戦略/ウィキメディア運動/2017/サイクル2/アウトリーチ
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新しい声を拾うとは今後15年間のウィキメディア運動の未来を定義するプロセスにおいて、通常は戦略的な議論に含めない意見の存在を認め、適切に代表することに焦点を当てています。 その目標は次のとおり。
- 今後15年間のウィキメディア運動の未来に影響を及ぼすかもしれない、世界および地域的な動向を収集し、統合する。
- 既存の読者や将来の読者になるかもしれない人々が現在、ウィキメディア(特にウィキペディア)をどう認識し受容し使っているか理解して共有する。
- 関連分野の専門家や機関から学び、ウィキメディアの将来について協力してもらう。
このプロジェクトを世界中で完結しようと取り組んでいる専門部署が2つあり、それぞれ知名度が高い地域(旧トラックC)と知名度の低い領域(旧トラックD)を担当しています。また、それぞれの利用者グループには地元の専門家や提携団体(現状および将来の連携先)と議論を行っていただくため、予算の奨励金の申請をお勧めしています。
- 「知名度が高い地域」と定義するのは、ウィキメディアが比較的よく知られている地域、例えば北アメリカ、西ヨーロッパに加え、日本と同様によく認識されている国々です。
- 「知名度が低い地域」とは、ウィキペディアがまだあまり知られていない地域と定義しています。最近の新しい閲覧者の電話調査の結果によると、インターネット利用者のあいだでウィキペディアの知名度が低いあるいは誤解されている点を示しています。また知名度は低いところで20%、高めで51%の範囲であり、平均すると全体の約25%でした。最近の調査によると「知名度の低い地域」は中東、アフリカ、アジア、中南米諸国にわたります。対象国はインド、インドネシア、ナイジェリア、エジプト、メキシコ、ブラジルです。
活動
新しい声に耳を貸す4つの方法があります。
- 専門家、提携団体、制度リーダー200人以上との個別面談
- コミュニティ主導で地域の専門家、提携団体、組織のリーダーと会話する
- 小さなグループが開くサロンやイベントおよび会議
- 1–3 の活動に関する会話の記録 (作成中)
- 研究
- ブラジルとインドネシアのデザイン調査(進行中)
- メキシコ、ナイジェリア及びインドのデザイン研究 (2016年に完了)
- 認知度の高い市場におけるブランド認知、受容および利用の調査(進行中)
- 「机上の」研究 - 世界の動向及び人口などに関する第三者研究 (進行中)