ウィキメディア財団法務部/2023年利用規約(ToU)更新/事務局時間（オフィス・アワー）
ウィキメディア利用規約更新に関する事務局時間（オフィス・アワー）
ウィキメディア財団法務部は、ウィキメディア利用規約の更新について、コミュニティのみなさんにご参加いただける2時間のオフィス・アワーを開きました。
利用規約 (以下ToU) は、ウィキメディア財団がホストするウェブサイトの利用を規定する法的条件です。2月から4月にかけて、草案に対する皆さんのご意見を募集する予定です。草案はいくつかの言語に翻訳され、フィードバックはどの言語でも受け付けます。
日時
この会議は英語で行われ、ウィキメディア財団法務部職員が中心となり、コミュニティの皆さんと質疑応答にあたりました。運動戦略組織統治チームの調整役が同席し、必要に応じて会議に関連した支援その他のサービスを提供しています。
事務局時間に参加する方法
- Google Meet（リモート会議システム）を使います。
- アクセス方法は、各回の開始48時間前に、このページでお知らせします。
- 登録は不要でどなたでもご参加いただけます。
- 参加の方法はご自由に：発言する、文字入力で受け答え、傍聴のみ。
- 会話の部分は録音録画しました。
- ユニバーサル行動規範を適用しました。
オフィスアワーの参加者
ウィキメディア財団からの参加者は以下の通りです。
- 法務部職員
- 運動戦略組織統治チームの調整役
何が更新されるのですか？
今回の更新は、次の複数の事柄に対応するものです。
- ユニバーサル行動規範（UCoC）を導入するため。
- 法務部門は指示により、UCoCを何らかの形でToUに確実に組み込もうとしました。
- プロジェクトのテキストのライセンスをクリエイティブ・コモンズ表示-継承 4.0（CC BY-SA 4.0）ライセンスに更新するため。
- CC 4.0について、コミュニティは2016年の協議の結果、ホストする文章に対する主なライセンスを現在のCC BY-SA 3.0からCC BY-SA 4.0に更新すべきであると決定していました。
- 非開示の有料編集に対処する取り組みの改善案
- 当財団は、組織的に非公開の有料編集キャンペーンに従事するマーケティング会社に対抗するコミュニティの既存の方針を支えるツール類を強化する意向です。
- 影響を受ける現行法および最近、成立したEUデジタルサービス法 (en)を含め、財団の規約を法律に準拠させること。
- ホスティングプロバイダーが影響を受ける法律はしばらく安定した年月が続きましたが、EUでデジタルサービス法が最近可決され※、当財団など大規模なウェブサイトをホストする団体の負う法的義務に以前より大きな変化が現れはじめました。したがって、ToUを再検討し、更新して現行の法例と基準に合わせる良い時期だと考えています。（※＝訳注：2022年4月22日可決）