CheckUser policy/ja
From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
このページでは CheckUser 権限について説明し、 CheckUser の使用に関する方針について大枠を述べます。この方針は 2005年の 9月から 10月にかけて検討(原文のノート参照)され、同年 11月に発効しました。
[edit] CheckUser とは
CheckUser は権限 checkuser を持つ利用者のためのツール(インタフェース)です。あるウィキで CheckUser 係の身分を持つ編集者は、ある利用者が他の利用者の sockpuppet (靴下人形、別人を装った不適切な多重アカウント)であるかどうかを、そのウィキ内で(全ウィキではなく)調べることができます。このツールを使えば、以下のことがわかります:
- ある利用者が編集に使用した接続元の IP アドレス
- ある IP アドレスから行われた編集(ログイン状態での編集を含む)
- ある利用者がメール送信した相手先と日時、および発信元メールアドレス
上記の情報は短期間だけ保存されます。それより古い編集は CheckUser で見ることができません。また、誰がこのツールで何を調べたかが記録され、 checkuser 権限があれば以下のような記録を見ることができます:
5 sep 2006 17:29 UserX got IPs for UserY on zzwiki 5 sep 2006 17:29 UserX got edits for 127.0.0.1 on zzwiki
これは次のような意味です(UserX は checkuser 権限を持つ利用者):
- 2006年9月5日 17:29 に zzwiki で UserX は UserY が使用したIPアドレスを取得した
- 2006年9月5日 17:29 に zzwiki で UserX は 127.0.0.1 から行われた編集を取得した
ユーザーズマニュアルは Help:CheckUser (英文)を参照してください。
[edit] ツールの使用
このツールは、荒らしに対処するため、不正な多重アカウントかどうか調査するため、そしてプロジェクトの混乱を食い止めるために使います。CheckUserは何れかのウィキメディア・プロジェクトへの損害を防ぐために限って使用されるべきです。
このツールは政治的な統制のため、編集者たちに圧力をかけるため、あるいは編集内容について論争している相手を脅迫するために使うべきではありません。利用者を調べるには正当な理由がなければなりません。別アカウントを持つこと自体が禁止されているわけではないことに注意してください。ただし、方針に違反した使い方(例えば多重投票や、多数派意見を偽装するなど)は別です。
調査対象アカウントにこの権限を使用したことを通知することは許可されていますが、通知する義務はありません。同様に、コミュニティに通知する義務もありませんが、プライバシーポリシーに適う範囲であれば通知しても構いません。
ある編集者の IP を本人依頼に基づいて調べることを認めているウィキもあります。例えば、ソックパペットの疑いをかけられ、無実の証拠を出したいような場合です。ただし、そのような CheckUser 依頼は、撹乱を狙って出される場合もあるので注意が必要です。
[edit] プライバシー・ポリシー
ウィキメディアプロジェクトでは、プライバシー・ポリシーはとても重要だと考えられています。もし、ある人が(たとえばボットによる荒らしやスパム等の)方針違反をしていて、かつ、その人の情報を開示することが混乱をとめるために必要だというのでない限り、IPアドレスや接続場所やそのほかにその人を特定するのに足りる情報を公開する事は、プライバシー・ポリシー違反となります(当該プロジェクト上で本人が開示済みの情報は除きます)。
プライバシー・ポリシーから、関係する部分の参考和訳を以下に引用します(正確には英語の原文を参照)。
- ページログから取得できるデータの提供に関する方針
- ウィキメディア財団の方針では、サーバログから集められた、ないし、チェックユーザーの権限を経たデータベース内の記録を通して集められた、個人を特定できるデータは、データにアクセスした開発者ないしチェックユーザーによって、次の場合にのみ提供されます。
- 法的に有効な召喚状、または、法執行機関からその他の強制的な要求を受けた場合。
- その情報が帰着する利用者当人の許可を得た場合。
- 財団理事長、その弁護士、またはその指名する者に対する提供であって、不正使用の苦情の調査に必要な場合。
- スパイダーあるいはボットによって生成されたページビューに属する情報に関して、それを広めることが技術的問題の説明・解決に必要な場合。
- その利用者が項目を破壊しつづけているとき、または破壊的な行動をつづけているとき、IPブロックの対象の決定を助けるために、または関連インターネットサービスプロバイダへの苦情の作成を助けるために、データを提供する場合があります。
- ウィキメディア財団や利用者や公共の、権利、財産および安全を守るための合理的な必要性がある場合。
[edit] 情報の開示
たとえ不正行為を働いている利用者であっても、できるだけ個人情報を公開 (reveal) しないことが望まれます。
- 原則として IP アドレスは公開しません。同一ネットワークか否か、といったような情報だけを提供します。もしも詳細な情報を開示する場合は、その人が信頼できること、開示した情報を他に漏らさないことを確実にしてください。
- ある利用者が自称している身元と、その IP が合致する場合、必要に応じて事実確認することは、個人情報漏洩に当たりません。
- 少しでも疑問を感じるならば、情報を開示してはなりません。
[edit] CheckUser 権限を得る人々
スチュワードとごく少数の編集者だけが CheckUser 権限を持つことを許可されます。編集者は CheckUser 権限をローカルにのみ所持できます。
