相反するウィキペディア哲学

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派閥主義
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本質主義
漸進主義
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統合主義
分割主義
正確さ水準
到達主義
即座主義
その他
反超ウィキペディア主義
メディアウィキ主義
新削除主義
超ウィキペディア主義
分散ウィキ主義
ウィキ分離主義
転送主義

ここではウィキペディアにおける衝突の根底とされている、ウィキペディアにおけるさまざまな哲学の考察を紹介します。 これらについて異なる見解を持つ人々はメタ的な衝突に陥っているかもしれません。

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独立記事作成の目安はどの程度厳しくあるべきなのだろうか?

品質が悪い記事を削除するか否かの際に削除主義と包摂主義という言葉が使われるが、到達主義 対 即時主義の節を参考にしてもらいたい。

現段階において便利さや信頼性を重視すべきなのか、それとも後々良い記事を作るために編集の自由度を高めるべきなのか。

急進即時主義

  • 重要なのは、ウィキペディアを現在のように便利で信頼できるオンライン百科事典にすることである。
  • 問題がある編集は即時に巻き戻されるべきだ。
  • 新しく項目を作成する際はサンドボックスでテストすべきだ。

穏健即時主義

  • 項目は存在している時に良い状態でなければならない。
  • 暫定的に投稿している項目は明確に「正しい」とする版が無い限り、議論すべきではない。
  • 拙悪な文章や偏りのある文章は削除されるべきである。しかし、そのような作業をすることは厄介で時間がかかってしまうのである。
  • サンドボックスは主体的な編集の提案に適している。

穏健到達主義

  • 記事を良い状態に保つことに価値があると考えているが、それがウィキの過程における有機的な成長を妨げるほどではない。
  • 項目の削除は修復が不可能な場合もしくは修復が困難と見込んだ場合にのみ行うべきだ。
  • 拙悪な文章や偏った文章は問題ではあるが、その項目が存在しなかった場合は単純に消すべきではない。

急進到達主義

  • 自由で継続的な編集作業は、長期的には記事をより良いものにしていく。
  • 荒らしだけが巻き戻され、編集者は誰でも何かを言いたいと思ったりしたことは尊重されるべきだ。
  • 拙悪で偏った文章は後々修正される。リラックスすることを大切に。

記事評価者

高い評価を受けた記事(例:秀逸な記事や良質な記事)は、低い評価を受けた記事よりも即時性を持って扱われるべきである。

現状主義 対 革新主義

急進現状主義

  • 議論の余地がある項目を変更する際は、正当な理由がなければいけない。
  • 議論を呼ぶような項目の削除は事実確認や議論を待たずに正当性が認められ合意に達するまで巻き戻されるべき。
  • 説明責任は変更を行う者にある。但し、巻き戻すのでなければの話になる。

穏健現状主義

  • ある程度の期間が経過した記事の状態が指標になる。
  • 議論を呼ぶような内容を追加した編集は、トークで正当性が認められるまで巻き戻されるべき。

穏健革新主義

  • 本当に問題がない限り巻き戻すべきではない。
  • 拙悪な文章は問題では無く、後々修正してくれる。
  • 議論の余地があり、巻き戻すべき編集は編集者が対応できるようにトーク上で説明を行うべき。

急進革新主義

  • 編集は荒らしでない限り、巻き戻すべき。
  • 拙悪な文章、偏った文章、疑わしい情報は問題では無く、後々編集者が修正してくれる。
  • 到達主義に似ていますね。

共同体主義 対 百科辞典主義

共同体主義

  • ウィキペディアは、参加したいと思っている新規参入者にとって、歓迎すべき場所にしなければならない。
  • 他人に迷惑だと思われる行為は、たとえそれを避けるために一時的に内容に悪影響が出たとしても、避けるべき。
  • 個人的な攻撃は許されるべきでは無い。
  • 共同体とは、共に生きる方法を見つけることであり、同質性を求めるものではない。

百科辞典主義

  • ウィキペディアの唯一の目的は、百科事典を作ることであり、編集者同志の交流は副産物であり、この目的を損なうべきではない。
  • 人に敬意を払い、初心者に親切にすることは、貢献や意見の多様性を促し、集団思考を避けるという意味で望ましい。
  • 個人的な攻撃は必ずしも大したことではないと考えている。些細な事は無視して、目的を果たせばいい。
  • 誰かがあなたの編集したものを巻き戻した場合、それは善意であり敬意を払うべきだ。

