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WMDE Technical Wishes/Sub-referencing/ja

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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補参照
Status進行中
Origin技術要望調査201320152022その他
Focus area参考文献の再利用をより簡単にすること
Phabricatorプロジェクトボード
Responsible技術要望チーム

ご意見をお寄せください。

試作版のテストを継続して更新していきますので、ご協力ください。試用できる新機能を知るには、このページをウォッチするか、こちらの一斉送信メッセージの名簿に利用者名を追加してください。
テストとフィードバックについてもっと詳しく読む

現在のところ、記事内で同じ参考文献の異なる箇所を引用したい場合に参照を再利用する方法は簡単ではありません。コミュニティの皆さんから繰り返し要望があったのは、既存の出典方法に基づきウィキ文とビジュアル編集機能の両方で使える方法、メディアウィキ式にテンプレートに依存しなくても動作する対策でした。» この問題についてもっと知る

重点分野「参考文献の再利用をより簡単にすること」の一環として、Wikimedia Deutschland(ウィキメディア・ドイツ協会)の技術要望チームは、補参照を導入します – 既に利用済みの出典から異なる箇所を引用する場合に、典拠を複製することなく簡単に参照できるオプション機能です。

ドイツ語版ウィキペディアには2025年9月時点で導入。当チームの計画では補参照は2025年、2026年にかけてウィキメディアのウィキ類に導入しようとしています。

補参照のまとめ

ある情報源を何回も引用する際、引用したい箇所が異なる場合には、主参照と補参照が必要です。

  • 主参照(main reference)には、引用文献の主要な書誌情報を含みます。下の画面キャプチャで主参照とは、参考文献欄の「1. E. Miller ……」です。
  • 補参照(sub-reference)とは追加情報として、例えばページ番号や章の題名、節や引用句、動画のタイムスタンプなどを定義します。添付のスクリーンショットでは(訳注:脚注番号の)「1.1」と「1.2」にそれぞれ固有のページ番号が続き、2件の個別の補参照を表します。
副参照 - 例


  • 読者目線で見ると、参考文献節にはすべての補参照が、それぞれの対応する主参照の下にまとめて表示されます。これにより、ある単一の出典がその記事内でどれくらい頻繁に引用されているか、より簡単に把握できるようになります。
  • ウィキテキスト(wikitext)で記すと、補参照に別の属性を設けて、個別の補参照の詳細を定義します。その属性をdetails (ディテール=詳細)と呼びます。以下に詳細とサンプルを示しますので参照してください。
  • ビジュアルエディタ形式では補参照に対応するように、既存の引用ダイアログを拡張しているところです。

主な利点

  • 補参照は主に既存の参照方法に基づき動作します。
  • ビジュアル編集機能でもウィキ文でも働く設計を備えています。
  • この解決策はメディアウィキの出典拡張機能に統合の予定で、実現するとウィキメディアのすべてのウィキにおいて、またテンプレートを用いた現状の問題回避策に頼らずに使用可能となります。
  • 補参照は出典プレビューおよびモバイル版の出典ポップアップにおいて適切に表示されます。
  • これは選択肢:他の出典方法も引き続き利用できます。それでも、記事によっては他の利用者が書いた補参照に出くわすかもしれません。
皆さんのご意見をお寄せください。この新しい機能は利用者の作業の流れを妨げないこと、ウィキテキストやテンプレートに関する利用歴や経験知に縛られずに、ウィキテキストとビジュアルエディタ双方の利用者が直感的に使えて動作が快調であることが重要です。それを確実にするため、皆さんのフィードバックを以下のように募集します。

動作の仕組み

ウィキテキスト形式の場合

ウィキ文形式の補参照方式をベータクラスターでテストしてください。

  • この方策は、名前付き参照という既知の概念を採用しています。
  • テンプレートに関する知識は不要です。
  • ウィキテキスト内の、重複して入力されているといってよい、参照内容の無駄な部分を取り除き、よりすっきりとした、冗長でない、読みやすいテキストに整えることができます。

 


 

主参照を定義

副参照の作成の前に、 まず主参照を設けて書誌情報をきちんと揃えます。この参照には必ず name 変数を与えます:

<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>

この主参照の定義はインライン(記事の本文内) でも脚注節でもかまいません。

2)本文参照として使う副参照を作成

主参照が本文中にあるとき、副参照の作成には details 属性を使う方法が2通りあります。

選択肢 1:主参照を調整、詳細を追加する(例、ページ番号)。

<!-- Add the details attribute directly to the <ref> tag -->
<ref name="Miller" details="Page 23.">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>

<!-- As a next step, you can add another sub-reference using the following statement: -->
<ref name="Miller" details="Page 48." />

例:

According to scientists, the Sun is pretty big. In fact, it is very big.<ref name="Miller" details="Page 23.">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref> Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." />

== References ==
<references /> <!-- or {{reflist}} -->

選択肢2:主参照は変更せず、新しい文中に補参照を1点でも2点でも追加する。

<!-- Unchanged main reference (in-line): -->
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>
<!-- New sub-references: -->
<ref name="Miller" details="Page 23." />
<ref name="Miller" details="Page 48." />

例:

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref> In fact, it is very big.<ref name="Miller" details="Page 23." /> Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." />

== References ==
<references /> <!-- or {{reflist}} -->

一覧形式にまとめた出典と対称する補参照類を作成

主参照をタグ <references> で挟んだ、もしくは {{reflist}}(あるいは類似のテンプレート)の中に記したなら、 本文中で定義し直す必要はありません。そうではなく、本番中に以下の構文を使うだけで済みます。

<!-- Add this directly to the chosen location in the article text -->
<ref name="Miller" details="Page 23." />

<!-- The list-defined reference stays unchanged: -->
<references>
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>
</references>

例:

According to scientists, the Sun is pretty big. In fact, it is very big.<ref name="Miller" details="Page 23." /> Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." />

== References ==
<references>
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref>
</references>

既存の補参照を使い回す

補参照は定義を1回済ませると、あとはそれを何箇所でも流用すれば良く、あらためて主参照を定義し直す必要はありません。本文中で次のように出典構文を使い回します。

<ref name="Miller" details="Page 23." />
  • 留意点としてここでいう流用とは、これまでみなさんが慣れていた方法とは異なります。確かにウィキ文では重複が発生するし、その点は同一の補参照が複数あると表示機能(reader)とビジュアル編集の閲覧機能(view)で自動処理されて統合、システム処理したアウトプットには無用な重複を残さない仕組みです。
  • 以下の画面キャプチャでサンプルを示しましたが、同一の補参照を自動で統合する処理(マージ)はまだ進行中です。現状、サンプル中の「23ページ」は出典一覧に重複して2回、示されています。
  • この使い回しの方法は従来の出典の書き方とも整合性があります(本文に書く方法とも一覧方式とも矛盾なし)。
  • ヒント:既存の補参照の文をコピー&ペーストする方法は、シンプルだし今後ともおすすめの取り組み方です。

例 – インライン補参照の再利用:

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref name="Miller" details="Page 23.">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005</ref> In fact, it is very big. Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." /> Don't look directly at the sun!<ref name="Miller" details="Page 23." />
== References ==
<references /> <!-- or {{reflist}} -->

例 – 一覧形式の補参照の再利用:

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref name="Miller" details="Page 23." /> In fact, it is very big. Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." /> Don't look directly at the sun!<ref name="Miller" details="Page 23." />
== References ==
<references>
<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005</ref>
</references>

既存の出典を補参照に変えるには

これから主参照に使いたい出典は、詳細項目のうち掲載ページなどを除去して新しい details="…" 属性に組み込みます。その後、同類の参照を補参照で置き換えます。

例:補参照のないウィキ文表記

According to scientists,<ref name="Miller">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005. Page 23.</ref> the Sun is pretty big.<ref>E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005. Page 30.</ref> In fact, it is very big.<ref>E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005. Page 35.</ref> Take their word for it.<ref>E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005. Page 48.</ref> Don't look directly at the sun!<ref name="Miller" />

== References ==
<references /> <!-- or {{reflist}} -->

例:出典が補参照に変わったときのウィキ文表記

1番目の出典は主参照に (詳細付き)、他の出典は補参照にそれぞれ変えてあります。読者の目で見ると、2番目以降の補参照はどれも自動的に「23頁」を取り込んで表示します。