ローカルの CheckUser 係がいるプロジェクトでの調査は、通常、自プロジェクト内でまかなうべきです。ただし、緊急時、あるいは、複数プロジェクトを跨ぐ荒らし (cross-wiki vandalism) のためウィキ間調査が必要な場合は、スチュワードがローカル調査を実行する場合があります。調査完了後、スチュワードはローカル CheckUser 権限を外し、ローカル CheckUser 係たち宛てまたは CheckUser メーリングリストにて報告すべきです。
どのウィキも、CheckUser 係が二人以上いるか、または全くいないか、のどちらかでなければなりません。これは、互いの行動を牽制し確認し合うためです。あるウィキの CheckUser 係が一人だけに(他の CheckUser 係の辞任や解任のせいで)なったときは、コミュニティは直ちに新しい CheckUser 係を任命(CheckUser 係が二人以上いる状態を維持)せねばなりません。
一部のウィキでは裁定委員会 (ArbCom) を設置しています。ローカルコミュニティの 25-30 人程度以上から支持を得て選ばれたメンバーたちで裁定委員会が構成される場合、 CheckUser 係は裁定委員たちによってのみ選ばれます。合意が得られたら、裁定委員の手で、単に対象者名を Steward requests/Permissions に記載してください。
それ以外のウィキ(上記の基準を満たす裁定委員会のない、あるいはコミュニティが投票制を採択しているウィキ)では、次のような二つの選択肢があります。
- コミュニティの総意(コンセンサス)により CheckUser 係を選任します。 CheckUser 権限をもらうには、自分のコミュニティ内で立候補する必要があり、立候補の意思をそのウィキのコミュニティに適切な手段(井戸端ページ、もしあればメーリングリスト、等々)で周知しなければなりません。また、プライバシー・ポリシーをよく理解していなければなりません。コミュニティの編集者 25-30 人程度以上、かつ 70%-80% 程度以上の賛成でコンセンサスが得られれば、コミュニティの意思決定が示されたページへのリンクを添えて候補者名を Steward requests/Permissions に記載してください。
- 票数が足りず、二人(以上)の CheckUser 係が選出されなければ、そのウィキには CheckUser 係を一人も置かないことになります。その場合、スチュワードに調査(UserX は UserY の sockpuppet かどうか)を依頼する必要があります。調査を依頼するには Steward requests/Checkuser へ依頼を書いてください。調査対象の利用者を列挙し、調査が必要な理由を(できればリンクを添えて)説明してください。スチュワードは、両利用者が同じ IP か、同じ proxy か、同じネットワークか、同じ国か、あるいは全く無関係か、といった調査結果を回答します(回答の形についてノート(の過去ログ)に議論があります)。
[edit] メーリングリスト
ウィキメディア財団のすべての CheckUser 係を対象としたメーリングリスト CheckUser-l があります。非公開です(訳注: CheckUser 権限を持たない人は参加不可)。得られたデータをどう解釈したらよいかわからないときなど、援助を求めたり、意見や助言をするために使います。 CheckUser 権限を持つ利用者全員が参加すべきです。
[edit] IRC チャネル
ウィキメディア財団のすべての CheckUser 係を対象とした IRC チャネル #wikimedia-checkuser があります。プライベート(非公開)チャネルです(訳注: CheckUser 権限を持たない人は参加不可)。メーリングリストと同じような目的ですが、リアルタイムに対話できます。 IRC を使うスチュワードと CheckUser 係はすべて、このチャネルの参加登録を済ませておくべきです。
[edit] 権限の剥奪
CheckUser 権限を持つアカウントの活動が1年以上無い場合、 CheckUser 権限ははずされます。
ツールの濫用にあたる場合は、スチュワードであれ CheckUser 係を任された編集者であれ、権限は即刻剥奪されます。これは特に、十分な動機なくCheckUser が行われたときに起こりうることです(動機となる不正な行いについてはリンクなどが提供されているべきです)。
CheckUser の不正使用に関する問題についてはそれぞれのローカルwikiが議論すべきです。公認の裁定委員会のあるwikiでは裁定委員会で権限の剥奪を決めることができます。裁定委員会のないwikiでは投票で決めることができます。権限の剥奪を実行できるのはスチュワードだけです。スチュワード単独で剥奪を決定することはできませんが、不正使用のログを調べて権限剥奪のための情報提供をすることは可能です。必要があれば、特にプライバシーポリシーを軽視した行動が行われた場合、ウィキメディア財団理事会に、権限剥奪の宣告を依頼することもできます。
CheckUser の濫用あるいはプライバシーポリシー違反についての苦情は Ombudsman commission でも受け付けています。
[edit] checkuser権限の保持者
[edit] Everywhere
- Tim Starling
- Stewards - upon request.
- Members of the Staff (see global group)
- Members of the Ombudsman commission (see global group):
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[edit] 関連ページ
- ja:プロバイダ責任制限法
- プライバシー・ポリシー(日本語訳)
- Steward requests/Checkuser (CheckUser ツールを使った調査をスチュワードに依頼する)
- Steward requests/Permissions (CheckUser 係の着任をスチュワードに依頼する)
- CheckUser policy/Local policies (各プロジェクトのローカル方針、英文)
- その他はCheckUser Policy(英語版)を参照