ESEAPハブ憲章
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Special:Permalink/29103139 時点の当 ESEAP ハブ憲章は ESEAP サミット 2025 会期中に発表し、有効になりました。 |
概要
この提案は、ウィキメディア・プロジェクトに管理者を任命するというコンセプトを反映したもので、信頼できるESEAPウィキメディアンを「リエゾン」(連絡係)として任命し、特定のコミュニティにハブ業務における代表権限を与えます。リエゾンは各コミュニティのニーズをハブの意思決定に反映させ、ハブの取り組みを各コミュニティ内で実施するため貢献します。リエゾンはまた、運営委員会※1(意思決定チーム※2)の人材プールの役割も担い、定期的に「運営委員会」の委員を指名します。運営委員会は職員チームと会合を開き、確実に解決策を実施します("※":1=Steering Committee。2=decision-making team)。
連絡係:定義、組織化、責務
- リエゾン(連絡係=Liaisons)はその信認においてコミュニティ組織で積んだ豊富な経験と、協働と公明正大と多様性の精神にしたがい他者と協力しハブ業務を決定する能力がある点がESEAP ウィキメディアンの有意な人数に支持されるものとします。
- リエゾンは政治的文脈における伝統的な代表者ではなく、定期的な再選挙や選挙制度により有権者代表であることを保証する必要はありません。理想的には、ESEAP ウィキメディアンを自認する人なら誰でもリエゾンに着任できます。
- 以下の資質を満たす人々はリエゾンに立候補できます。
- 運動に貢献:
- ウィキメディアのいずれかのプロジェクトにアカウント登録後3年を経過していること。
- 1000回以上の編集を行っていること。
- 直近1年以内に100回以上の編集を行っていること。
- 組織統治の体験:(以下の4件のうち最低1件):
- "元" 財団理事会※の一員であった、もしくは勤務歴1年以上の常勤職員、もしくは委員会の一員であった("※"=ウィキメディア財団)。
- "現任もしくは元" 理事(もしくは高位の委員会の委員)もしくは提携団体の常勤職員で就任から1年を超過した者。
- ウィキメディアのプロジェクト管理者として最低1年の経験があること。
- 運営委員会または運営委員会が指定する小委員会による承認を条件とし、管理職を務めた経験がウィキ以外の NGO で最低1年あること。
- その他:
- その他:申請段階でどのプロジェクトからも永久に追放されていないこと(セキュリティの理由によるアカウントの停止は含まない)
- UCoC(ユニバーサル行動規範)もしくは信頼安全(T&S)に関わる訴訟案件をめぐり、リーダーの地位に就くことないしは対面型イベントへの出席など職務の効果的な遂行をめぐる示唆または禁じる案件が進行中もしくはすでに完了していないこと。
- 運動に貢献:
- 候補者の推薦はいつでも受け付け、推薦後、承認期間を14日間おきます。ESEAP ウィキメディアンは「支持」、「反対」、「中立」のいずれかを選択できます。承認の14日の間に、30以上の「支持」票を得た候補者はリエゾンに着任します。推薦者は、ウィキメディアのいずれかのプロジェクトにアカウント登録してから短くとも90日を経ている必要があります。
- リエゾンは再任が不要ではあるものの、自発的な退任は常時、認められます。
- リエゾンは次の理由で解任されます。
- 各リエゾンは、コミュニティがハブの要件とするものを収集でき、またそうすべきであり、導入案の作成をめぐる議論にいつでも他のリエゾンを招待することがが認められ、それについて「運営委員会」にそれらの人々を業務に含めることを検討するよう要請するものとします。参加するリエゾンの必要人数と提案作成プロセスは、初代運営委員会が決定するものとし、ただしその手順全体を通して最低1名の委員の参加を得るものとします。
- リエゾンは、ハブに関する議論に積極的に参加し、コミュニティにハブの意思決定に参加するよう促すものとします。これを実現するには、規則を制定しリエゾンに一定の少額助成金(マイクロファンド※)と権限を付与することが認められます("※"=micro funds)。
運営委員会(StC=Steering Committee):定義、形成、責任
- 運営委員会はハブの意思決定の中核であり、ESEAPハブを対外的に代表します。StC(当委員会)は、リエゾンの中から最も活動的で組織統治の技能を有する人々で構成します。一般のリエゾンと比較すると、それらの人々はハブの状況をより包摂的に把握するものとし、ハブの組織運営の支援に一定の時間を割くよう求められます。
- 運営委員会の構成は5-11名とし、リエゾンの互選により毎年改選します。
