教育/ニュース/2022年9月/高齢者ウィキタウン2022：オロモウツとその文化遺産を探求（チェコ）

高齢者ウィキタウン2022：オロモウツとその文化遺産を探求（チェコ）

執筆者: Pavel Bednařík (WMCZ)

要約: ウィキメディア・チェコ共和国協会は、高齢者ウィキタウンを主催、参加者同士でさまざまな文化的な場所を巡り、チェコ語版ウィキペディアにたくさんの記事を共同執筆し、既存の記事を改善しました。

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2022年9月9日から11日にわたる週末に、ウィキメディア・チェコ共和国協会は伝統のイベント「高齢者ウィキタウン」を再び開催しました。今回の参加者は、モラビア地域センターオロモウツ支所を訪問。充実したプログラムが用意され、文化的な地点巡りを行いました。

チェコ共和国の各地で活動する高齢者ウィキペディアンは、域内のオロモウツ研究図書館（Vědecká knihovna v Olomouci）を活動のベースとしており、編集作業の部屋ばかりか、手稿や地図その他の稀覯本（きこうぼん）など、一般利用者には非公開の豊かな収蔵品のツアーを案内してもらいました。 この刺激的な洞察に加え、その他の見学箇所にも参加者は満足し、19世紀に設備されたChvalkovice 地区の珍しい蒸気式機構も、ルネサンス時代の市庁舎、イエズス会の施設を転用した美術センター（パラツキー大学オロモウツ構内）も含まれています。

その週末はヨーロッパ文化遺産の記念日とも重なり、記念行事があちこちで開かれる中、高齢者の皆さんは総計数百枚の写真を撮り、複数の記事を新規立項してチェコ語版ウィキペディアに載せ、既存の記事に加筆しました。参加者は同年輩のウィキペディアンのガイド役になんでも質問ができる態勢でした。

名所訪問やガイドツアーだけが、このミートアップの全てではありません。美味しい食事に飲み物、発想を刺激するレクチャーも盛り込まれ、皆さん楽しんでいました。高齢者ウィキタウンはチェコの高齢者にとって、イベントの一つに過ぎません。年間を通じ、ウィキメディア・チェコ共和国協会では初心者向け、上級者向けのコースを主催し、ミーティングやワークショップを開いたり、オンラインで一般利用者向けの相談会も催し、高齢者も参加します。

このイベントは毎回、熱心な参加者を集め明るい雰囲気で進行し、オンラインでしか出会ったことのない編集者同士、顔を合わせるチャンスを楽しんでいます。編集したい、アップロードしたいというモチベーションがあり、お互いに相手を理解することになります。主催した私たちにも嬉しいことで、このような成功いっぱいのイベントをまた開きたいと望んでいます。

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