ウィキメディア運動と意思疎通の洞察/報告書
コンテンツ

運動参加者からの勧告
- Build a better front door. 情報を簡単に入手できるように。財団からの支援と資源。
- Use humans. コミュニケーションは、相手を自分と同じ人間だと思うこと -- 技術が何であれ、媒体が何であれ。その地域に詳しいコミュニケーション・スペシャリストを雇いましょう。聞き上手で、代弁でき、支援でき、拡大させることができる人。この運動を説明できる人。
- Speak human. 言葉は分かりやすく、ぶれず、伝えやすく。どんなコミュニケーションのときも、様々な人間がいると意識しましょう。複雑な内容を説明するとき、難しい言葉を避けましょう。詳細がわからない場合、知ったかぶりは止めましょう。
- Balance “broadcast” with “on-demand.” 周りの人が必要なときに必要なものにアクセスできるよう、その人たちに目を配り、情報に目を通しておきましょう。
- Coordinate, then communicate. まずは財団の中で歩調を併せましょう。それから、一歩広げて運動を進めましょう。内部で足並みをそろえておかないと混乱を招きます。
- Clarify, connect and reflect. これら3つのコミュニケーション目標のための運動の背景を伝えるために財団のプラットフォームを使いましょう。
このレポートはどんな用途に用いられますか?
この報告書は、運動コミュニケーションをテーマとした、一連の話し合いから、繰り返される洞察を統合したものです。運動によって浮かび上がった問題点と運動によって提案された解決策をプレゼンテーションしています。これらの洞察は、ウィキメディア財団の長期的な運動コミュニケーション戦略を構想するために使用されます。この戦略構想は機動的であり、進化し適応し続け、準備が整い次第、改善策を実施します。
誰と話しているのか

注目グループ10件の参加者113名です。研究チームが10回催した焦点グループには、コミュニティ参加者合計83名とウィキメディア財団職員30名が出席しました。ウィキメディア運動の多様性を反映し、さまざまな地域や言語、立場で活動する運動参加者の意見を聞きました。
Of community participants: 69% were from emerging regions, 63% identified as men, compared to an estimated 87% of Wikimedia contributors; 35% stated their primary project was a project other than Wikipedia; 17% were relative newcomers, having been involved with Wikimedia for 3 years or fewer; 27% were long-time Wikimedians, having been involved with Wikimedia for 10+ years; 16% were non-English speakers (simultaneous interpretation was provided in Arabic, French, Spanish and Russian); 35% were members of affiliates; 23% held on-wiki administrative roles; 7% identified as technical contributors. We also offered optional stipends to participants to enable participation from those who may not have otherwise been able to take part.
運動戦略を支援する
参加者の勧告は、 ウィキメディア2030運動戦略の中核目標に直接結びつくものです。特に、運動戦略構想を基礎とした提言は以下の通りです。
- Increase the sustainability of our movement. Through better community support, volunteer recognition, and investment in emerging communities. (See: Build a better front door; Use humans; Clarify, connect and reflect.)
- Coordinate across stakeholders. Strengthen communication and collaboration. Clarify roles and responsibilities. (See: Speak human; Coordinate, then collaborate; Clarify, connect and reflect.)
- 内部知識を管理。知識のベースに現在よりも優れた説明文書を作ること。(関連項目:もっと優れた入口を作って、「広報」と「オンデマンド」のバンランスを取る)
参加者の洞察より当財団の意思疎通として、これらの優先事項をより効果的に支え、より詳細な情報を提供できる方法が示唆されます。2030年に向けて共に歩む中で、当財団が検討すべき課題と潜在的な解決策を概説してあります。