According to scientists,<ref name="Miller" details="Page 23.">E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005</ref> the Sun is pretty big.<ref name="Miller" details="Page 30." /> In fact, it is very big.<ref name="Miller" details="Page 35." /> Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." /> Don't look directly at the sun!<ref name="Miller" details="Page 23." />

== References ==
<references /> <!-- or {{reflist}} -->

入れ子の補参照

補参照も入れ子の脚注にすることが可能です。入れ子の入れ子もおそらくは円滑に機能すると見込まれますが、特に対応はしていません。

例:{{refn}} を使って補参照を入れ子にする

According to scientists, the Sun is pretty big.<ref name="Miller" details="Page 23.>E. Miller, ''The Sun''. New York: Academic Press, 2005.</ref> In fact, it is very big.{{refn|group="notes"|Some scientists disagree.<ref details="Page 30." name="Miller" />}} Take their word for it.<ref name="Miller" details="Page 48." />.

== Notes ==
<references group="notes" />

== References ==
<references />

留意点


  • 属性 details を用いる際は、必ず参照名を指定してください。参照名を使っておくと、他のユーザーが同じ参照を異なる詳細で使いたいときに、最初に名前を定義する手順を省いて簡単に再利用できるからです。
  • 補参照はページ番号の指定のみに用いるのではありません。他の使用例にも採用できます。編集者の中には、これを使ってポッドキャストのタイムスタンプや URL、詩の一節、引用その他の詳細を記したいと当チームに伝えた人がいます。
  • もし details="…" 内で引用符 " を入れたい場合は(例えば引用部分を文中に加えるなど)記号の &quot; を代用し、あるいはまた詳細を一重引用符で区切ってください。ビジュアルエディタの利用者なら、補参照の詳細入力に​​ " と入力すると、ウィキテキストに自動変換されます。このようにdetails="…" を採用して対応する特殊記号は他に、<> があります。
  • 出典関連のガジェットやスクリプトによっては、新しい補参照の解決策に対応するため更新を求められるかもしれません。
  • 補参照を使うときは、<ref> タグを生成するテンプレートの使用は避けていただきたいのですが、ビジュアルエディタに発生する障害を現段階では解決できない点にご配慮願います。


ビジュアルエディタ組み込み

ビジュアルエディタで補参照を作る方法はベータウィキで試用をお願いします。おそらく今後も重ねて修正したり、パイロットウィキに導入後、さらに進化すると見込まれます。ビジュアルエディタ特有の利点は右のとおり。

  • 同じ出典を流用するが詳細は異なるとき、もう細かい部分をいちいち書き込む必要はありません。
  • 補参照はビジュアル編集機能と完全に互換性があるように設計してあります(テンプレート型の別案と対照的)。

 


 

主参照を定義する

  • 既存の出典ダイアログを 使って主参照を作るには、補参照に示したい書誌情報を書き込み詳細を省く(例=ページ番号)。

補参照を作成する

  • 再利用する出典を選ぶまたは再利用を作成(出典をコピーペーストする、または出典の再利用ダイアログを使う)。
  • すでに再利用された出典なら、参照ポップアップから「詳細を追加する」をクリック。
  • その補参照の細部の事項を入力して「変更を保存」(apply change)をクリックします。

補参照を編集する

  • 記事本文中の脚注マーカーをクリックして補参照を編集するには、2番目の「編集」ボタンを押す。
  • 補参照の細部の事項はここで変更してください。
  • 参考文献リストにある任意の補参照をクリックしても、編集は不可能で – 主な典拠一覧の編集は従来通り、この方法が有効です。

補参照を再利用する

  • 引用ダイアログ内の「再利用」タブを使用して補参照を再利用できます。
  • 代案として、通常の参照と同様に補参照の脚注を選択し、コピー&ペーストで記事の希望の場所にコピーもできます。使い回しもこの方法でできます。

既存の出典を補参照に変えるには

  • 再利用した出典を選ぶ(または補参照の作成) 。
  • 編集ボタンをクリック、補参照に使いたい詳細をコピーし(例=ページ番号)またメインの参照を補参照に置き換えるなら詳細を除去します。

  • 「詳細を追加」(add details)ボタンをクリック。
  • 除去したばかりの詳細を貼り付け(または入力) し、「変更を保存」(apply changes)ボタンをクリック。
  • 他の類似した出典はそれぞれメインの参照に置き換えて、それぞれの詳細を再利用します。

