ウィキメディア財団 年次計画/2022-2023/付録 フィードバック

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ウィキメディア財団年次計画 2022-2023年度

4月いっぱいを使い、私たちはこの運動の参加グループと協力し、財団の年次計画草案を作りました。計画草案のトークページに寄せられたコメントに加えて、対話を計11回 - コミュニティとの対話7回、職員との対話4回 - 実施しました。これらの充実した会話を通じて、年次予算草案に概説した目標4点それぞれに実質的な洞察とフィードバックを受けました。

目標#1:知識の平等を促進するため、集団的活動にもっと強力に地域的な焦点を当てます。

  • 地域固有の課題とサポートの提供方法を理解する
    • 会話を通じて耳を傾けたこととは、コミュニティごとに直面する地域特定の課題であり、地域ごとの状況の理解に対応する地域構造の追加というアプローチと、それと並行した財団による支援の役割を強調するものでした。これと同時に、このアプローチが地域ハブをどのように補完できるかも話し合いを重ねました。
  • 分散化に継続して取り組む
    • ボランティアの皆さんはまた、私たちの現在の運動構造が知識の不平等をどのように強めているか特定しなければならないこと、それを考慮に入れた地域単位のアプローチが必要だと共有しました。「アメリカ以外の国は、おまけではないのです。」

目標の2:サービスとしての知識への取り組みを深めるため、ウィキメディア・コモンズとウィキデータを手始めに製品と技術サポートの優先順位付けと割り当て方法を強化し、ウィキメディア・プロジェクト群740件超に展開して行きます。

  • 技術が足りないこととコミュニティが寄せる技術面の要請にどう対処するか
    • コミュニティとの対話では技術力の不足に対処し、サポート追加の必要性と、技術面の要請への対応改善について皆さんから聞きました。これらには技術的なリクエストも含まれ、ボランティアが解決に向けて取り組みを始めているものもあるかもしれませんが、プロジェクトの強調的な性質を考慮すると、解決策の展開には財団のサポートが必要です。
    • 技術面の要請に優先順位を付けて、専用のリソースをより多く割り当てて、プロジェクトの技術力不足を解消する必要性について聞いています。
  • ウィキメディア・コモンズのサポートを強化
    • ウィキメディア・コモンズを主題とする専用セッション2件には多くの参加者が来ました。アップロード・ツールについて具体的な問題を発現する人が多く、より一貫した技術サポートが必要だと強調しました。
    • 初心者がもっと歓迎されていると感じる体験は、もっと直観的なツールやチュートリアルを使う必要があると皆さんから話が出ました。「私たちは、有意義な投稿をする人は信頼されサポートを受けたいなら自発的に発見するだろうと過度に期待しすぎです。」
    • ウィキメディア・コモンズへ容易に画像をアップロードすることと、最近の履歴から微妙な違いとリスクを学びました。
    • 左記の対話では、コモンズのあるべき姿や手を出すべきでないこと、より大きなウィキメディアのエコシステムにおける役割を主題にして、今後も運動に関する対話は必要だと指摘されました。
  • コメントの続き、モバイル版のアクセスについて
    • Several volunteers emphasize the need for reading and contributing experiences on mobile, especially for projects outside of Wikipedia.

目標の3:運動の統治と健全性を強化するため、運動憲章、ユニバーサル行動規範、運動戦略の実施など重要な優先事項を支援します。

  • この2年にわたり、地域の健全性とボランティアの燃え尽き症候群について、皆さんから洞察の共有と、ボランティアをサポートする他の方法の模索するよう提案を受けました。これにはプロジェクトにおける嫌がらせ行為や虐待に着目すること、これらの行為に常に影響を受けるボランティアへの支援が含まれています。

目標の4:財団の業績と効果を向上させることを目指し、翻訳/通訳サポートの改善、影響評価に使う指標をもっと増やし有意義なものに引き上げ、共有サービスを設計して、真のグローバルな作業環境をサポート。

  • 成功に向かう指標を確立
    • 皆さんからジェンダー格差など重要な問題に関して、運動全体の進捗状況を追跡する指標に関してアイデアを共有してもらいました。
  • 多言語主義という最善手法
    • ある参加者は「多言語使用なんだから私たちって超大国扱いされても良いはず!」と述べました。年次計画案に翻訳と通訳に関する取り組みを示したとおり、その一環としてコミュニティとの対話は多くの機会に逐次通訳をご用意したところ会話は活発になって、英語が母国語でない人は運動の問題に参加したくても制限がある、それはメタのような空間でなおさらそうなんだという話が盛り上がりました。一方で、ウィキメディアのプロジェクト群はインターネット上で最も多言語の空間の一つだけれども、他方では私たちの運動に関するほとんどの会話では、言語を超えたやり取りは全然反映されていないと指摘を受けました。

より双方向の計画立案を目指し、このフィードバック期間に並行して、運動各所のグループにもそれぞれの年次計画書の共有を提案し、総体としてどのような機会や課題があるか見わたそうと試みました。呼びかけや会議はそれぞれ独自の点だとすると、提携団体のリーダーやボランティアの皆さんから作業と最善手法を共有してもらったことにより、おかげさまで点と点を結ぶことが可能になりました。今後とも運動各所と結ばれるように、双方向の立案の方法を作っていく所存です。

統計

年次計画書はメタ上のページビュー1万7千件超で、立案段階に呼びかけたところ目標に関して数百のフィードバックが集まりました。