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情報開示なき有償受託寄稿に関する理事会書簡

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Board letter on paid contributions without disclosure and the translation is 100% complete.

理事会からの書簡

理事会は、利用規約における有償の編集の情報開示の義務付けに関する公開協議を注意深く見守ってきました。当財団は、ご自身のお考えや経験の共有に時間を費やしていただいた方全員に感謝いたします。皆様のコメントは、この複雑な問題へのさまざまな視点を理解する上で非常に有益でした。

この協議、および当財団の独自の審査と検討の結果、当財団は、有償受託の編集の開示を義務付けるために、利用規約を修正します。これは、公開協議における、このイニシアチブへの強力な賛意を反映しています。新しい利用規約では、編集者は、関連するユーザーページ、トークページ、または編集要約欄において、「報酬を受け取る、または受け取る予定の寄稿に関して、雇用主、顧客および提携団体を開示する」ことが必要になります。個別のプロジェクトでは、有償の編集について別の開示方針を採用している場合があります

この修正は、コミュニティと財団が有償受託による擁護的編集の評価及ぶ取扱を支援すること、およびローカルの状況とニーズにより対応すること、善意の編集者にガイダンスと情報を提供することを目的としています。

ウィキメディアのコンテンツの信頼性を維持および改善するものであり、既存の規則と方針と一体となって機能します。例えば、利用規約では、すでに詐欺的活動を禁止していますが、この修正は、それらの条件に抵触することを避けるために、ある団体を代表していることを表明する方法について明確化することを支援します。

法的要件に加えて、多数のコミュニティの方針として、潜在的な利害衝突の生じる可能性があるとして、有償受託による編集の情報開示を義務付けるか、または強く推奨されます。

複数の編集者が、善意の編集者に関するこの修正の影響について懸念を表明しました。そのような編集者には、たとえば、規則に精通していない初心者の編集者、またはGLAM(美術館、図書館、公文書保管所、博物館)や大学に関するプロジェクトに取り組んでいる編集者が含まれます。私たちは、有償の擁護編集の疑いがある場合でも、皆様に他者を尊重し、プライバシーとハラスメントに関する既存のコミュニティの実践と方針を実施することを支援するよう求めます。この修正は、GLAMプロジェクトへの参加者、または教授がたとえば、見返りに直接報酬を受け取りながら、自分が所属する機関について書くのではなく、自分自身の一般的な興味のあるトピックについて書く際に、彼らに影響を与えるものではありません。

問題の複雑さを考慮して、ウィキメディア財団は、引き続きこの修正の有効性をモニタリングし、改善のために必要な場合、変更を受け入れます。当財団は、コミュニティの協議に参加いただいた方全員に感謝いたします。

追加のコメントがある場合、メタにフィードバックを残すことができます。開示されない有償の擁護編集に関連する法的問題およびリスクの詳細は、こちらのFAQで見出すことができるかもしれません。

修正の文言

以下に定める修正の文言は、コミュニティに提案された当初のバージョンに加え、コミュニティの協議で提起された「オプション3」のバージョンを反映しています。この「オプション3」のバージョンは、コミュニティに、標準的な同意に基づく意思決定プロセスに従い、そのコミュニティに合わせて規則を調整する裁量権を与えます。

上記の理由のため、以下のテキスト(「特定の活動の回避」)が利用規約のセクション4の末尾に追加され、2014年6月16日より有効となります。

情報開示なき有償受託寄稿

本利用規約では、提携関係に関する不当な表示、成り済まし、詐欺などの不正な活動に関与することは禁止されています。 これらの義務の遵守の一環として、あなたは報酬を受け取る、または受け取る予定の寄稿に関連して、雇用主、顧客および提携している団体について情報開示しなければなりません。かかる情報開示は、少なくとも以下のいずれかの方法で行わなければなりません

  • ユーザーページでの声明
  • 有償の寄稿に付随するトークページでの声明、または
  • 有償の寄稿に付随する要約の変更での声明。

適用される法律、または利害の衝突に対処するものなどコミュニティおよび財団の方針やガイドラインでは、有償による寄稿をさらに厳しく制限したり、さらに詳細な開示を要求している場合があります。 ウィキメディア・プロジェクトのコミュニティは本利用規約とは別の有償の寄稿の開示方針を採用する場合があります。 プロジェクトが別の開示方針を採用する場合、そのプロジェクトに寄稿する際には、本項の要件ではなく、その採用される方針を順守すべき場合があります。 本利用規約とは別の有償の寄稿についての方針は、関連するプロジェクトコミュニティによってそれが承認され、これに代替する情報開示方針ページに掲載された場合にのみ、本要件に優先されます。

詳細は、有償受託寄稿の情報開示に関するFAQをお読みください。