ご注意ください

  • 現在、ビジュアルエディタのユーザーエクスペリエンス(UX)をさらに直感的にしようと、積極的に取り組んでいます。現状で表示される機能はほんの始まりに過ぎず、今後さらに改良を重ねたいものごとには、まだ発想段階として出典の編集ダイアログの改善があります。先行ウィキの第1陣に実装に続き、複数の試作版をめぐり、フィードバックの投稿をお願いしたいと考えています。
  • すでに使用した参照名の自動生成に伴うビジュアルエディタの既知の挙動は、補参照についても発生します。これら問題の解決は当プロジェクトの範囲外です。
  • 現状、補参照を再利用すると脚注一覧には「重複」であると示します。この機能を解決したら、ビジュアルエディタ側で重複を自動で統合し、読者が見る表示にも反映されます。

利用者テストであまり直感的ではないと示されたため、パイロットウィキ展開では出典ダイアログの「再利用」タブから補参照作成のオプションを削除することにしました。 パイロットウィキの展開後、追加のフィードバックを収集し、後の反復でオプションを再度追加する必要があるかどうか(追加した場合、どのように改善できるか)確認します。


 試作版を使ってみる

正しい開発のためには、皆さんからフィードバックを得なければなりまさん。フィードバックまたは質問の投稿は、このプロジェクトのトークページでお待ちしており、あるいはまた利用者調査者との直接の面談の申し入れはいつでもどうぞ。試用版はベータウィキにあります。

ベータ版ウィキで試す フィードバックする 打ち合わせの予約

ベータ版ウィキは正規のウィキとは少し違ったものですので、ご注意ください
  • 見た目の違い(例えば、好みのスキンを使えないなど)
  • 一部まだテスト中の新機能の試供
  • 一部のテストページとテンプレートのみを含み、ウィキのコンテンツ全体を含まず、使い慣れたテンプレート、モジュール、ガジェットなどのすべてを含むわけではないこと。
  • 正規のウィキメディアへのログインはベータ版ウィキでは動作しない点。選択肢はアカウント登録する – 正規のウィキメディア・アカウントとは必ず異なるパスワードを使用すること – もしくはアカウントなしで本機能を使ってみるかのいずれかで、後者では仮アカウント(temporary account)が自動生成されます。

進行中

補参照はウィキ文とビジュアル編集で準備が整い、ドイツ語版ウィキペディアに展開して、新しい洞察を得て将来の改善に役立てる下地ができました。次のステップには以下を含みます:

  • 標準の差分には何も問題はありませんが、ビジュアル差分だと現状、補参照の表示が正しくありません (phab:T397319)。
  • Green tickY 同一の補参照は、読者のが見る出典一覧では自動的に統合した再利用として表示されるはずですが、まだ実装の必要があります (phab:T385666)。
  • sometimes lead to unexpected changes to the wikitext

記事で補参照を使ったVisualEditor編集は、ときとしてウィキ文に予期しない変更を与えながら、読者の表示に影響を与えないことがあり(「dirty diffs」)、一例としてname=...details=...phab:T389363phab:T403379phab:T404089)の順序を変更したりなどがあります。

  • ウィキ文では補参照内に新しい行を書いても、現状ではビジュアル編集機能で表示しません(phab:T390266)。
  • VisualEditorと{{Reflist}}にはまだ問題があり、解決してから同様のテンプレートを使うプロジェクトに展開する必要があります。

解決すべき課題

ウィキペディアの記事では、情報源を複数回参照するのは、ごく普通のことです。しかし、「それと全く同一の」参照は再利用できる一方で、同一の参考文献中の「異なる引用箇所」(例えば、別のページ番号)について参照を再利用することは、いまのところできません。唯一の選択肢は、全く新規の参照を改めて作成するか、一時しのぎの回避策をとるかしかありません。

現状:ウィキテキストとビジュアルエディタで参考文献を再利用する

ウィキテキスト内の参照を再利用したい場合は、それを名前付き参照に変換し、記事内の他の箇所で当該名前付き参照を参照可能です。名前付き参照は、記事本文または参考文献節に配置することができます。ビジュアルエディタでは、引用ダイアログで「再利用」オプションを使用することができます。参考文献節には、同名の名前付き参照がグループ化されて表示されます。

