コミュニティ要望リスト調査/要望リストの未来/新しい要望リストの準備

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コミュニティ要望調査の将来像

新規! 2024年5月:更新2

予定される変更のまとめ

  1. 新式の要望リストは、7月に受付開始をした後は通年、受付を継続します
  2. ボランティアの皆さんからは好きな言語で要望を提出でき、かと言ってウィキ文の書き方がわからなくてもかまいません
  3. ボランティアの皆さんは要望の提出、要望の評価、既存の要望を編集し、ボランティア同士で、あるいは財団職員と要望を協議したりできます。
  4. 参加者は「注目の分野」に投票できます
  5. 要望を分類するならプロジェクト単位、「タイプ」単位(バグ、機能の要望、最適化、その他)が考えられます。
  6. いずれにしてもダッシュボードを設けるとすると、それは利用者が要望を検索したりプロジェクトもしくは要望のタイプを手掛かりに絞り込みができるものになると予測します。

皆さん、こんにちは。

トークページで、Discord や会議、メールでフィードバックを投稿してくれた皆さん、お世話になりました。新要望リストは2024年7月15日に先行版としてもう一度、公開を予定しており、設計プロセスや決定事項を少し情報更新したいと考えます。

機能の特徴

新要望リストには、アクセス性と包摂性に対応するよう、いくつかの特徴を盛り込みます。

  1. 新式の要望リストは、7月に受付開始をした後は通年、受付を継続します
  2. ボランティアの皆さんからは好きな言語で要望を提出でき、かと言ってウィキ文の書き方がわからなくてもかまいません
  3. ボランティアの皆さんは要望の提出、要望の評価、既存の要望を編集し、ボランティア同士で、あるいは財団職員と要望を協議したりできます。
  4. 参加者の投票先は個別の要望ではなく、「注目の分野」が対象です。

「注目の分野」を導入

新しい要望リストは最初に「注目の分野」を実験してみて(“Focus Areas”)、類似の問題の空間から個別の要望を3件超、組み合わせる予定です。ボランティアの皆さんは「注目の分野」を評価して賛成票を入れてそれぞれの優先順位を示すことができます。コミュニティ技術チームとウィキメディア財団で関与するチーム類は、それを受けて評価し、どの注目の分野を作業をするか取り入れます。それに加え、提携団体とボランティア開発者の皆さんにも注目の分野から作業をするものを選び実施していただきます。

注目の分野は、最も大きく波及効果が大きな問題を識別してなるべく多数を解決するために役立ちます。その要望をたった一つだけ解決する代わりに、下敷きとして存在する問題を解決しようと取り組み、点と点を結ぶのと並行して3件超の要望を解決するのと同じ時間を注いでいます。

具体的な例を次に示します。問題の下敷きには「テンプレートを使いたいのに、検索して文中に挿入するのは骨が折れる」という既存の声があり、お気に入りのテンプレートをすばやく追加情報ボックスをすばやく追加カテゴリごとにテンプレートを選択および簡単にアクセスできるテンプレートはすべて使用目的が異なります。要望を個別に解決するのではなく - または1件だけ解決する代わりに - これらの要望を「テンプレート選択機能の改善」という「注目の分野」に束ねていきます。

新しい要望リストでは、手順は以下のように実行:

一緒に要望を評価して「注目の分野」を生成

  • 財団の職員と関心を寄せるボランティアの皆さんは要望同士を比べてパターンを見出し、注目の分野を提案します。その注目の分野とは、種子の似た要望を単一の問題空間に「束ねて」、提案された解決策を検討します。注目の分野が直接、関与するのは、今後の作業に優先順位を付けて採用する財団チームの方法に関しての方が強いため、ボランティアはその分野の支援のみします。

ウィキメディア財団の複数の担当チームは優先する「注目の分野」を選択して発表

  • 要望リストの作業をするグループはウィキメディア財団の製品・技術各チームも対象として、コミュニティのサポートを受け、チームもしくはボランティアの専門性、使えるリソースに合わせて注目する分野を選び、あるいはその注目の分野が与えるであろう波及効果を考慮に入れます。財団は当該年に関して年次計画で優先するとした事項を財団側のチーム単位に定めており、コミュニティ技術チームは他の製品チームがそれらに加えて、注目の分野をそれぞれのロードマップに加えるよう手を貸します。成功と認める基準として、当該の予算年度内に、各チームが適応し満了させた注目の分野の件数を目安にします。

「注目の分野」のコラボと配信

  • 注目の分野に取り組む複数のグループがボランティアの集団とコラボしあい – 提案者、コメント者、あるいはその話題や個別の要望に賛成の人も – 提出された要望の提案内容やその後の調査などを使い、適切な製品開発の基盤を築くべきだと考えます。

皆さんの多くは要望リストに非常に多くのエネルギーを費やしておられますし、作業の優先順位付けにもこうあるべきだという感覚があるはずで、要望リストに関して、これら変更案が物議を醸すだろう点も承知しています。個別の要望を取り上げて協議するべきだしワークショップを行うべきであり、一緒に大きな影響を与えるには、ぜひ注目の分野を明確にしてその支援にエネルギーを集中させることが重要だと信じています。

