Community Insights/Frequent questions/ja

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki

CEインサイトについて[edit]

コミュニティ関与 (CE) インサイトとは、ウィキメディア財団において活動の対象であるコミュニティから情報を集める新規のプロセスです。WMF guiding principle of shared powerに宣言したとおり「...ウィキメディア財団の活動のパートナーは世界のボランティアのコミュニティであり、記事の執筆者、編集者、写真の撮影者、管理者、巡回者、質の査定者、翻訳者のほか、wiki-gnomeやヘルプデスク係、開発者、ボット制作者、普及活動担当その他多くの役割が関わっています。」 CE インサイトはコミュニティとの連帯という目的を果たす方法であり、そのために財団がコミュニティとどのように関わっているか、また私たちの仕事が世界にどう影響するか、毎年続けて評価することになりました。

目標[edit]

CE インサイトの目標は4つあります。

  • 目標 1: ウィキメディアのグローバルなコミュニティと歩調を合わせる - アンケートを通してニーズの評価やプロジェクトおよびプログラムの満足度を調査し、ウィキメディア財団(WMF)とコミュニティの歩調を合わせます。
  • 目標 2: 集めた情報を年次計画の作成段階に届ける - コミュニティの観衆の中の、特にWMF製品のユーザーから年単位で比較できる最も有効なデータを集めます。
  • 目標 3: 共同開発を活用してチーム単位の間接費を削減 - WMF各部署への支援を集約型にして、さらに共同開発による各チームの間接費(サーバコスト等)を減らします。
  • 目標 4: アンケート疲れを防止 - チーム間の情報収集の活動を調整して、さまざまなプロジェクトが発信するアンケートで回答者が疲れてしまうのを防ぎます。

要するにコミュニティからフィードバックや意見を集めて、直接、WMFの活動に活用しようとするプロジェクトなのです。

アンケートについて[edit]

ウィキメディア財団年次活動アンケート[edit]

年次アンケートは3件のうち最大の調査です。年次計画で各部門が参照できる情報に重点を置き、KPI各項としばしば関連します。対象は5種類のコアな観衆、すなわち5大集団に属する観衆のみにしぼっています。最も重要な点はアンケートを共同プロセスで行うことー財団の特定のチームが質問を考えたら、何らかの形でアンケートのプロセスに手を貸すことにしました。

ウィキメディア財団のパフォーマンス・アンケートの詳細はこちら>>

意識調査[edit]

意識調査は、年間を通じて短めのアンケートを行うという案です。今のところ、2件以上の実施ができる余力がありません。

評価法[edit]

Evaluation of CEインサイト評価には2つの方法を採用します。 第1にプロジェクト評価はウィキメディア財団職員対象の定期調査と組み合わせます。さらにプロセスに評価を行い、コミュニティと職員の関係者にとってプロセスが調べます。これらプロセス評価とアンケートの成果は、翌年のプロセス設計の時期に当たる毎年6月から7月の時期に、改善点の提言として公開します。

during the design of the following year's process.

目標の達成度は次の2件のアンケートで評価します。

  • 年次CEインサイト職員アンケート:目標1、2、3
  • WMFパフォーマンス・アンケート:目標1、4

詳細は評価法の節を参照してください。

よくある質問[edit]

コミュニティからアンケートが長いと答えたくないという声が上がっています。やはり項目は多いのでしょうか?[edit]

アンケートを短くまとめる工夫は主に3点あります。

  • 組織として意思決定が必要な、最重要課題にしぼる。
  • 観衆のタイプに合わせてアンケートを分岐し、対象として選んだ観衆に特化した調査ができる。そのため利用者にアプローチする時と場所を限定する。
  • 利用者に最も関連性の高い回答を得るため、絞り込み問題を多用する。たとえばウィキメディア財団の運動戦略プロセスに参加したことがないと答えると、そのプロセスに関連する質問は出ない。


ユーザーに最も当てはまる質問に確実に答えてもらうには、どんな工夫が必要ですか?[edit]

方法は2つあります。第1に観衆に合わせて個別のアンケートを用意すること、第2に観衆に特化したアプローチで対応することです。たとえば観衆が開発者や技術協力者なら、ラボやmediawiki wikiあるいはphabricatorなど技術空間に行けばアンケートが取れます。

第2の方法とは、全問に回答しないように「選別」設問をたくさん折り込みます。回答や記入は自分が参加したことのある活動に限定するよう、回答者に頼みます。たとえばソフトウェア開発、ツール作成、あるいはウィキメディア財団主催のハッカソン参加をしたことがあるかと尋ねます。あるいは回答者にとって最も意義のある分野を3つだけ挙げないと、関連する設問のセットが選べないようにします。

もしもうちの部門でアンケート結果に対してもっと詳しく調べたい場合には、学習・評価チームに手伝ってもらえますか?[edit]

学習・評価チームではCEインサイトの結果について、フォローアップの研究を企画して実行する皆さんのお手伝いを喜んでお引き受けします。皆さんのチームにとって研究プロジェクトとは、面談調査やテーマを設定したグループ調査、アンケートその他の調査方法を学ぶには絶好のチャンスです。学習・評価チームはあくまでもアドバイスをする役目に徹します。またリサーチもしくは設計リサーチの担当チームなど、他のチームの協力も期待できます。