ウィキメディア概報 (2013年6月)

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2013年6月のウィキメディア財団報告書及びウィキメディア技報抄録ほかウィキメディア運動の重要行事について

ウィキメディア財団概報

組織だったウィキメディアの活動の成功を評価する方法に関する第一回研修会

6月22日-23日に、ウィキメディアの運動における事業(組織的活動)の策定と評価に関する第一回研修会が催された。本イベントは、支部のWikimedia Magyarországの協力でウィキメディア財団によりハンガリーのブダペストで開催された。この研修会で15ヶ国から21人のプロジェクトリーダーが一堂に会し、事業評価の基礎的な概念について学んだ。研修会自体の成功も評価された。研修会前と後の調査は、参加者の大多数が用語と概念の詳細をよりよく理解できたことを示していた。

作業の一つはビジュアルエディタにより、さらに簡単になりました。脚注が、ページのソースwikiテキストの中ほどにある<ref>タグよりも便利なフォーマットで、編集および追加ができるようになりました。

ビジュアルエディタとユニバーサル言語セレクタの正式スタートのための準備が整いました

6月に、ビジュアルエディタ(マークアップなしでwikiページを編集するための視覚的インターフェース)の主要な新機能に関して、作業が完了しました。7月1日の英語版ウィキペディアでの全ログイン編集者への公開に備えたものです。7月中に他言語版ウィキペディアの多くでも利用できるようになっていきます。

また6月に、ユニバーサル言語セレクタが全ウィキメディアのプロジェクトに展開されだしました。これは、ユーザーがインターフェース言語やフォント、入力法(キーボードマッピング)など、柔軟な方法で言語設定を構成できるようにします。7月1日頃に、150以上のウィキで利用できるようになりました。

ユニバーサル言語セレクタ: ログインユーザーは、英語版ウィキペディアでインターフェースメニューに使用したい言語を選択します。

プライバシーポリシーアップデートのためにコミュニティ公聴会に招待

ウィキメディア財団のプライバシーポリシー(初版2008年)の改定に先立って、法務・コミュニティ弁護(LCA)チームがコミュニティの議論段階での参加を呼び掛けており、7月18日まで行われていました。目的は、どのプライバシーがコミュニティのメンバーが持っているのに関係しているのか、何に重要性を見出すのか、プライバシーポリシーの次回のバージョンで望むものとは何かとに関して、初期の入力を得ることです。コミュニティはまた、ウィキメディアの商標に関わる業務についての考えの提供も求められていました。

データと傾向

5月の全世界純訪問者数:

5億2200万人 (4月比+0.97%、前年比+5.97%)
(ウィキメディア財団全事業のcomScoreの数値。6月の数値は翌7月にcomScoreから発表される)

6月のページリクエスト数:

211億回 (5月比+ 0.7%、前年比 +17.1%)
(サーバーのログデータ、携帯端末からのアクセスも含む全ウィキメディア財団の事業)

2013年5月のアクティブな登録編集者数(ボットを除く、5以上の主要スペースの編集/月):

80,611人 (4月比 -0.19% / 前年比 -1.92%)
(データベースのデータ、全ウィキメディア財団の事業)

通知表(ウィキメディア財団事業に関する様々な統計データと傾向を統合):

http://reportcard.wmflabs.org/

(定義)

財務

ウィキメディア財団の年度累計収支 (予算対照、2013年5月31日時点)
ウィキメディア財団の年度累計支出・部門別 (2013年5月31日)

(決算情報は、本報告の2013年5月時点)

次の決算情報は全て、2013年5月31日時点の月度・年度のもの。

収入 $50,559,430
支出:
技術費 $13,523,471
資金調達費 $3,265,731
助成金授与及びプログラム費 $8,284,686
統制費 $692,321
法務・コミュニティ弁護・通信費 $2,777,192
財務・人事・運営費 $5,272,075
支出合計 $33,815,476
総剰余金(括弧は欠損金) $16,743,954
  • 収入は、当月は予算28万ドルに対し実績12万ドルと、予算を159千ドル(53%)ほど下回りました。
  • 会計年度内の収入は予算では5056万米ドルであったのに対し、実績は4579万米ドルで予算を約477万米ドル(10%)上回りました。

5月度の支出は予算の401万米ドルに対し、297万ドルとなり、予算を約104万ドル(26%)下回りました。主に、人件費及びインターネットホスティング、助成金(資金配分委員会の助成金)への支出の低下によるもので、設備投資及び外部発注費用、交際費の高騰が一部を打ち消しています。