著者主義 対 共有主義

著者主義

  • 項目や節には、項目を書いた有名な「著者」がいることが多い。
  • 原著者は、それがどのように構成されてどのように流れていくべきかについて、他の人よりも影響力を持っている。
  • 著者以外による大きな変更には正当な理由が必要だが、原著者には自分の文章を再構成する権利がある。
  • 項目に変更を加える前に、著者に「当初の意図」を尋ねる必要がある場合がある。

共有主義

  • 項目には著者がおらず、 一人の人が記事を投稿することもありますが、それぞれの項目はコミュニティの努力の賜物である。
  • 一度投稿された記事のテキストは、著者には将来の編集に対して特別な権限はない。
  • 本文とノートに書かれていること以外に、「オリジナルの意図」はない。

管理主義 対 更正主義 対 便宜主義

管理主義

  • 荒らしなどの問題ユーザーは追放して終わり。
  • かつての荒らしが、再び投稿を許されるためには、多くのことを証明しなければならない。
  • 荒らしを過剰に攻撃するな。

更正主義

  • 全ての編集者は例え、荒らしであっても潜在的な貢献者である。
  • 荒らしを更生させるためには、あらゆる機会を与えるべきである。
  • 疑わしきは罰せず
  • 荒らしに対抗する労力はトラブルを解決するより高くつく。

便宜主義

  • 「荒らし」と「問題ユーザー」は、派閥的に定義された用語であり、別の人の観点の押し売りだ。
  • ウィキペディアがますます影響力を持つようになると、常に政治的な論争が繰り返されることが予想される。これは、ウィキペディアの中立性の主張を損なうことなく避けることはできない。
  • 政治的美徳をを利用して対立する利用者を巻き込み、その基準で行動を評価する。対立する派閥が協力できる荒らしを見つけるようにしよう。荒らしには優しい。

ウィキ平和主義

  • 編集合戦は有害なものと看做されます。編集合戦は稚戯めいていて無意味です。
  • 編集合戦はページの履歴を汚し、最近の更新を氾濫させ、他の利用者を混乱させます。
  • どのような編集がそのページに適しているかは、他の利用者によって判断される。

非有害視思考

  • ウィキペディアはアイディアの戦場であり、編集合戦は編集作業の一部である。
  • 今も昔も戦争の被害は最小限であり、大きく誇張されているのである。
  • 攻撃を与える編集を何度もやり直すことは適切なことです。

管理職

管理職は「重要ではない」

  • ウィキペディアの文化に最低限の親しみを持つ優良なユーザーは、全員管理者になるべきだ。

管理職は重要な任務である

  • 管理者はウィキペディアの目に見える顔だ。最も優秀なウィキペディアンのみが管理者になるべきであり、最高の基準に従わなければならない。

管理職は掃除屋:管理職は単なる仕事の一つ

  • 管理者がしなければならない仕事の大半は、経験や倫理基準を反映したものではない。管理者に特別な基準を期待することは、特権の悪用を除いて、管理者の役割を誤解していることになる。

中立性

基礎技法

  • すべてのウィキペディア編集において、常にNPOVから書く習慣を身につけることは、決して難しいことではない。
  • NPOVの編集は、他の編集目標と実質的に対立することはなく、決して妥協すべきではない。
  • 関連する事実がすべて揃っていれば、POVかどうかを見分けることは難しくない。

韜晦の美徳

  • 争点のある文章に対してNPOV文章を作成することは、内省的で自分に正直であることが求められる非常に難しいことだ。
  • NPOVの立場で書くことは、文章の包括性、簡潔性、新鮮さと根本的に対立することがあり、大きな価値はあるものの他の編集上の利益を促進するためには犠牲にするのが最善であることもある。
  • 事実はPOVからしか把握できず、誰もが自分の偏見に対して盲点を持っている。

不可能な絶対規則

  • NPOVとは全知全能である。誰もそれを持っていない。
  • ウィキペディアの包括的な全体像は、より多くの事実情報を含んだ包括的なものになればなるほど、中立的な視点に近づくと言える。単一の書き込みは、対象の制限を前提にして初めて中立的な視点を持っていると言える(しかし、これは中立的な行為ではありません)。
  • ウィキペディアで使われている「NPOV」は、「中立的な視点」という意味ではない。というのも権威的な発言を避け、高度に文脈に沿った(特に時間的に)文章を書く特定のスタイルの略語であるからだ。「NPOV」の文章は、往々にして熟成度が低い。

