[8]
  • レバント協会:2020年3月20日付ですべてのオフラインのイベントを中止、今後の連絡待ちとしました。編集ワークショップはオンラインに振り替え、教育プログラム記念行事は表彰状の授与のみ行います。年次助成金事業は3月から4月にかけ、現状にもっと即した資金計画へ更新の予定です迎え (例えばインターネット助成など)。オンラインのミーティング開催は従来どおりで、変更はありません。[9]

Wikimedia Norgeは、2020年3月12日からの全ての旅行、イベント、および物理的な会議をキャンセルしました。ボランティアのオンラインwikiのミートアップは毎月開催されます。 Wikimedia Norgeの従業員は、ノルウェーの保健当局が推奨する限り、在宅勤務を継続します。[10]

  • フランス協会Wikimédia France: 2020年9月15日まで、対面型の活動ならびにプロジェクトは主催者がフランス協会であるかないかを問わず、すべて中止を決定。

相談先や支援をお探しの場合

皆さんご自身もしくはご所属の提携組織や組織化されたグループから、このページのトークページへの投稿をお待ちしています。この時期に直面したニーズについて、その議論でニーズが特定された場合、支援の可能性についてこちらで情報を共有します。

よくある質問とその答え

ウィキマニアについてはどんな対策を?

ウィキマニア・バンコックは2021に延期します。ホテル及び会場は変わりません。ウィキマニア2020の主催者による、オンラインでバーチャルな行事を開催する予定はありません。

ウィキマニア 2021はコンピューター上で開催されることが決定しました。8月14日から17日にかけて開催されました。 プログラムはこちらから確認できます。

助成金の受給者に、何か推奨事項はありませんか?

財団はウィキメディア運動のすべての人に、活動予定、特にイベントが2019コロナウイルスの感染拡大に影響するかもしれない点を検討するよう、お勧めしています。イベントには助成金を使わないよう求め、すべての提携組織および組織化されたグループの皆さんには、世界保健機関が2019コロナウイルスの世界大流行 (パンデミック) 終息宣言をするまで、2020年9月15日までに予定していた全イベントを同様に中止もしくは延期するよう、強く勧告しています。

すでに開催が決まっていた財団のイベントはどうなりますか?

財団の出張は当面の間、2020年6月1日まで差し止めています。2020年9月15日まで、財団職員と派遣社員、理事会と資金調達の場として予定されていたイベント、オフサイトおよび対面式の集まりはすべて、延期またはキャンセルされました。

現行のプログラムや計画への影響は?

ウィキメディア財団指導者部門では財団のすべての業務を見直し、さらに状況評価が行われるまで、最重要ではない作業をすべて延期または保留するために動いています。今後、財団のニーズと義務が劇的に変化する可能性を認識し、期間は数週間、あるいは数ヵ月にわたると見込まれます。容量を解放し柔軟性を提供することで、一般の皆さんからどんな要求が発生しても対応できます。また、この手順をかけることにより、この不確実な時期に頼りにできる知識を、すべての人がアクセスできるように計らいます。それでも長期的な取り組みや目標を放棄したのではありません。現況が許すようになったら、すぐに戻り、日程表を調整します。

週20時間勤務とのことですが、どうやって実施するのですか?

通常の就業時間に対し、50 %以内にとどめるようお願いしています。これは休暇ではないからです。可能であれば、もう少し長く働ける場合は、私たちの使命に費やしてください。ただし労働時間の追跡はしていません。皆さんが使える時間を有効に仕事に宛ててくれると信じています。

どうして? 世界中で学校が休校になることは予測されていましたし、育児費を払ったとしても保育者が外出できない場合、お金は役に立たないのです。壁にクレヨンで落書きする3歳児や、階段の上り下りに手助けが必要な老親がある場合でも、1日8時間、誰かが常に一緒にいてくれるなど期待しても合理的ではなく、現実的ではありません。私たちには世話が必要な家族がいて、食料品の買い出しや医師の診察の予約があり、電話がかかってくるのを待っている隣人がいて、どの人も大切な存在です。それにご存じですか? 私たちは同僚を信頼しています。人はできるときに働き、できないときは正しい判断がなされたと信じています。

コミュニティの支援策として、ウィキメディア財団は現状何に取り組んでいますか?

