研修のモジュール/イベントの安全を守る/第1稿/遭遇するかもしれない状況

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E3: 遭遇するかもしれない状況

貢献者が出会い、集まって協同する場所の安全性を確実にするため、あらゆる対策を講じる必要があるものの、あなたや他の人が、規模の大小に関わらず不快な状況を経験したり目にしたりする場面がありえます。そのような違反を経験したのがあなた自身か他人かに関わらず、通報するべきであり通報できるはずです。違反は次の一覧がすべてではなく、めったにない状況や思いつくのが難しい状況はいつでも起こる可能性があります。

  • 安全な場の侵害がわずかもしくは軽微とは、通常は不適切なコメントや、オン・ウィキの議論が白熱した結果の敵対的な争いあるいは個人攻撃、または実際に言動として不適切な内容を示す場合です。これらの違犯は必ずしも他人を怒らせるように意図的に仕組んでいなくても、実際に起こった場合は通報しなくてはいけません。
  • 安全な空間の侵害が重大とは、暴力的な行為によってひとりでも大きなストレスを経験したり脅かされたりする状況で、個人を特定した嫌がらせ、明らかに言葉で個人攻撃すること、暗黙の身体または性的な脅迫、あるいははっきりと辞めるように求めても繰り返される望ましくない行動などです。
  • ローカルまたはグローバルに追放された利用者は、資格がまったくないためにどんなイベントにも参加できません。そのような人を見つけた場合、たとえ追放がローカルでもグローバルでも、イベントへの出席そのものが友好的な場の侵害なのだと留意してください。イベントの運営担当 (EOT) に必ず報告しなければなりません。あなた個人が直接、その人に脅かされなかったと思ってもそれは確実ではなく、あなたが知らないところで、あるいは/しかもその他にひどく心配する出席者がいるかもしれないからです。
  • 深刻な安全の侵害とは、身体的、性的な暴行に及ぶことは非常に少ないですが、そのような事態に発展した、あるいは事態の通報があった場合は、あくまでも深刻な事態として対処します。
  • 医療上の緊急事態にさえ遭遇する可能性があります。必ずしもイベント中に他の人と接したせいではなくても、イベントの運営委員会 (EOT) は医療上の緊急事態を最優先して対応しなければいけません。

イベント主催者もボランティアも、どちらも同じようにイベントが安全だと感じるべきです。イベントの関係者を巻き込んだ事件にも、真剣に取り組まなければいけません。その場合、状況を判断する審査役を肩代わりするメンバーを用意することが重要です。研修の後半で詳しく取上げることにしましょう。