現状:ウィキテキストで参考文献を細部の異なる事項と共に再利用する

ウィキテキスト内で既存の参照を流用するときに細部を変えたい場合、現在のところ、既存の参照をコピー&ペーストし、複製した参照の細部の要素を変更するか、ゼロから新しい(ほとんど同一の)参照を作成するしか方法がありません。プロジェクトによっては、短縮引用のような回避策や、短縮脚注などテンプレートを基盤とした方式が使われています。出典節に新しく作成した参照を既存の参照と合わせてグループ化するには、手動で加筆する作業が必要です。

現状:ビジュアルエディタで参考文献を細部の異なる事項と共に再利用する

ビジュアルエディタで既存の参照を細部の異なる事項と共に再利用したい場合、引用ダイアログの「再利用」オプションもコピー&ペーストによる方法も機能しません。これらはいずれも「全く同一の」再利用をするためのものであり、再利用/コピーされた参照の細部の事項を変更すると、その参照の「両方の」インスタンスが変更されるためです。その代わりに、新しい(ほぼ同一の)参照をゼロから作成する必要があります。参考文献節では、元の参照と作成した新しい参照は一緒にグループ化はされません。

{{sfn}}のようなテンプレートを基盤とした回避策によって作成された参照は参考文献節から編集することはできず、引用ダイアログの再利用タブにも表示されません。 しかし、記事本文中にそれを配置する際に手動で編集することは可能です。

{{sfn}}を用いた回避策:

読者が直面している問題

テンプレートを基盤とした回避策では、参照プレビュー参照ツールチップ、およびモバイル版の参照ポップアップが適切に表示されません。

{{sfn}}回避策の参照プレビューの問題:

現状の主な課題

  • ビジュアルエディタ形式とウィキテキスト形式では、ユーザーエクスペリエンスは大きく異なります。
  • 細部の異なる事項と共に参照を再利用するためのほとんどの回避策は、ビジュアルエディタでは正しく機能しません。
  • 細部の事項が異なるだけの、ほぼ同一の参照をたくさん作成すると、ウィキテキストが長大化し、可読性が損なわれるおそれがあります。
  • テンプレートを基盤とした回避策は、すべてのコミュニティで同等に受け入れられているわけではないため、全世界的に利用可能な状況にはありません。
  • 一部の利用者は、情報源を出典として利用しないまま、参考文献節に書誌情報を書くだけで済ませて、この問題を回避しようとします。しかしこれでは、記事の各節の出典の検証が困難になってしまいます。

最近の変更と次のステップ

私たちのチームは、しばらくの間、この問題に中断を挟みながらも取り組んできました。私たちの研究を含む、このプロジェクトの歴史の概要をここに示します

テストやインタビューに応じてくださった方々、関心を示してくださった方々、何年もの時間をかけて私たちのトークページにコメントを寄せてくださった方々、すべての皆様に深く感謝しております。さらなるフィードバックをいただけるなら、トークページでシェアしてください。

情報更新

  • Green tickY 2024年には試作版1件で作業を続け、拡張した構文に目標を設定したテストと発見、オンウィキではコミュニティの皆さんとの意見交換と、ユーザテストをそれぞれ複数回ずつ実施したり、さまざまな会場でユーザテストをした中には、ウィキマニア2024も含まれます。
  • Green tickY 2024年10月・11月期には、コミュニティから受け取ったフィードバックに基づいて、ウィキ文のアプローチにどんな変更が可能か検討しました。私たちはコミュニティに接触し、使いやすさに関するフィードバックを得ました。フィードバックはまちまちであるとわかり、この機能がコミュニティに意図した価値をもたらす点には反対は皆無でした。
  • Green tickY In 2025年に入り、新しい構文の開発にとりかかりました。技術要望チーム(Technical Wishes team)の技術者と設計者は補参照の完成に向けて作業中です。
  • Green tickY 最初の先行ウィキとして2025年9月、ドイツ語版ウィキペディアに補参照を導入しました。
  • 補参照は改善中で、今後数ヵ月以内に他の導入可能性のある先行ウィキにも声をかける予定です。