助成金受給者である関連組織と組織化されたグループへの支援提供に加え、通常であれば対面して行う支援策に関しても、さらにオンラインの調整に必要な支援策も検討しています。

ウィキメディア運動の仕事は、おそらく今まで以上に重要になりました。しかし、この期間に私たちができるかぎり最大の支援を世界に提供するには、健全で活気のあるコミュニティにしか達成も維持もできません。私たち全員が個人として何が必要か、そしてお互いを支えるために何をすべきか考えなければ、実現されません。良心による相互支援という取り組みはこれまでも常に私たちの運動の目標でしたが、現状では全員が自己管理とコミュニティの支援にさらに心して努める必要があります。

職員や派遣社員の支援策として、ウィキメディア財団は現状何をしていますか?

In order to care for our staff and contractors as well as adapt to change as needed in the weeks and months ahead, we have taken a series of steps:

ウィキメディア財団は職員375人超と派遣社員を預かる責任を非常に真剣に受け止めています。これは創業以来15年以上、組織の中心的な価値感でした。さらにこの危機の瞬間には特に、組織の責任においてウィキペディアを世界に向け、オンラインで公開し続けなければなりません。世界が変化している状況で、私たちは働き方を変える必要があります。職員と派遣社員の処遇と必要な変化に対応するため、下記の一連の手順を実行し、この先の数週間から数か月に対応します。

  1. 状況の進展に適応していく必要を受け入れます。これまでの当たり前はないものとするべきで、先週や先月の状態を引き合いに出して現実をそれに合わせようなどとしても無益ですし、生産的でもありません。慎重に築いてきた年次計画や OKR およびロードマップは一旦、目の前から取り払います。日程表に遅れないようにしようとすると、ストレスと不確実性に囚われてしまいますが、どちらも現状では何の助けになりません。
  2. 私たちの使命にとって最も欠かせない仕事に焦点を当てています。ウェブサイトとしてのウィキペディアには、コミュニティとしてのウィキメディアがあります。格言に「記事を読みに来たら、人々のためにとどまる」と言うとおり、本心では直接会いたいし未来を共に切り拓きたいのですが、今は目の前にあるすべての交流の場を閉鎖することが先決問題です。WHOがこの世界的大流行の終結宣言をするまで、私たちは直近の対面型の集会をすべて中止しました。苦痛なくては決断できなかったものの、全員の健康がかかっており、また曖昧さを残さず確実なものにするには、不可欠な決断でした。4ヵ月後、ハイデラバードサミットが開催されるかどうか、あるいはビザに必要な書類をどうしようか、今は忘れてください — 目の前の心配事に集中するときです。
  3. 私たちは自分の健康を守ります。財団は遠隔勤務体制を長く続けており、職員の7割はサンフランシスコ本社以外に勤務の本拠を置いています。カリフォルニアのコミュニティで罹患者が発見された直後から、在宅勤務体制の完全施行を指示しています。ワシントン D.C. の事業所もその翌週から従いました。その時点で目標を設定し、職員のウイルス接触機会を減らし、私たちの職場であり住まいのあるコミュニティにおける健康状態の推移を改善することを目指しました。
  4. 私たちは道を照らします。現在、人々の頭を占めるものは仕事だけではありません。家族、支払い請求書、子育て、休校措置、経済…… 人生で何とかしなければならないことはたくさんあります。いっしょに働く仲間が頭を悩ませる課題を減らしたい、皆が自分自身の状態に注意を払い、健康で過ごせるようにしたいのです。そのため、次の措置を実行します。
    • 契約社員、時給派遣社員全員に契約時間相当の満額支給を保証します。
    • 病欠の申請は求めず、したがって職員は有給休暇 PTO の算出もしくは適用の必要はありません。
    • 実働労働時間を半減する措置を施行中です。

ウィキメディア財団の事務所閉鎖はいつまでですか?

ウィキメディア財団のサンフランシスコとワシントンD.C.の事務所は、少なくとも2020年6月30日まで閉鎖されます。私たちは6月末に決定を検討し、延長するかどうかを決定します。

ウィキメディア財団の出張自粛はいつまで続きますか?

ウィキメディア財団では、2020年6月1日まで出張をすべて取りやめていました。

2021年11月30日、旅行と集会を再開できることが財団から発表されました。スタッフ、理事会メンバー、ボランティアの全員は、COVID-19 Travel & Expense Policyに従うことが期待されます。

注釈