Jump to content

戦略/ウィキメディア運動/2017/ツールキット/議論ガイド/ビデオまたは電話で

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Strategy/Wikimedia movement/2017/Toolkit/Discussion guide/Teleconference and the translation is 100% complete.

このページでは運動戦略について、ビデオもしくは電話を使った議論の主催方法を説明します。

The following discussion is closed.

Cycle 1 of the discussion is now closed for analysis and sense-making, and the toolkit information may change for Cycle 2. Please join us soon for the next cycle of discussions. Updates in progress

“バーチャル”な会議 ビデオもしくは電話を使う議論 (サイクル1)

議論しやすい人数

参加者は会議1回ごとに最大6-7人まで。1人は司会をお願いして、もう1人には書記係をお願いします。 (この2人は議論に参加しない)

議題に目を通す

議論を1時間半として、参加者がすることは次のとおりです :

  • Strategy Briefを読んで、グループの目的と関係のあるキーポイントを議題にして議論する
  • 実現しようとしている構想とは
  • どんな方法で私たちのビジョンに到達するかアイデアを出しあう
  • 議題の内容を話し合って決める (議題ひとつに文章ひとつ)

詳細な議題

議題として推奨するものは以下のとおりです。対話をこれとは異なるやり方ですることもできますが、それ用にデザインしたものですので参考になさってみてください。

役立つヒント:

  • 議論の前に、司会役 (議論をリードして時間を配分) と記録係を決めます。
  • ノートのページを作って、グループの参加者が必要なときに会話の途中で書きこんでもらいます。
  • 会議の前に strategy brief を必ず読んでもらわないと困ると言ってください。読んだらキーとなることを思いつくはずです。
  • ビデオチャットができるツール、たとえばgoogleハングアウトを利用してください。参加者がお互いの顔を見ながら議論ができるからです。
時間配分 活動
会議を開く前 メールで招待する:
  • 議題、会議の目的を伝える
  • Strategy Briefを送る 
  • 「友好的な空間を求める」ルールを確認してもらう
  • 会議に参加する人々を知らせる
10分 開会
  • あいさつ (名前、ウィキメディア運動の参加年数)
    • 役割を決める: 司会と書記係
  • 友好的な空間を求めるポリシーを全員で確かめあう (お互いを尊重して気配りする)
  • この会議の目的の確認 : 私たちは一緒に運動全体の方針を話し合い、主なテーマを書き出してそれぞれの説明を考える
20分 2030年の世界 - 私たちの運動の未来像は?
  • 15分: 戦略の説明のスライド30枚を解説 - できれば当日までに読んでおくように参加者に伝える。
  • 5分: 参加者が思いついた新しいアイデアを聞く (この部分は短く)
10分 構想 vision を共有して広げる: 誰でも自由に世界中の知識にアクセスできる世界とはどんな世界か
  • 3-5 分 : 全員だまって、これら二つの課題に対する自分の考えを短く書く
    • そういう状態とは具体的に言うと?
    • この理想に近づこうとするとき、解決が難しい問題は何か?
  • 5分: グループで意見を交換 (全員で)
30分 理想を達成する - その1 (アイデアを出す)
  • 全員に次のヒントを見てもらう; 画面で見せる
    • ヒント: 今後15年間に一緒に築き上げたい、成し遂げたいものとは?
      • グループでこのヒントが理解されなければ、ほかにヒントになりそうな考え方とは:
        • 今後15年間に私たちの作業を導くものとは?世界にどんな影響を与えたり、どう変化させたりしたいか?
        • 私たちがなしとげようとする最も重要なことはなにか?
        • これからの15年間、私たちは運動として何に統率され触発されるだろうか?
        • 私たちの進歩を加速するものはなにか?
        • 私たちはどんな評価を受けるだろうか?
  • 5分: 全員だまって、これら二つの課題に対する自分の考えを短く書く
  • 17分:グループで意見を交換
  • 8分: 共通するスレッドは何か話し合う
15分 理想を達成する - その2 (テーマの声明)
  • 10分:
    • 先ほど話し合った共通のスレッドを、参加者1人にひとつずつ割り当てる。参加者はテーマの声明を共有のノートに書きこむ。そのテーマにぴったりなキーワードを1-3個加えてもらう。全員、ひとつずつテーマを担当すること。例を見てもらう。
      • 例 1:
        • テーマの声明: 教育機関へのアクセスを作って知識を広げるといい。
        • キーワード: 教育、アクセス
      • 例 2:
        • 声明: 2030年まで続けて成功するには、新しい種類の知識の空間を探し求め、改革を取り入れるとよい。
        • キーワード: 改革、知識
      • 例 3:
        • 声明: ウィキメディアは、商業的関心や政治的なテーマに左右されない知識と事実の純粋さに賛成し、情報と情報源のバランスが取れた知識の文化を促す。
        • キーワード: 独立性、検証可能性と事実関係を重んじる
  • 5 分: 参加者ひとりずつ、自分の声明を読んでもらってから、チャットボックスに記入 (可能な場合)
5分 閉会
  • 司会者が今後のサイクルの内容を説明、引き続き会議に参加できる方法を紹介。
    • 進行図をシェア
    • プロジェクト・ウィキにメモを投稿する人を決めて発表
  • お疲れさまでした!

