ウィキペディア図書館/ニュースレター/2020年7月-8月号
ウィキペディア図書館
この号は図書館カード・プラットフォームに新規に加わった提携関係に注目します。また定期記事として図書館ならびに知識の電子化に関連する情報およびコミュニティの話題を更新します。
新規の提携組織
ウィキペディア図書館では、無料でアクセス自由のアカウントを提供されるいくつかの刺激的な新しい提携組織をご紹介し申請を受け付けます。
- Al Manhal – アラビア語版定期刊行物と電子書籍
- Ancestry.com –
家系図および歴史的記録
- RILM – 音楽学百科事典集
その他、申請枠のある提携組織はTWL の提携組織のページをご参照ください。
グローバルな普及活動
#1Lib1Ref 5月分と今後のステップ
1Lib1Ref キャンペーンは毎年恒例のキャンペーンで、1月と5月に行っています。今回、2020年5月15日から6月5日の回はウィキメディアのプロジェクト群でコンテンツのキャンペーンとして、機会としても規模としても高揚しました。このキャンペーンでは参加者はウィキペディアの記事に出典を追加するやさしいタスクをこなし、少しずつ貢献するというもので、ウェブ上で世界の図書館員や善意の皆さんから投稿が集まりました。これまでの2年間でキャンペーンをもっと普及させるため、さまざまな作戦を試し実行してきました。その中には非常に素晴らしい成果を出したものもあり、皆さんにお伝えしたいと考えます。
ぜひthe May 2020 年5月報告書に目を通して、この取組みと今後の計画についてご参照ください。以下にキャンペーンの主要な分析をごく簡単にご紹介します。
主な統計：
- キャンペーンでは24 プロジェクトで合計3万2,890件超の編集が行われ、2019年と比較すると増加率 394% でした。
- 2万7,800 件の編集（全世界合計の84.52%）はキャンペーン提携組織（AfLIA）の「アフリカ図書館週間」(#AFLibWk) のコンクール参加者でした。
- ダッシュボードの編集記録によると、追加された単語数は1億4700万 ワードでした。
- 参加編集者は550名、前年比 6% 増です。
- プログラムとイベント・ダッシュボードによると、記事の新規作成310本、編集記事5,610本です。
2020年#1Lib1Ref の成功に手を貸したくださった皆さんに感謝申し上げます。来年はウィキペディア20周年、ぜひ皆さんと共にこのキャンペーンに取り組み、祝いたいと望んでいます！
AfLIA にてウィキペディアン・イン・レジデンス就任
今年2020年初めにウィキペディア図書館は AfLIA と提携契約を交わし、#1Lib1Ref キャンペーンをアフリカの図書館関連職の間で普及させる事業にとりかかりました。かの提携関係の一環として、AfLIA ではオンライン講座を開催する予定です。#1Lib1Ref キャンペーンの参加図書館員がその後も継続して活動するように、またアフリカ大陸各地の図書館員にもっと研修を受けてもらい、ウィキペディアの良さに触れ、関連する機会を知る場を設けます。
数日前に AfLIA より講座カリキュラムの作成と調整担当者としてウィキペディアン・イン・レジデンスが決まったと発表がありました。皆さんもアリス・キボンボさん Alice Kibombo の就任を祝いましょう！ 詳細は公式発表のリンクをご参照ください。
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