ウィキメディア言語多様性ハブ

ウィキメディア言語多様性ハブ(LDH=Wikimedia Language Diversity Hub)とは、ウィキメディア提携団体入りの候補となるハブ(英語版)であり、提携組織やボランティアの皆さんが新しい言語版をウィキペディアその他のプロジェクトで立ち上げるために役立てようとしています。対象は特に先住民族、少数民族、中心から外されたり声の届きにくい人々の言語コミュニティとします。当ハブの先駆けにはウィキメディア言語多様性(en:Wikimedia Language Diversity)の取り組みがあり、それを拡張する存在としてウィキメディア2030運動戦略勧告事項※のひとつに提言されています("※"=Wikimedia 2030 Movement Strategy Recommendations)。
使命と理想
ウィキメディア言語多様性ハブ(Wikimedia Language Diversity Hub)がいだく理想(Vision)とは、どの言語コミュニティも貢献でき栄えるウィキメディアのエコシステム(世界)を築くことにあり、包摂性、言語の多様性、知識へのアクセスを公平にしようと目指します。
当ハブの使命(Mission)とは、言語コミュニティのうち少数民族や先住民族、声が十分に届かない人々、リソース不足に悩まされる人々を対象に支援しエンパワーすることにあり、そのために技術面の専門知識やリソースを自身の要件にしたがって知識を共有してもらえるように努力し、そしてウィキメディアのエコシステムを、より包摂的で多言語で接する場にしていきます。
コンテンツ作成と技能開発
資金源:資金調達方法や補助金のヒント
- ウィキペディアのインキュベータ即成トラック:有望な言語プロジェクトの本番環境入りを迅速化すること(Wikipedia Incubator Fast Track)。
- コミュニティ立上げ用ツールキット:活力のあふれるコミュニティを育てるため、リソースや最善手法を提供すること(Community Building Toolkit)。
- 技術支援:ウィキメディアのツール類の使い方を主題に、研修や補佐を提供すること。
- 言語復興ツール:ウィキタンあるいはリングヮリブレなどのリソースでコミュニティを結び、マルチメディア版の辞書を作成すること。(Language Revitalization Tools。Wikitongues and Lingualibre。)
インキュベータの外部の活動
- 長期サポート:インキュベータ期間から本格始動した段階で持続的に支援と情報源を提供。
- 波及効果の測定:プロジェクトの成功を評価するには、進捗状況を一定時間(1年、3年、5年)にわたって追跡。
- コミュニティ活動の戦略:参加するコミュニティの育成をめぐり知識を共有。
メンター制度
当ハブでは現在、アフリカ、アジア、ラテンアメリカにわたる13言語のコミュニティを対象に、カスタム化したメンター制度を1年にわたって提供しています。このコホートには多様な成長段階が含まれ、インキュベータにおける再活性化の初期段階から、同卒業を済ませて戦略的開発の段階まで至ります。メンター制度の目標として、成長の持続が可能になるように個別の技術面、組織面、アウトリーチ面(普及活動)の障壁を克服することに注力します。
言語多様性ハブのメンター制度プログラム – 2025年実施分
- Tibetan (བོད་ཡིག / bo) - 記録と進捗
- Runyankore (nyn) - 記録と進捗
- Fante (fat) - 記録と進捗
- Nupe (nup) - 記録と進捗
- Kinyarwanda (rw) - 記録と進捗
- Songhay (son) - 記録と進捗
- Mandika - 記録と進捗
- Bauolé (bci) - 記録と進捗
- Rinconada (Bikol Rinconada / bto) - 記録と進捗
- Maya Yucatec (yua) - 記録と進捗
- Náhuat (El Salvador) - 記録と進捗
- Bono/Abron (abr) - 記録と進捗
- Fulfulde (ff) - 記録と進捗
イベントとカンファレンス
年次総会

言語多様性ハブ年次総会を2026年4月18日13:00 UTC(日本時間午後10時)から開く運びとなりました。この総会(GA=General Assembly)はコミュニティ横断型であり言語多様性ハブ[※]の中心に位置づけた関与と相談の空間となります("※":1=LDH:Language Diversity Hub)。詳細は以下のとおりです。
- LDHの活動や取り組みについて、ウィキメディアの一般ならびに言語系コミュニティにつねに情報を伝えること。
- このハブが進める作業や優先事項、方向性についてコミュニティ全体からフィードバックを集めること。
- 明確で公開の道すじを創り、コミュニティの参加者が関与したり貢献したりできるようにすること。
言語多様性カンファレンス

言語多様性カンファレンス(Language Diversity Conference 2026)は会期を2026年10月2日–4日とし、ガーナのアクラに会場を設け、コンテンツの多言語展開と十分に代表されてこなかった諸言語の保護の活動に取り組む人々が100名前後、一堂に集まり結束を目指します。
調査と年次計画
- 2025–26年次計画 (現行) • 2023–24年度戦略計画 • 2022–23年度の調査実績