ビデオまたは電話のワークショップの役割分担

考えておくとよい役割

有意義で成果を得る議論にするには、ボランティアにそれぞれの役割を引き受けてくれるように頼むとよいでしょう。役割分担によって参加者がすべて議論の目的に集中でき、また友好な空間を求める決まりを守ることができます。もしあなたが議論の調整者である場合は司会や書記係を引き受けてもいいですし、参加者の中から指名してもよいでしょう。

進行管理者

  • 会議の前に : 参加者と話し合ってお勧めの参考資料、議論の目的と議題ををシェア
  • 会合で :
    • 参加者を歓迎するあいさつ
    • ボランティアを募集して役割をお願いする
    • 参加してくれたことにお礼を言う
  • 閉会後 :
    • 要約と話し合いのメモを必ず公表する

司会

  • 議論の場所作り:
    • ボランティアに役割を分担してもらう
    • 全員に「友好的な空間を求める」という団体のポリシーを確認しあう。あるいはシェアしてもらう : Friendly space policy
    • 「駐車場」の考え方を確認しあう - 主題と関係のないアイデアが出てきたときは書きとめておき、後でふりかえり議題にする
  • 議論の準備をする :
    • 議題を確かめあう
    • 議論の目的の確認
    • あらかじめ用意しておいた資料などがあればシェアする
  • 司会は全員が発言できるように、また時間をうまく配分する
  • 中立の立場を保って、参加者同士、お互いの意見を聞くようにリード
    • 意見がかたよらないように配慮
      • 議論の流れ、参加者と自分自身を信頼する
      • 期待を持って最低のルールを決めてそれを全員で守る
      • 耳で聞きながら目も使う
      • 反応はタイミングよく—あいづちをうったり発言したり聞いたりする
      • 話をまとめすぎたり先回りして結論を言わない
      • 議論の流れや参加者の雰囲気に合わせ、「シンキング・タイム」を作る
      • 参加者同士で「もめる」ことも誰も発言しない時があってもあわてない
      • 信頼できる、自分の基準で独断しない態度で意見を受け入れる
      • 中立で公平に - 「すごくいいと思います」「そのとおり」「賛成です」など誰かの味方をするような、あるいは逆に否定するような言葉はなるべく言わない
      • 話の方向をつかんで細部に目を配ると同時に、話が議題からそれないように気をつける
      • 自分が関心を持ったことにこだわらないで、議題にそって話を進めた参加者に感謝の気持ちを伝える
    • ふつうは司会は議論に加わらない。自分のアイデアを発言したいときは、司会の立場ではなく個人的な意見を述べるとはっきり言う
  • 全員に「友好的な空間を求める」という団体のポリシーを覚えたり思い出したりしてもらう
    • 会議で重要な決まり :
      • 嫌がらせはしない
      • ブレーンストーミングの会合でありだれでも発言できるし無視されない
      • だめなアイデアというものはない
      • 参加者には全員、意見 (と順番) があり、ふたつ以上アイデアを出してもよい
      • アイデアはひとつずつ出す
      • アイデアを出さない人も聞き役にまわり、話している人に敬意を示す
      • 議論への参加は自由意志であり、もしアイデアを出したくなければ黙っている権利もある
  • 話し合うべき議題をはっきりさせ、結論を出す責任は参加者にあると自覚してもらう
  • 議論が終わってキーポイントをまとめるときはグループを助ける

書記係

  • 重要なアイデアを書きとめ、アイデアがぶれないように参加者の発言をそのまま書きとめる
  • オンラインの共有ファイルまたはウィキページを使って書きこむ
  • 取り組む課題を書き加え、それぞれの課題はだれの責任か書きそえる
  • この記録は参加者がだれでも読んでいいことを忘れない
  • [TBD: advice about note privacy for virtual workshops]

参加者

  • アイデアを出して、発想を膨らませましょう!