- 運営委員会の特定の一員がUCoCもしくはT&Sの事案によりリエゾンの役割を休職または解任された場合、その運営委員会委員は当委員会においても休職または解任され、なおかつ/あるいはリエゾン相互の合意により別のリエゾンを決定し交代させるものとします。
- 運営委員会の職責には以下が含まれます。
- 意思決定の手順が効率的であり、実際に実行可能であると保証すること。
- リエゾンと作業チームとの意思疎通を調整し、ハブの円滑な機能を確保すること。
- 作業チームの実施成果を監督すること。
- ハブ職員の雇用と解雇。
- 創設リエゾンとESEAPウィキメディアンが承認したリエゾン人数の合計が最低必要数に達した時点で、初代運営委員会は活動を開始し、できるだけ早く委員会の指名と辞任に関する詳細な規則を制定するものとします。
- StCの定員11議席に対して十分な人数のリエゾンが存在する場合、運営委員会はすべての議席を埋める必要はありません。再選規則を発表する際に、前代の委員会はハブの条件に基づいて次代委員会の定数を公表できるものとします。
- 運営委員会には次の任務が課されます。
- 職員と月例会を開き作業報告を聞くこと。
- 月ごとに会計の状態を点検すること。
- 例年、適切な時期にリエゾン全員を招集してハブの年次計画と予算を決定し、もってハブ代表として財団に提出します。
- 例年、作業チームと共に業務報告書と財務報告書を作成し、リエゾンとESEAPウィキメディアンに縦覧してコメントを求め、財団に提出すること。
- ハブの長期的な戦略を策定するにあたり、ESEAPを指導する適切なタイミングを評価すること。
- 運営委員会の委員はその責任において以下も遂行します。
- リエゾンが提起したプロジェクト協議に参加すること
- 職員チームに対して専門的な相談や支援を提供すること
- ハブ管理の課題を積極的に調査し、報告を提示すること
ハブ職員(例:ハブ管理者)と連絡係および運営委員相互のやり取り
- ハブ職員(例:ハブ管理者※)はその責任においてさまざまな決議を実施し、運営委員会に報告します("※"=Hub Manager)。
- 計画および意思決定レベルでは、リエゾンはコミュニティの意見を運営委員会に伝え、また実施および調整レベルでは、リエゾンは職員がコミュニティ内で業務を実施できるよう支援するものとします。
発効日
- 前述した組織統治機構はウィキメディア財団のフィードバックを待ち、2025年6月30日に発効するものとします。
- 運営委員会はその委員を合計最低5名集めた時点で、活動を開始します。
改訂
- 組織統治機構(governance structure)の修正には、最低30人のリエゾン定足数の75%もしくは会議に出席したリエゾンの60%のいずれか多い賛成票を得た場合に実施できます。
EPC 委員から設立リエゾンへ移るには
- ハブ業務の引き継ぎと迅速な立ち上げを円滑に進めるため、EPC※1参加者の有志は「創設リエゾン」※2の着任に承認を必要とせず、また通常のリエゾンと同じ権限を与えられるものの、任期は遅くとも2026年6月30日まで、またはESEAP ウィキメディアンがリエゾン7名を承認するまでとし、「創設リエゾン」は通常の承認の段取りを介し、いつでも通常のリエゾンに移行でき、その後は任期に期限はありません(訳注 "※":1=ESEAP準備協議会 EPC=ESEAP Preparatory Council。2=Founding Liaisons。)
- 2025年6月30日のESEAP準備協議会の解散から運営委員会※1結成にいたる期間、パイロット助成金※2の助成金管理者は助成金の目標実現に向けて決定を下し、それには運営案件※3としてハブ職員※4の雇用、初心者向けガイドブック※5および翻訳の各プロジェクトの開始その他を含みます("※":1=Steering Committee。2=pilot grant。3=operational matters。4=hub staff。5=newbie guidebook project )
脚注
- ↑ 追放処分(ban)が下された場合、運営委員会または運営委員会が任命した小委員会の通知を受けてから15日以内に、当該のリエゾンは追放処分の正当な理由を提示しない限り、その職を解任されます。その理由が提示されない場合、当該のリエゾンは解任されます。運営委員会または関連小委員会は、回答後30日以内に解任を決定します。解任が決定されない場合、または協議により30日間の延長が必要となる場合、当該のリエゾンは解任されません。
- ↑ UCoC/T&S 事案に関して、一時休職または解任の手順はU4C※1ならびに信頼安全※2の運用方法に応じて変化する場合があります("※":1=UCoC草案委員会。2=Trust and Safety)。