信頼と安全

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評価と報告:

Phabricator のプロジェクト;信頼と安全

有事の際のリスクを軽減し、オンライン上およびオフライン上のコミュニティの包括的な安全性を確保するために、信頼と安全T&S)、旧称Community AdvocacyまたはCASuSa[1]は利用者を守る施策を想定し、構築し、必要に応じて人員を配置します。つまり、法務、製品、技術、調査、学習と評価の各部門を統合する戦略を計画し、改良し、実行します。信頼と安全チームは法務コミュニティ関与セクションの一員です。我々は包括的で思いやりと信頼性がある「信頼と安全」のサービスを、財団およびが支援するボランティアコミュニティ・提携団体に提供することを目指していますが、実際のところ、「火消し」にも多くの時間を費やしています。当チームの詳細は概要をご参照ください。

私たちの目的

「信頼と安全」チームは、3分野にまたがる約11のワークフローに則って、職員、一般人、およびコミュニティのボランティアをサポートしています。このチームは、「ポリシー」と「オペレーション」の2チームから成り立ちます。詳細はプログラムとプロセスを参照してください。

信頼と安全

ウィキメディア財団は、ウィキ上での交流を取りまとめるための地域コミュニティやグローバルコミュニティの取り組みを尊重します。しかし時には、ユーザーや投稿者、そして一般市民の安全と品位を守るために、我々が介入しなくてはならないこともあります。我々はいくらかの作業領域を通じて、プロジェクトにおける健全な環境を維持します。数ある方策の中で我々は、自殺予告、暴力の脅し、児童ポルノなどを含む、ウィキメディアプロジェクトにおける主要な安全問題について報告を受け、対処しています。また我々は、各種プロジェクトや、財団が出資・支援するイベントから 利用者を追放することに関する方針を持っていますし、ユーザーのプライバシーや自由に関する懸念についても、必ずしも追放のレベルにまでは達しなくても、他の財団チームと協力して取り組みます。

コミュニティの自治を尊重する財団の理念に則り、コミュニティを通じて報告されるコミュニティおよびコミュニティメンバーに関する一般的な問題に、「信頼と安全」のチームは関与しません。また、「信頼と安全」のチームは、コミュニティのポリシーおよび決定のアピールの場ではありません。我々は困っているコミュニティメンバーを支援できれば幸いですが、その「支援」とはしばしば、問題を解決するための適切なコミュニティの場を見つけることを手助けすることとなります。

財団へのリクエストを査定する際のフローチャート

通常のワークフローは以下の内容を含みます

  • 評価と報告:
    • 信頼安全チームに対する一般的なお問い合わせと不正行為 abuse の通報先は右の通りです。事務的行動の方針に準拠しca(_AT_)wikimedia.orgで受け付けます。
    • 身体の傷害あるいは自殺の恐れの通報先は右の通りです。緊急事態のプロトコルに準拠しemergency(_AT_)wikimedia.orgで受け付けます。
    • 児童ポルノなどを含む児童問題に関する査定の申請先は右の通りです。法律報告書に準拠してlegal-reports@wikimedia.orgで受け付けます。
  • グローバルブロックおよびイベントへのブロック: 要求、質問、調査、管理を行う(グローバルブロックリスト も参照のこと)
  • AffComのサポート: 信頼と安全性の問題について、提携団体委員会 を適切に支援する
  • コミュニティの人物を特定し連絡する権利: 非公開の個人情報に関する通知ボードをご参照ください
  • データベース管理: 委任のもと、適切なやり方で記録を保管する
  • 信頼安全偽情報(訳注:対策 ):信頼安全偽情報チーム※1の焦点はコミュニティがウィキメディア財団のプラットフォームにおける偽情報を識別し抑制することを支えます。当チームは長期にわたるコミュニティの懸念としてクロアチア語版ウィキペディアの偽情報問題の評価を支援し、またVP 事案調査※2を受け、2020年アメリカ合衆国大統領選挙に先立ち英語版ウィキペディアの役務者と緊密に協働しました。

.(※:1=Trust and Safety Disinformation (team)。2=the VP incident study。)

コミュニティを直接サポート

チームはProductおよび法務部門の他の部分と緊密に連携して、嫌がらせ行為対策プログラムAnti-Harassment Programを率いています。

その他の日常業務の一環に含むものは以下の通りです。

内部サポート

財団職員、理事会、委員会に対して指導や助言を行います。日常的に職員をサポート、コミュニティ関連やコンテンツ関連の懸案事項としてDMCA 執行及び通知要件、必要に応じて捜査令状や法的に有効な召喚状に対応します。職能上、必要となる高度な利用者権限の申請に対応しニーズ評価とスチュワードとの調整を行います。

日常業務は以下を含みます。

事務局行動のワークフロー

フローチャート:ウィキメディア関連の事件を通報する方法の詳細
詳細はこちら: 事務局行動

ウィキメディア財団における信頼安全部門の責務の一端に事務局行動の実行があります。事例は稀であり、「使用規約」に準拠し、最終手段として実施するものとします。事務局行動の対象は プライバシーの侵害児童の保護著作権違反、繰り返される嫌がらせ行為その他、「使用規約」に違反しコミュニティの決定による手続きでは措置できないものとします。

事務局行動にいたる過程はそれに関与する言動や周辺事情に依拠して一様ではありません。一般的な適用において最も厳しい措置とはウェブサイト群の利用者を対象とし、典型はグローバルもしくはイベント単位の禁止を課します。これら事務局行動は信頼安全専門家による利用者行動調査の結果であり、右記の流れ図に示した厳格な審査課程を経るものとします。

その他の事務局行動として不法な素材の削除を含むことができます。これは特にアメリカ合衆国の法規に照らし未成年の配慮すべき画像により成り立ちます。信頼安全部門はさらにウィキメディア財団の DMCA 方針を満たすため削除を実施し、そのアーカイブを財団のウィキにおいて管理するものとします。

反論があるとき

2020年9月、事例判定委員会 Case review committee を設置し直接の当事者であるコミュニティの成員からコミュニティの委員会に対して信頼安全部門による言動調査結果の審査を要望できるようになりました。この委員会は事例の直接の当事者(委託者もしくは承認を受けた者)から請願を受けた特定の事務局行動について審査する能力を備えます。詳細は、事務局行動#請願 Office actions#Appeals をご参照ください。これは2021年のユニバーサルな行動規範の協議において常設の手続きが策定されるまでの暫定的措置とします。

参照