ウィキペディア 15 周年/報告

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ウィキペディア15周年
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Wikipedia Day 15th Birthday Party World Map

2016年1月15日にウィキメディアは15周年を迎えました。このマイルストーンについて世界中でコミュニティがイベントを開催、記者発表をしたり特設サイトを開いたりしましたし、ウィキメディア・プロジェクトのバナーは143の言語に翻訳されました。

リーダーに名乗りをあげた人は数百人、あちこちで千人単位で参加者が集まり、ウィキメディア運動が意識され知られる上で大きな弾みをつけました。ここにまとめてみましょう:

  • 850超の記事が76の国で報道される - 英語版の報道は81.5% が好意的で批判的なものは12.4%にとどまりました
  • 188のイベントをコミュニティが78の国で開催 - 42のお誕生日ケーキがウィキメディア・コモンズに上がりました!
  • 650万人の訪問者が第1週目に誕生日サイトを訪問 - 誕生日当日だけでも140万人
  • 9万8,213件のハッピー・バースデーのタグ#Wikipedia15 が Twitter で飛び交う - ウィキペディアは Facebook でも〈科学・技術〉のトレンドになり190万人にウィキペディアの誕生日だと伝わりました。
  • 19億件のインプレッションがセントラルノーティスの143言語の誕生日バナーで記録 - クリック率は0.447%、ウィキメディアのベンチマークの3倍です!

報道の集計

Wikipedia 15 - press coverage map.png

コミュニケーション委員会 (ComCom) のリーダーが世界中で協力してくれたおかげで、当初のテレビ2件と記事30本という予想をはるかに上回り、ウィキペディアの15歳の誕生日は広範囲の報道に露出。総計テレビ45件と記事850超を数えました。

記事は78カ国で発表され、米国142件、ドイツ124件、スペイン49件、ロシアでは43件が書かれました。またエジプト、インド、ブラジル、メキシコ、さらに中国でもウィキメディア・プロジェクトの一部がブロックされていました。財団のコミュニケーションチームはメディア露出に記事40本という「最大到達目標」を掲げ、記事39本を23の報道媒体に掲載。15周年を記念したときの Google、eBay、Amazon の3社合計に迫りました(合計23媒体49記事)。

Wikipedia 15 - press coverage sentiment.png

プレスの反応

英語の記事の質と論調をプロファイリングしたところ、Wikipedia 15の記事は非常に肯定的であるとわかりました。財団では肯定的な誕生日の記事は40%と見込みましたが、実際にはそれを容易に上回り、否定的もしくは不正確な記事は15%未満どまりでした。これらの目標は2011年の、ウィキペディアの10歳の誕生日に設定された報道目標と一致しています。

  • 否定的な報道:12.4% (英語の報道) はウィキペディアが下降線をたどっており、編集者を失ったりコミュニティが疲弊していると伝えています。
  • 肯定的な報道:81.8% (英語の報道) は私たちのマイルストーンを世界を変える動き、現在のウェブの基盤ととらえ世界の成果として祝いました。

報道の例

肯定的な報道の例

  • 「ウィキペディアがなかった時代のことはもう想像すらできないです。あちこちで学生が宿題を締め切り前に出せるのも、パブで延々と続く議論に結論が出るのも、今やウィキペディアは

オンラインの世界のいたるところに存在しています」。 - イギリス版 WIRED エミリー・レイノルズ

  • 「ウィキペディアに誕生日プレゼントを贈ってみたいですか? ウィキペディアを運営する非営利団体ウィキメディア財団のページを開いて、ぜひ寄付をお願いします。」 - マッシャブル、ジェイソン・アブラジーゼ
  • 「私たちは確かに一つ学びました—人が思いつく話題ならどんなことでも、簡単に要約を知りたいならウィキペディアを使えば良いわけです。幸い、その主題に関して信頼できる情報源を参照するにも、役立ちます。」 - アーズテクニカ
  • 「インターネットの現代の驚異が知りたいなら、今日から15歳になるウィキペディアがその答えです。どんなトピックでも根拠をお探しの方には、巨大[中略]であらゆることに役立つのですから。」 - デイリー・テレグラフ紙 チャールズ・アーサー

否定的な報道の例

  • 「そのコミュニティがウィキメディア財団と協力して活動したとしても、繁栄するのはたかだかあと15年間 — そして内部分裂は運動を壊すこともありません」 - ワシントン・ポスト、アンドリュー・リー
  • 「...調整役の英雄的な努力にもかかわらず、ウィキペディアは必ずしも正確ではありません。偽の海賊からシャワーを浴びるハトまで、偽の記事のせいでこれまで数回、非常に愚かしいメディア掲出がありました」 - GQ、マックス・ウィリアムズ
  • 「〈記事3,800万件〉と言うと膨大に聞こえるとしても、同サイトはすべての主題、地域または問題を網羅的に同じ深さで扱っていない点が批判を受けています。」 - アルジャジーラ Tarek Bazley

コミュニティの行事

Wikipedia 15 - event locations graph.png

Wikipedia 15 - event locations map.png

188のイベントが78の国でウィキペディアの15歳の誕生日を祝いました。インドがイベント数最高の19件で、ついでイタリアの14件、アメリカ12件、ドイツ8件、フランス7件です。ほぼすべて、2016年1月15日金曜日に開かれています。