派閥

例えばアイディアの戦場のような紛争を前提としたウィキの見方は、明示的な知識のほとんどが2人称観点と妥協に対処する必要性から生じることを強調している。

この考え方の認識論は仏教の言語観とよく似ており「言葉は対立の指標に過ぎず、対立がなければ言葉を発する必要はない」というもの。

代表的な民主主義の先進国に住む人々は権力構造が透明で定期的に監査され、(最も関連性の高い)政党で目に見える形で結ばれた人々で構成され、たとえ個人の責任が不可能であっても行動に対して集団で責任を取ることを期待している。

それはさておき、多くの人は百科事典の仕事に政治は関係ないと信じたいし、編集プロセスは派閥を必要としないほど完璧な官僚制であると信じている。このような考え方は、民主主義国でも増えてきた最高裁判所や文書化された憲法を持つ国に多いのではないだろうか。

派閥主義

  • 気の合う仲間が自然とグループを作り、それを阻害しようとするのはくだらないことでたとえ皆が一つの「共同体」の一員だと思っていても、2人称観点は避けられない。
  • グループ間の対立は、生産的な変化や新しいアイデアを生み出すことがあり、そのためのルールを設けることで抑圧主義を防ぐことができる。
  • 例えば、マルクス主義の経済学者や選挙に出馬するイスラム主義の政治家など、特定のグループの見解に関する特定の主張を評価するための専門知識は通常、それらのグループに存在するため、派閥がその派閥に関連する見解を検討するためには、何らかの形の集団的な信任制度が必要となる。
  • 与党や権力構造は多くの明確な派閥の一つに過ぎず、その行動や立場が他の派閥が取ったり主張したりしたものと比較できるならば、それはシステム全体の透明性と信頼性を助けることになる。代表的な民主主義はその最たるもので、与党は他の政党と同様に明確な反対者や批判者を持つ。

準派閥主義

  • ウィキペディアは人間のあらゆる知識を集めたものであるため、全員の意見が重要である。派閥は単なる社会集団であり、一人の人間がどれだけの権限を持っているかということには何の意味もない。
  • 派閥への参加は、ただ……楽しむために行うものです。Macが好きな人は、こちらに参加してください。Windowsが好きな方はこちらに参加してください。Linuxが好きな人は、こちらに参加してください。すべてのウィキペディアンが派閥に参加することで、何か生産的なことが起こるかもしれない。例えば、編集合戦が起こらない限り、Mac派はNPOVではない新しいMacのページを作ることができ、Windows派はそれをNPOVに修正することができます。Mac派は誰もが意見を持っていることを尊重し、他の派閥が行った変更をMacの記事に残しておく。 もし、本当に意見の相違が生じた場合、対立でない限り健全な議論が役立つかもしれない。争いはウィキペディアの全体的な健全性にとって良くないので、避けるべきだ。すべてのウィキペディアンは自分の意見を持っており、これは尊重されるべきだ。これが最終的には、情報がどちらかに偏ることなくウィキペディアがすべての人間の知識の真の集合体となり、全員が記事の編集や修正に参加することにつながるのである。

反派閥主義

  • アイデアは「内」や「外」ではなく、「近く」や「遠く」にある。
  • 派閥は集団思考に陥りやすく、「負けた」派閥の弾圧主義につながる。
  • 派閥間の争いは不必要であり、逆効果であることが多い。
  • 支配者集団の活動はプロセスの中立的な管理に限定することができ、彼らが持っているかもしれないシステムバイアスを新しい支配者をリクルートすることで内部的に処理することができる。

慎重主義 対 手続主義

慎重主義

  • 慎重主義は編集の質の低さに警鐘を鳴らすため、最終的にはウィキペディアの全体的な質を向上させることになる。

手続主義

  • 秩序を維持するための重要なプロセスが破壊される。
  • 苦情はたとえ埋もれたとしても、正規的な手続きで送るべきだ。

文書参照

文章参照とは、あるページから別のページへテンプレートを介してコンテンツを直接挿入することで元のページが変更された場合、トランスクルージョンのあるページが更新されるようにすることである。

文書参照主義

  • 重複している項目は統合を促進するために、トランスクルードするべきだ。
  • トランスクルードは編集者の労力を必要とせず、項目の更新を容易にすることができる。

反文書参照主義

  • 悪いコーディングや不完全な文書のあるトランスクルージョンは、ウィキテキストの複雑さをわずかに増加させる。
  • 必要とされるパラメータのないテンプレートの転入は、ページの理想的な状態がわずかに異なるだけの小さな調整を妨げることになる。

関連項目

外部リンク