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教育/ニュース/2024年4月/健全な聴覚プロジェクト:ウィキメディア・ブラジル協会と有力なパートナー提携

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki

健全な聴覚プロジェクト:ウィキメディア・ブラジル協会と有力なパートナー提携

要約: ウィキメディア運動ブラジル協会の今月のハイライトは、現行のプロジェクトと支援活動の成果を発表することにあり、リサーチ - レギュラー/FAPESP(Research – Regular/FAPESP)から多大なご支援を受け、同協会が取り組んだ聴覚健康の教育を焦点としました。同プロジェクトは2022年開始から 2年間のさまざまな主題を扱い、聴覚の健康に関連する24件の教育プログラムと普及活動の促進に成功しました。
第38回国際聴覚学会に参加したウィキメディアンの皆さん
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健全な聴覚プロジェクト:ウィキメディア・ブラジル協会と有力なパートナー提携

健全な聴覚プロジェクトおよびウィキメディア・ブラジル協会は2022年に連携し、健全な聴覚促進を目指す革新的な教育プログラムの作成と支援活動をしてきました。このプロジェクトはリサーチ – レギュラー/FAPESPA の貢献によって可能となり、健全な聴覚の分野に含まれるトピックに焦点を当て、さまざまなプログラムと普及活動の開発につながりました。

これらの取り組みに積極的に参加した機関は以下の合計12件であり、相互の連携が高レベルであると実証されました。国内外の連携機関として、健全な聴覚に関する教育プログラムと普及活動を支援する組織の内訳は次のとおりです。サンパウロ大学(USP)、サンタカタリーナ連邦大学(UFSC)、モントリオール大学サンタ・カサ・サンパウロ医大病院(FCMSCSP)、リオグランデ・ド・ノルテ連邦大学(UFRN)、パライバ連邦大学(UFPB)、アラゴアス州立保健科学大学(UNCISAL=State University of Health Sciences of Alagoas)、ろう者難聴の子供の親の世界連合パラナ連邦大学(UNESPAR)、パラナ州立トゥイウティ大学(UTP)、世界保健機構(WHO)、同傘下の世界聴覚フォーラム。

このプロジェクトの過程で編集された記事は、合計868件です。この数字は社会のため、知識ベース向上に尽力した関係者全員の勤勉さと献身的な努力を証明しています。その陰で情報の質と深みを高めるため蓄積した編集は5,590回に達し、より広範な観衆に届けました。これは合計602名の編集者が、聴覚の健康に関する意識と教育を促進するという目標を共有し積極的に参加したおかげです。これらの皆さんは多様な知識と視点を持ち込み、コンテンツ作成と品質に大きく貢献し、幅広い理解と経験の提供を受けて、利用可能な資料は豊かになりました。

さらに加えて脚注1,810件が記事に追加され、情報提供の信憑性と確実性が強まりました。この文書化の取り組みはコンテンツの品質向上だけでなく、プロジェクトの教育的使命も支え、読者が正確で根拠のある情報に確実にアクセスできるようになりました。また内容を強化する画像が加わり、記事の理解に重要な役割を果たしました。このプロジェクトは、新しい画像407件がウィキメディア・コモンズにアップロードされた点でも非常に際立っています。内容を視覚情報で補完し、読者が没入でき直感的な方法で対象のトピックとつながる方法が提供されたのです。

教育分野とブラジル協会との協力は、健全な聴覚に関する教育プログラムと普及活動における重要なマイルストーンとして表出しています。これらの取り組みは、健全な聴覚に関して意識と教育を促すだけにとどまらず、コミュニティの協力が科学と無償の知識を普及する上で発揮する力を実証するものでもあります。

ウィキ教育を推進するウィキメディア・ブラジル協会の提携、国内の大学へ拡大

教育ウィキの分野における戦略的パートナー関係の形成において、ブラジル協会は貢献を重ねています。その趣旨とは、教育者のネットワーク構築を介して、学術プログラムとウィキメディアのプロジェクト群の統合に尽力することです。近ごろ提携したUERJデジタル・ヒューマニティー・ラボラトリー(LaHDUERJ)では、アレハンドラ・ジュディス・ジョシオウィッツ教授が所長を務めておられます(UERJ Digital Humanities Laboratory。Alejandra Judith Josiowicz)。

このコラボは、学部生と大学院生のデジタル・リテラシー向上、またブラジルから発出する科学の成果を世界に広めることを目的としています。この提携から、ウィキペディアで女性の学識経験者を主題とした情報の質向上も目指します。

ウィキメディア・ブラジル協会、ウィキバーシティの適用に関して科学研究グループを対象にニーズ調査を実施

ウィキメディア運動ブラジル協会(Wiki Movement Brazil=WMB)は2024年の活動目標として、ウィキバーシティにおいて科学研究グループ(Scientific Research Groups)の参加形態を改善しようとキャンペーンを始めることにしました。同WMBはその達成に向けてアンケートを作成し、ウィキバーシティで使用される形式、アクセス可能な情報の種類、研究グループの主なニーズを理解しようと努めています。対象はすでにウィキバーシティを使用しているグループに加え、国家科学技術開発評議会 (CNPq) の登録組織であり、このツール採用をまだ検討していない科学研究グループも含まれています。

この研究は、ポルトガル語話者を対象とするウィキバーシティの一般的な特徴と情報源、それを利用して無償の知識を支えるコミュニティを強化する可能性を検討しようと目指しています。また、目的達成が直面する課題にも焦点を当てています。この研究は、ブラジルの科学研究グループ(Scientific Research Groups in Brazil )の現状と情報源の割り当て、オープンサイエンスを支持する研究者コミュニティの構築を補佐しようにも、どのようにインフラが欠如しているか概要を示しています。さらに、これら2点の文脈として、民間企業が支配する大規模なデジタル技術が学問の自由と無償の知識にどのようなリスクを与えるかと結びつけます。調査研究の方法論には、アンケート調査と半構造化インタビューをその一部として採用しました。その研究報告書では科学文化の強化に貢献する点を概説する予定であり、国内の研究グループがウィキバーシティをリポジトリとして利用した場合の機会(チャンス)と可能性を見つめます。

調査結果はこちら(ポルトガル語版)、また概要は間も無く英語で公開の予定です。