ウィキペディアの10周年には記念イベントが470件行われたとされるものの、この数字には裏づけがないため実数はもう少し少ないかもしれません。15周年にはイベント数のベンチマークは設けませんでした。その代わり祝いたいと申し出たグループのサポートに務めました。

誕生日サイトのトラフィック

Wikipedia 15 - microsite visit methods.png

Wikipedia 15 - microsite visit locations map.png

Wikipedia 15歳の誕生日サイトはある意味年次報告として機能し同時にマイルストーンのマイクロサイトでもありました。訪問した人にとって、16人のウィキメディアンの皆さんの話に触れウィキペディアの15年間から拾った事実を知り、自分にとってウィキペディアがどんな存在かシェアできる場をご用意したのです。2015年度の財団の財務報告、寄付者一覧に加え、ウィキペディア基金プロジェクトをご紹介しました。

サイトのページビューはたった6日で650万に達し、訪問者の66%が携帯端末からコンテンツにアクセスしました。平均滞在時間は39秒、訪問者の約47%が1分以上滞在し、人気No.1の「ホーム」画面の次に歴史がわかる「15 Years」ページが注目されました。

ソーシャル・メディアの集計

ソーシャル・メディアのリーチ

ソーシャルメディアはWikipedia 15のマイルストーンを身近に引き寄せてとらえ、露出の数を大きく伸ばしました。6日間でウィキペディアが管理するソーシャルコンテンツは当初見込みを上回り、Facebookで100万人に対して350万人のファン、Twitterで25万人に対して43万2,000人以上のユーザーにリーチしています。これらウィキペディアのソーシャルコンテンツの目標値は最大リーチ範囲の実績から設定しており、新しいリーチの記録設定を興味深く受け止めました。

  • Facebookのページで誕生日の投稿はおよそ200万人のファンにリーチしました。世界中のフォロワー数の約39%に達しています。
  • ツィッターではキャンペーンのリーチは総フォロー数 (33万1,000人) を23%上回る43万インプレッションを得て、これまでに最も読まれたツィートになりました。

ソーシャル メディア バズ

ツィッターで誕生日のメッセージをハッシュタグ #Wikipedia15でシェアした人々は9万8,213人を超え、誕生日当日のツィートのシェアは7万5,000件。その多くは誕生日サイトのセントラルノーティスのバナーにあった「あなたにとってウィキペディアとは?」という質問に答えたものでした。この質問はウィキペディアのソーシャルメディア担当が載せたものです。

Wikipedia 15 - Twitter wordcloud.png

ツィートのうち2,500件から、よく使われた言葉や短文を抜き出しました。ウィキペディアのことをつぶやくのに、いちばん話題になったのは何でしょう?

  1. knowledge (知識)
  2. information (情報)
  3. source (情報源)
  4. world (世界)
  5. thank you (ありがとう)

ソーシャルメディアの関心

Wikipedia 15のソーシャルメディア記事は25万件以上の関心 (engagement) をひきつけました。内訳はFacebookの「いいね!」やコメント、シェア、写真のクリック、またTwitterのリツイート、返信、「いいね」、コンテンツのクリックが含まれます。財団のコミュニケーションチームはコンテンツ閲覧数のこれまでの最高記録をベンチマークとして、Facebookで約3万件、Twitterで5,000件という目標を設定しました。実績はFacebookのコンテンツの場合24万3,000件と見込みの8.1倍超、Twitterは同じく7,900件で1.5倍を上回りました。

どちらのプラットフォームにも個別のコンテンツへの関心で記録を作りました。

  • Facebook に載せたハッピーバースデーの投稿は「いいね!」8万7,600件を集め、2万9,000件でウィキペディアのいちばん支持された投稿になりました。
  • ツィッターの投稿はリツィート1,644件で、@Wikipediaの最も読まれた投稿になりました。

一斉通知の誕生記念バナー

Wikipedia 15 banner in orange.
Wikipedia 15 banner in pink.
Wikipedia 15 banner in purple.
Wikipedia 15 banner in red.
Wikipedia 15 banner in teal.

一斉通知ではウィキペディア創設記念日のデザインが5種類、創作されました。バナーの惹句が2週間前に完成したおかげで、143言語への翻訳につながりました。

訳文によってはオフウィキにも露出され、ロシア語版と中国語版のバナーは1月15日にCNNで放送されたジミー・ウェールズの取材映像中に掲出されました。

バナーのインプレッションは6日間で19億以上を獲得、クリック率0.447%を維持しました。ウィキメディアのプロジェクト群にまたがって表示されたバナーは、ユーザー単位の表示回数10回です。5種のバナーデザインはランダムに入れ換えました。

ブログの関心

ブログ記事4本がWikipediaの15年間に関する話題を取り上げました。1月14日のエド・エーハートさんとジェフ・エルダーさんの記事は、2万回以上の合計インプレッション数を記録し、トップを更新しました。この投稿は81の報道媒体によって転載され、ウィキペディアの誕生日の報道にも重要でした。

ウィキペディア15歳の誕生日のマーク

ウィキペディア15歳の誕生日のマークはひとつではなく数10件、作りました。私たちが作った40件に世界のコミュニティの皆さんが98件作ってくれて、総計138件の味わい深いアイコンが生まれたのです。なかには動画もありました。

報告書の完全版

Wikipedia 15のプロジェクト、計画の過程、詳細な目標と主な業績評価指標についてウィキメディア財団のプロジェクトキャンペーン報告書全文をお読みください。