今後のステップ

技術要望チーム(Technical Wishes team)は補参照機能の完成に注力を続けます。

  • ベータウィキで機能が進化するに連れて、皆さんに持続して情報更新をお届けし、テストをお願いしていきます。
  • 私たちは、2025年にと2026年にわたり他のウィキメディア・ウィキに補参照機能を展開しようと計画中です。
  • ソリューション改善のため導入後もフィードバックの募集を続けます。

私たちは、「参照の再利用」という重点分野におけるその他の問題を認識しており、その過程でそれらの問題に対処しようと努めています。しかし、私たちの焦点は、補参照についての解決策を作ることに変わりはありません。

2024年分の更新情報の過去ログ

  • Green tickY 試作版はベータ版ウィキで利用可能です。ウィキテキスト方式とビジュアルエディタ方式の基本的な機能の一部に対応しています。継続的に試作版を使ってみてフィードバックすることができます。
  • Green tickY 近く導入されるこの機能についてコミュニティに周知を図るためすべてのウィキに通知しており、試用していただいてフィードバックを送ってくださるようご案内いたします。
  • Green tickY ウィキマニア2024でチームとして登壇、参加者と意見交換しました。 (YouTube)
  • Green tickY 調整されたユーザーテストは、2024年にさまざまなプロジェクトで実施されました。
  • 2024年10月/11月現在、コミュニティから受けたフィードバックに基づき、ウィキテキストのアプローチを変更する可能性を検討中です。補参照機能の変更の可能性について、より多くのフィードバックを得るために、すぐにコミュニティの皆様にご連絡します。
  • 試作版ウィキの展開は、本機能に変更の可能性があり、議論が継続中であるため、遅れています。
  • 私たちは、2025年に他のウィキメディア・ウィキに補参照機能を展開することを計画中です。
  • 導入後もソリューションを改善するためにフィードバックを収集し続けます。


よくある質問


補参照を使用している記事はどうすれば見つけられますか?

追跡カテゴリを Category:Pages that use sub-references と呼び、補参照を使ったページに漏れなく追加して、この新しい機能を採用したページを見て回ったり修正したりできるようにしてあります。このカテゴリの名称は今後、変わるかもしれません。

また当チームでは英語版ベータウィキに サンプルを複数、ご用意しています

details 属性の中にテンプレートを置いて良いのですか?

テンプレートは参照にも補参照にも組み込めます。当初、皆さんから属性にテンプレートを組み込むと問題発生の可能性が利点を上回ると示唆されました。他の利用者からは、特にビジュアル編集機能でテンプレート記入を望む声が上がっています。そこで広く皆さんからもトークページに、ご意見を寄せてもらえないでしょうか。

新機能は既存のガジェットやスクリプト類にどんな影響を及ぼしますか?

出典に関連する一部のガジェットとスクリプトは更新をしないと、補参照という新しい対策で適切に動作しない場合があります。ガジェットとスクリプトはウィキ・コミュニティの手にお任せしているため、当チームが勝手にそれらを適応させることはできません。

問題が見つかった場合、または新機能が機能するように引用テンプレートを更新したいが補佐が必要な場合は、トークページでお知らせください。

このウィキテキスト構文を選んだのはなぜですか?

この投稿から、details 構文を採用する理由を得ました。制限はいくつかあるものの、選択した構文の採用こそ、実用的な機能提供の最善かつ最速の道であると考えています。

これまでの経過では、どの構文も完璧ではなかったし、解決策にも欠点はありました。長い時間をかけて議論しウィキメディア財団の複数の部署から聞き取り調査をした当チームとして、この解決策ならチームの技術要件に適合するし、長い目で見て管理面も持続可能だという結論に至りました。

また、引き続き{{reflist}}に依存する、もしくはそちらを使う方が好みに合うウィキでも完全に互換性があります。この構文により、主参照をインラインで使用すると、ページ下の脚注部分に置く必要がなくなります。置いてしまうと、ビジュアル編集が制限をかけます。

さらに、このアプローチなら VisualEditor のワークフローでも一貫して機能すると確めてあります。

解決策を見つけるまでにこれほど時間がかかったのはなぜですか?

技術要望チームは、この機能に関して中断を挟みながらも長い年月をかけて取り組んできました。より詳しく知りたい方は、こちらにあります、この問題の歴史と複雑さの概要をご覧ください。