  • 会計年度内の支出は予算では3808万米ドルであったのに対し、実績は3382万米ドルで予算を約426万米ドル(11%)下回りました。主に、人件費及びインターネットホスティング、助成金(資金配分委員会の助成金)、交際費への支出の低下によるもので、法務費、銀行手数料、外注費用、個人動産税の支出の高騰で一部打ち消されています。
  • 手元資金は2013年5月31日時点で4270万米ドルです。
毎月刊行しているウィキメディア財団の月例指標・活動会議(6月期) の動画 (2013年7月11日)

その他の活動概報

María Sefidari
Phoebe Ayers

理事会及び資金配分委員会の選挙結果

2013年ウィキメディア選挙結果は6月24日に発表されました。新しく二人のメンバーが、8月からウィキメディア財団の理事に加わります。María Sefidari (User:Raystorm) と Phoebe Ayers (User:phoebe 2010年から2012年にかけて、チャプターから選ばれた理事を務めていました)。また Samuel Klein (User:Sj) が再選されました。

またこのたび初めて、資金配分委員会 (FDC)2名についての選挙が行われました。FDCは、ウィキメディア活動の組織に対して寄付された資金の分配について助言するもので、昨年組織されました。今回の選挙の結果、以前に指名されている7名のボランティアの委員に、Delphine Ménard (User:notafish) と Cristian Consonni (User:CristianCantoro) が加わりました。また今回の選挙では、 Susana Morais (User:Lusitana) がFDCオンブズマンとして承認されました。

有効投票数は1809票でした。参考までに、2011年の選挙では約3368票でした。

「フローファンディング」が熱気球から撮影したハンブルグの航空写真をサポート

ハンブルクの「ダムトルヴァル」街
旧エルベトンネルに入るための建物
熱気球搭乗の準備をするウィキペディアン

6月8日、ウィキペディアン5人がドイツ・ハンブルクの写真を上空から撮るため気球に乗り込みました。気球はこのプロジェクトのために特別にレンタルされたものです。その結果、2000枚以上の写真がコモンズにアップロードされました。飛行機からの撮影と比べて、ゆっくりとしたスピードと気球の低い高度が、都市の上空写真を撮るのに有利にはたらきます。

プロジェクトのレポート(英語)において、プロジェクト管理者は、このプロジェクトで得られた(良い面と悪い面の両方の)教訓20個を共有しています。ドイツの他都市上空での熱気球航空撮影のための後継プロジェクトもすでに進行中です。

このプロジェクトは、「フローファンディング」実験の一環として、最初に資金援助を受けたプロジェクトの一つです。フローファンディングは、経験豊富なコミュニティのメンバーにウィキメディアの使命を支える活動への資金提供に関する決定を委託する分権化された手順です。試験段階では、各フローファンディングのメンバーが、500米ドルから2,000米ドルまで割り当てることができます。今後ウィキメディア財団は、フローファンディングのメンバーが指定した補助金の受益者に直接総額を送金します。

絶滅したgiant fossa(Cryptoprocta spelea)の科学的図画、wikiArSプロジェクトの一環としてアップロードされました

芸術とデザインを学ぶ学生たちがウィキペディアを描く

wikiArS構想のロゴ

6月に実行中のwikiArS構想に参加している学生数人が、自分の作品をコモンズにアップロードしましたwikiArSは、芸術デザイン学校の学生達が著名人や絶滅した動物の図画、物理現象を説明するアニメーションなど、ウィキペディアの記事にイラストを作成することです。wikiArSは、2011年にカタロニアのウィキメディアンが始め、今年初めからウィキメディア財団のan Individual Engagement Grant (IEG)にサポートされています。

受刑者のためのオフライン・ウィキペディア

2013年3月以来、スイス、ゴルギアのベルビュー刑務所の受刑者達は、Kiwixソフトウェアを使用して、フランス語版ウィキペディアの検閲されていないオフラインのコピーの閲覧を求めることができるようになりました。インターネット・アクセスは、ほとんどが長期の刑務に服している囚人たちに対して厳しく制限されています。しかし、そのうちの18人が、コンピューターを所持またはレンタルし、全員がウィキペディアの提供を利用しました。このプロジェクトは、刑務所職員の協力の下、あるウィキメディアン有志とともに、スイスのウィキメディア支部が組織しました。同支部は、プロジェクト参加者の非常に肯定的な反応とスイスのメディアの関心を報告しています。