信頼と安全

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 信頼と安全 リソース プログラムとプロセス 

評価と報告:

Phabricator のプロジェクト;信頼と安全

信頼・安全チーム (通称T&S)、旧称Community AdvocacyCAまたはSuSa[1]はコミュニティの安全性を確保するプロセスを特定して構築し – 必要に応じて – 支援します。さらに当信頼・安全チームはオンラインおよびオフラインのコミュニティに対するリスクを積極的に軽減して安全性を促すことを目指して、法律、製品、エンジニアリング、研究、学習と評価の各部門を統合する戦略を設計し開発して実行します。 当信頼・安全チームは法務コミュニティ関与部門の一員です。私たちは財団およびが支援するボランティアコミュニティ・提携団体に向け、包括的で思いやりと信頼性がある「信頼と安全」のサービス提供を目標とします。私たちの業務の多くは予防的な取り組みを趣旨としており、実際にはほとんどの時間を苦しんでいるコミュニティの参加者の対応に費やしています。当チームの依拠する論理の詳細は、概要をご参照ください。

私たちの目的

「信頼と安全」チームは、3分野にまたがるおよそ13のワークフローに則ってコミュニティのボランティア、職員および一般人をサポートしています。当チーム配下に「方針」※1と「実務」※2、「偽情報」※3の3つの下位チームを置きます。詳細はプログラムとプロセスを参照してください。(※:1=Policy。2=Operations。3=Disinformation。)

信頼と安全

ユニバーサル行動規範施行ガイドラインの定義にあるとおり、ウィキメディア財団はオンウィキの交流を取りまとめるローカルおよびグローバルのコミュニティの取り組みを尊重します。時に応じて介入し、投稿者、プラットフォーム、一般市民の安全と品位を守らなければならないこともあります。私たちのプロジェクト群における健全な環境維持のため、私たちは複数の業務領域を担当します。

数ある方策の中で、私たちはウィキメディアのプロジェクト群における主要な安全問題の報告を受けて対処しており、それには自殺予告、暴力の脅し、児童ポルノなどを含みます。また各種プロジェクトならびに財団が出資・支援するイベントから ウィキメディア財団による利用者のグローバル追放に関する方針群を掲げ、利用者の個人情報保護や自由に関する懸念には財団の他チームと協力して取り組み、必ずしも追放のレベル達しない場合を含みます。

コミュニティの自治を尊重する財団の理念に則り、コミュニティを通じて報告されるコミュニティおよびコミュニティメンバーに関する一般的な問題に、「信頼と安全」のチームは関与しません。また、「信頼と安全」のチームは、コミュニティのポリシーおよび決定のアピールの場ではありません。我々は困っているコミュニティメンバーを支援できれば幸いですが、その「支援」とはしばしば、懸念に対処するための適切なコミュニティの場を見つけることを手助けすることとなります。

財団へのリクエストを査定する際のフローチャート

通常のワークフローは以下の内容を含みます

  • 評価と報告:
    • 信頼と安全チームに対する一般的なお問い合わせと不正行為の通報先は右の通りです:事務的行動の方針に準拠しca(_AT_)wikimedia.orgで受け付けます。
    • 身体の傷害あるいは自殺の恐れの通報先は右の通りです。緊急事態のプロトコルに準拠しemergency(_AT_)wikimedia.orgで受け付けます。
    • 児童ポルノなどを含む児童問題に関する査定の申請先は右の通りです。法律報告書に準拠してlegal-reports@wikimedia.orgで受け付けます。
  • グローバルブロックおよびイベントへのブロック: 要求、質問、調査、管理を行う。(信頼と安全によるグローバルブロックリストも参照のこと。)
  • AffComのサポート: 信頼と安全性の問題について、提携団体委員会 を適切に支援する
  • コミュニティの人物を特定し連絡する権利: 非公開の個人情報に関する通知ボードをご参照ください
  • 信頼と安全データベース管理: 委任のもと、適切なやり方で記録を保管する
  • 信頼と安全偽情報(訳注:対策 ):信頼と安全偽情報チーム※1の焦点は、コミュニティが偽情報帰属モデル※2に準拠して情報を識別し、ウィキメディア財団のプラットフォームにおける偽情報の展開抑制を支えることです。当チームは長期にわたるコミュニティの懸念としてクロアチア語版ウィキペディアの偽情報問題の評価を支援し、またVP 事案調査※3を受け、2020年アメリカ合衆国大統領選挙に先立ち英語版ウィキペディアの役務者と緊密に協働しました。(※:1=Trust and Safety Disinformation (team)。2=Disinformation Attribution model。3=the VP incident study。)

コミュニティを直接サポート

チームは製品部門および法務部門の他の担当と緊密に連携して、一定の信頼醸成措置を率います。(※=trust engineering iniatives。)

その他の日常業務の一環に含むものは以下の通りです。

内部サポート

財団職員、理事会、委員会に対して指導や助言を行います。日常的に職員をサポート、コミュニティ関連やコンテンツ関連の懸案事項としてDMCA 執行及び通知要件、必要に応じて捜査令状や法的に有効な召喚状に対応します。職能上、必要となる高度な利用者権限の申請に対応しニーズ評価とスチュワードとの調整を行います。

日常業務は以下を含みます。

  • 役員のサポート業務:事務長、事務局、ジミー・ウェールズ。
  • 連絡員としての業務:ウィキ間オンブズ委員行動規範委員会及びその他の財団チームをサポート。
  • 職員のサポート業務:職員向けの高度な優先権と利用者権限。
  • 法務のサポート: DMCA(デジタルミレニアム著作権法)執行と通知要件、捜査令状、召喚状 の法令遵守

事務局行動のワークフロー

フローチャート:ウィキメディア関連の事件を通報する方法の詳細
詳細はこちら: 事務局行動

ウィキメディア財団における信頼安全部門の責務の一端に事務局行動の実現があります。事例は稀であり「使用規約」に準拠し、通常は最終手段として実施するものとします。事務局行動の対象は個人情報の侵害児童の保護著作権違反、繰り返される嫌がらせ行為その他、「使用規約」に違反しコミュニティの決定による手続きでは措置できないものとします。

事務局行動にいたる過程はそれに関与する言動や周辺事情に依拠して一様ではありません。一般的な適用において最も厳しい措置とはウェブサイト群の利用者を対象とし、典型はグローバルもしくはイベント単位の禁止を課します。これら事務局行動は信頼・安全専門家による利用者行動調査の結果であり、右記の流れ図に示した厳格な審査課程を経るものとします。

その他の事務局行動として不法な素材の削除を含むことができます。これは特にアメリカ合衆国の法規に照らし未成年の配慮すべき画像により成り立ちます。信頼・安全部門はさらにウィキメディア財団の DMCA 方針を満たすため削除を実施し、そのアーカイブを財団のウィキにおいて管理するものとします。

反論があるとき

事例判定委員会 Case review committee は、直接の当事者であるコミュニティの成員が、コミュニティの委員会に対して信頼と安全部門による言動調査結果の審査を要望することを可能にします。この委員会は事例の直接の当事者(委託者もしくは承認を受けた者)から請願を受けた特定の事務局行動について審査する能力を備えます。詳細は、事務局行動#請願 Office actions#Appeals をご参照ください。

参照

  1. Support and Safety(サポートと安全)