Jump to content

ウィキメディア財団 年次計画/2024-2025/目標

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Wikimedia Foundation Annual Plan/2024-2025/Goals and the translation is 79% complete.
Outdated translations are marked like this.

ウィキメディア財団には2024-2025年次に主な目標が4つあります。ウィキメディア運動の戦略的方向性および運動戦略の勧告に沿って設計されたものであり、以下のように昨年の計画で特定した作業の多くを継続します。

  1. インフラ:サービスとしての知識を進歩させる。ウィキ上の ユーザー体験の向上、特に経験を積んだ編集者対応を進める。指標と報告体制の強化。
  2. 公平性:知識の公平性をサポート。運動内で意思決定における公平性を強化し、公平な資源配分を推め、コミュニティを支援して知識の格差を縮め地域で地域同士と、さらに世界とのつながりを促します。
  3. 安全と整合性: 私たちの人々とプロジェクトを守ること。ボランティアに安全を提供するシステムを強化すること。私たちのプロジェクトの整合性を守ること。ウィキメディアのプロジェクト群において無償の知識を得る環境を推進します。(注:この目標は昨年の「安全性と包括性」から改名。)
  4. * 効率化:私たちの全般を強化する。さらに制約されたリソースを使って影響を最大化しようとする私たちのプロセスを評価し反復し取り入れる

インフラ

公平性

安全と包摂性

効率化

指標:目標に向かう進捗状況の測定

目標に向かう進捗状況を測るにはコアの指標一式を特定して、来年、ウィキメディア財団はこれらに影響を与える計画です。これら指標は、仕事に取り組む私たちのやる気を高めるもの、正しい方向に進んでいるかどうかを示すシグナル(信号)として機能する必要があります。期待したほどの波及効果が上がらない場合は、目指す効果を得るように作業を調整します。

コアな指標の選考には以下の要件を採用します。

  • この指標は、私たちが目標にいたる正しい方向に進んでいると示すものと考えます。
  • 会計年度の期間を貫き、この指標に影響を与える作業の進捗状況は測定可能だと信じています。
  • 四半期ベースで指標の変化を測定できるため、会計年度のどの時点でも、必要に応じて軌道修正ができます。
  • ベースラインの測定と設定を済ませてから、会計年度が開始できます。

私たちの仕事で最も影響力のあるものは成果が現れるまで、時間がかかります。このため、当財団では進捗状況の見守りのため、コア指標ごとに関連の先行指標とマイルストンを用います。さらに今後1年、より完全な情報を得るため財団は追加のデータポイントをチェックします。

ウィキメディア財団がかかげる2023-2024年予算年度の指標領域は主に4点です。

  • * コンテンツ:百科事典のコンテンツの品質と信頼性を高める。
  • * 貢献者:運動の貢献者コミュニティの健全性を改善し維持する。
  • 関連性:世界中の幅広い視聴者に関連性と持続可能性を確保すること。
  • 効率化:財団の運営方法と規模を改善し、長期的な持続可能性を確保。

コンテンツ:百科事典のコンテンツの品質と信頼性を高める

私たちの使命は、無償の知識を世界に広めることです。私たちのプロジェクトのコンテンツは、無償の知識へのアクセスを提供する重要な方法です。 私たちのウィキメディア運動には、私たちのコミュニティが長年を費やしてプロジェクトのコンテンツを改善してきて、信じられないほど大規模の影響を与えるまでになりました。 私たちは実験とパートナー関係を通じてコンテンツの品質と信頼性を高める効果的な方法を見つけ、コミュニティの継続的な取り組みをサポートしてきました。 言語、地域および主題の分野のうち、私たちが最も影響を与える可能性が高そうなものは、世界中で無償の知識の公平性を向上させる場所でもあります。 最近の AI 生成コンテンツの増加 を考慮すると、人間が作成した知識の価値は何倍にも増加していきます。 健全な進歩の指標とは、信頼できるコンテンツがどんどんスケールアップするような手法の有効性となり、私たちのコミュニティが信頼してよいものです。 この予算年次、私たちの焦点はツールとシステムを貢献者に提供して、知識の格差を特定して埋める能力をサポートすることです。

  • 目標:この指標は公平性という最上位の目標に対応します。
  • 測定:ウィキペディアの秀逸な(質の高い)記事を増やす。 We will measure our success this year based on achieving the key results outlined under the Equity goal: Closing Knowledge Gaps.