いつでも協議を歓迎します。どうか皆さんのご意見や質問をトークページに投稿するか、あるいは Google ミートで開く実際の対話に参加していただくと、財団側から詳細をもう少し共有できると考えます。

さらに、右の皆さんに深謝申します(順不同):Klein MuçiNovem LinguaeBluerasberryTheDJAntiCompositeNumberTheklanSohom DattaNoéXavier DengraTownieGalahadCiridaeRobertgarrigosMER-CAmadalvarezIniquityThingofmeGPSLeo その他の皆さんには要望リスト全般に寄せられた貢献に対して。

追伸。入力フォームと「注目の分野」ページの見た目のサンプル:

–– Jack Wheeler, ウィキメディア財団コミュニティ技術主任部長

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2024年3月:更新1

皆さん、こんにちは。

去る1月にコミュニティ技術チームよりコミュニティ要望調査に関して早期決断のいくつかをご紹介しており(Community Tech)、その直後には新しい要望リスト調査の姿に関して、進行中の対話への参加を呼びかけました(まだの皆さんはぜひご参加願います)。

それとあわせて私自身がボランティアの皆さんやウィキメディア財団職員との会話から得た学びを共有し、掲出場所は対話と同じページを使いました。

では質問は何か:どうすればさらに多くの要望をかなえて、ウィキメディア運動にもっと波及効果をもたらせるか? まずは右のような変化を試験的に実施してみても良いかもしれません。

  1. 要望リストとは、ボランティアと財団職員が集まるフォーラムとして機能し、新しい発想を協議したり影響が高いバグへの認識度を高める場となるべきです。規模の対象を問わず、コミュニティが抱えるあらゆるニーズを把握できたなら、ボランティアの皆さんのニーズももっと明瞭に把握できて、その中から最大の問題に取り組むことができます。
  2. 集まる要望の数はとても多くなると見込まれますが、財団はどの要望もまんべんなく評価し対応することは不可能だと認識する必要があります。それでも合理的な期間内に、要望全件に目を通し返答を記すこととします。
  3. 私たちの究極の目標は、もっと多くの技術者がそれぞれの専門知識の分野で要望実現に集中できるようにすることです。これにより、もっと迅速に影響力のある開発が可能になるはずです。しかしながら、改訂した要望リストのプロセスが始まっても、実際にはあまり変化を感じないかもしれません。
  4. 要望が「大きすぎる」または「小さすぎる」からと否定するつもりはありません。その代わり、もし特定のアイデアを財団チームが採用しなくても要望はオープンのままにして、ボランティアの皆さんには技術的な解決策に一緒に取り組む機会を活用してもらえるようにします。これは未解決の要望が時間の経過とともに増えると、タスクというよりもアイデアの見本として扱うという意味です。

参加型の設計を増やして波及効果を最大にしたいと考えます。そのためには、皆さんからのインプットが欠かせません。

新要望リストのプレビュー(変更するであろう点)

新しい要望リストの形態とそのプロセスの詳細はまだ検討中ですが、今後の内容をプレビューしたいと思います。7月1日には要望収集の試験的なプロセスを開始する予定は変更なしと述べており、年間を通して機能を追加する予定です。

主要な属性:

  1. 要望リストは、年間を通して受け付けることにします。対応可能な要望を「おしまいにする」(閉じる)ことはなく、あるいは要望単位で規模が大きすぎる、逆に小さすぎるとフラグを立てることもしません。財団は要望にたいしてタイミング良く対応することを目指し、技術的に解決可能な要望に注力します。
  2. ログイン利用者には新設する「要望提出書式」が表示できるようにして、記入後の提出を可能にします。
  3. 要望を提出する利用者には、ウィキ文の知識を求めません。
  4. 要望を分類するならプロジェクト単位、「タイプ」単位(バグ、機能の要望、最適化、その他)が考えられます。
  5. いずれにしてもダッシュボードを設けるとすると、それは利用者が要望を検索したりプロジェクトもしくは要望のタイプを手掛かりに絞り込みができるようになると予測します。

現在、探索中の課題:

  1. Phabricator に組み込むことは可能か
  2. 要望の「状況」は、どのように披露するか
  3. コミュニティと財団が共に考え、どの要望をどう優先するか
  4. ボランティア開発者の役割をどこまで強化して要望の実現に向かうか
  5. 提出後の要望は、どこまで編集を認めるか

来たる7月には、ボランティアの皆さんと共にこのパイロット版を実行できると考えると非常にわくわくします。

今後2、3週間のうちに要望リストの将来に向けた主な成果、設計の方針を皆さんと共有して、フィードバックをご検討いただけるようにする予定です(Key Results for the Future of the Wishlist)。

今回の更新についてご意見ご指摘などありましたら、下の青いボタンを押して投稿願います。

–– Jack Wheeler, ウィキメディア財団コミュニティ技術主任部長