貢献者:運動の貢献者コミュニティの健全性を改善し維持

ウィキペディアの成功と世界的な広がりは、プロジェクトを構築し保護する活動を行うボランティア・コミュニティの持続可能性にかかっています。 ボランティアの皆さんとの会話から、またデータと研究や、外の世界の動向から、コミュニティの持続可能性が危険にさらされていると把握しています。 財団は、さまざまな方法でコミュニティの成功と健全性の確保に役に立とうとしています。 経験豊富な編集者向けのツールを改善すること、 新入編集者がどうすれば迅速かつ効果的に貢献できるか方法の構築、 安全が脅かされているボランティアを守る活動、 ボランティアの組織統治を支え、 ローカルおよびグローバルな人脈を促進し、運動提携団体対象に助成金事業を展開します。

私たちは、複数世代のボランティア育成と、その豊かなコミュニティ構築を目指しています。 私たちのコミュニティは多様であり、さまざまな貢献者の役割があるため(幹部、主催者、コンテンツ編集者、編集書学者など)、コア指標に関連のある尺度を追加して、進捗状況を評価します。 これらの尺度の構成要素はプロジェクトごとの貢献分析データ、コミュニティの感情調査、プログラムの成果です。

  • 目標:指標として最上位目標であるインフラ資本ならびに安全と整合性に対応。
  • Measurement: We will measure our success this year based on achieving the key results outlined under Infrastructure, Equity, and Safety & Integrity. We will monitor the impact of our work across multiple points in the contributor journey, from newcomers to experienced editors, administrators, and moderators.

関連性:世界中の幅広い視聴者に関連性と持続可能性を確保する

ウィキペディアとは、世界が無償の知識を見つけ、学び、共有するための情報源。 私たちは活動の成功を部分的に判断する礎として、読者数やフリーライセンスを与えられたコンテンツの再利用ならびにウィキメディア運動の広範な目的を維持する資金調達能力を考慮しています。 「無償の知識運動」は複数の課題に直面しています。 知識を求める人は 短い形式の個性に基づいたコンテンツ に目を向け始めています。 検索は AI の台頭により変化しています。 SNSのプラットフォームは動画や音声を使い、文章や公開のウェブ情報ではなく機械学習(ML)主導の推奨アルゴリズムをもっぱら用いて視聴者を引きつけます。 これらの課題には、考え方をさまざまな面で新しくしないと直面できません – 資金調達、新しい聴衆の発見、変化する世界へのクリエイティブな取り組みなどの面で。

  • 目標:この指標はインフラという最上位の目標に対応します。
  • 測定:ウィキペディアを使う固有デバイス数を増やす。 We will measure our success this year based on achieving the key results outlined under Infrastructure.

効率化:財団の運営方法と規模を改善し、長期的な持続可能性を確保

財団の有効性の指標には運用型経費率 を選択。 運用型経費率とは、管理経費と運用に投じる資金額の比率を表す尺度です。 これは非営利団体の有効性評価のために明確に定義され、一般に財務アカウンタビリティ(説明責任)の表示に使われ、チャリティー・ナビゲーター(Charity Navigator)などの外部サービスが採用しています。 この尺度は私たち財団がアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に提出した非課税申告書式990 に公開された情報に基づいています。

この有効性の尺度は、財団が主要な資源配分の背反関係(トレードオフ)とその影響評価の方法を確立します。 これらのトレードオフを関係者に伝えるのに役立ちます。 また予算の大部分を私たちの使命を直接サポートする活動に割り当て(訳注:その比率が)確実に非営利団体の最善手法と一致もしくはそれを上回るように図る一助となります。

  • 目標:この指標は効率性という最上位の目標に対応します。
  • 測定:プログラム経費率を 77% 維持を目指す。