抽象的なウィキペディア
![]() | 次期ウィキの新しい名前はWikifunctions(ウィキファンクションズ)となります Wikifunctions needs a logo. Please help us to discuss the overall goals of the logo, to propose logo design ideas, and to give feedback on other designs. |
抽象的なウィキペディア |
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(議論) |
全般 |
開発計画 |
注記、草案、議論 |
例 & 模型 |
経過 |
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プロジェクト
このプロジェクトは二つの部分から構成されています。抽象的なウィキペディアとWikifunctionsです。
抽象的なウィキペディアの目標は、より多くの人がより多くの知識をより多くの言語で共有できるようにすることです。抽象的なウィキペディア(Abstract Wikipedia)はウィキデータを拡張したものです。ここでは、言語に依存しない方法でウィキペディアの記事を作成・管理することができます。ある言語のウィキペディアは、この言語に依存しない記事をその言語に翻訳することができます。[1] In Abstract Wikipedia, people can create and maintain Wikipedia articles in a language-independent way. A Wikipedia in a language can translate this language-independent article into its language. Code does the translation.
Wikifunctionsは、コードの作成と保守を可能にする新しいウィキメディアプロジェクトです。これはいろいろな面で便利です。あらゆる種類の関数のカタログを提供し、誰でも呼び出しや書き込み、保守や利用ができるようにします。さらに言語に依存しない抽象ウィキペディアの記事から、ウィキペディアの各言語に翻訳するコードも提供します。これによって、誰もが自分の言語で記事を読むことができるようになります。Wikilambdaはウィキデータにある単語や実体に関する知識を利用します。
そうすることで、すべての知識の総和を全ての利用者が共有できる世界に近づくことができます。
関数とは何ですか?
関数「function」とはコンピュータの一連のプログラム指示のことで、利用者が入力したデータに基づき計算処理を行います。関数とは質問に対する答えという知識の形態であり、2つの日付けの間に何日経過したとか、2都市間の距離などです。関数が複雑になれば、複雑な質問にも答えることができ、たとえば立体の体積、特定の日付時点の火星と金星の距離、あるいは2つの生物種が同じ時代に生息していたかどうかなどです。さまざまな知識の問い合わせに対応するため、たとえば検索エンジンに質問を投げるなど、すでに関数で対応しています。英語で{{convert}}
や{{age}}
といわれるテンプレートはすでにウィキペディアの多くの言語版で用いる関数対応の見本ですし、ウィキテキストや Lua で記述してあり、それぞれの wiki で利用者が使いたい場所に手動でコピーします。
関数の具体例は初期のサンプルのページを、インターフェースの全体案のごくおおまかな予想は 初期の模型ページをそれぞれご参照ください。
言い換えるなら関数とは、利用者が入力したデータを計算処理し、質問に答えを出します。
この新しいウィキメディアのプロジェクトは関数のライブラリを構築し、執筆者はボランティアの皆さんで、言語を超えた質問などに答える支援をします。関数ライブラリを作ると、もっと多くの人が新しい手法で無料の知識にアクセスして探求できます。
抽象ウィキペディアとはなにか?
用語としての「抽象的なウィキペディア」は、それ自体、長期的な目標を示しています – これは関数ライブラリであり、将来的に超言語的な記事の作成を実現しようとしています。このプロジェクトの詳細がいくつか設定された段階に進むと、どのようなウィキでも – とりわけ中小規模の場合に – それぞれの言語で記事数を飛躍的に増やすことが可能になります。さらにまた、編集者がそれぞれの文化や文脈を、より広くグローバルな観衆に向けて共有できることを意味します。
新規の関数ウィキは、この理想を具現化するためコードのインフラを整備します。本プロジェクトにおける抽象的なウィキペディアの部分は大枠で2022年に開始する見込みです。
言葉を替えてみましょう。新しいウィキから複数の関数を組み合わせると、ウィキデータにあるデータと言語情報をかけ合わせ、対応するどの言語でも自然言語の文章が作成できるようになります。作成した文章は、どの言語版のウィキペディア (または別の場所) でも利用可能なのです。
タイムライン
- 2013年–2020年: プロジェクトの議論、研究、提案
- 2020年05月: プロジェクトが承認されました
- 2020年07月: プロジェクトの告知。Extension:WikiLambda(ウィキラムダ)で開発を開始。メーリングリストその他のチャネルを作成、核心に迫る議論が増える
- 2020年09月 – 2020年12月: 関数ウィキの命名コンテスト。引き続きロゴコンテストを行う。
- December 2020: Start discussions for the Wikifunctions logo contest and submissions of proposals.
- 2021年: 関数ウィキの新規公開。 構造をテーマにコミュニティの協議を開始
- 2022年: 抽象的なウィキペディア本体の開発に着手
- 2023年度: ウィキペディア本体に抽象的なウィキペディアを統合
参加しよう
- 編集
- ウィキデータで辞書学知識の作業者を募集。抽象的なウィキペディアの成功はこれにかかっており、今すぐ作業を開始できます。
- 話し合い
- Talk:Abstract Wikipedia
- 専用メーリングリスト
- Telegram または IRC チャットボード #wikipedia-abstract接続 (連携あり)
- 発展させる
- mw:Extension:WikiLambda
- phabricator:tag/abstract wikipedia
- 開発に協力したい人は、ご連絡をお待ちしています。
- やってみて
- 初期の試作版はユーザーインターフェースの使い方の大まかな発想を示しています。
- ウィキラムダ拡張機能の非公式なテストウィキが利用できます。まだごく 初期段階のため、だんだん改良の予定。
- 初期の導入試作版の公開はGithubを参照してください。これは、最新のMediaWikiのリリースでは機能しなくなっている可能性があります。
- 試作版の概要を手軽につかむには解説walkthroughの通読がお勧め
- その他の 実装はGraalVMが掲載
背景
Signpostに掲載された記事ではこの発想をより詳細に紹介しています。以下の資料 - 研究論文、講演のビデオ、プロトタイプソフトウェア - で、さまざまな詳細情報をご参照ください。ウィキラムダ開発計画の詳細な草案も含まれています。
過去の提案ページには、これまでの関連の議論、文書類、動画、同じような提案が多数、リストしてあります。
特記事項の例は次のとおり:
- ウィキデータと抽象的なウィキペディアのアイデアの短い紹介ビデオ(ニューヨーク、2019年) (18分)
- 意味を捉える:抽象的なウィキペディアに向けて(序文)
- 知識の総体をめぐる多言語間の協同 (社会的な要素)
関連情報
プロジェクト案
- 概論: プロジェクト案のまとめ
- 名称: プロジェクト名に関する議論
- 目標: 何を達成しようとしているのか? 第1次と第2次の目標
- 組織:開発チームの構成案
- 要件:プロジェクトが満たすべき条件のまとめ
- アーキテクチャ:プロジェクトの構成要素の相互関係のまとめ
- 構成要素:個別のソフトウェアで、コンポーネントとしてプロジェクトが配布する対象
- タスク:個別のタスクでプロジェクトがこなす対象
References
- ↑ The new components (listed in the development plan for Abstract Wikipedia) include extensions to Wikidata, whose integration (in the second year of the project) requires the agreement of the Wikidata community before storing the “abstract content” there or on another wiki (such as the new Wikifunctions wiki developed in the first part of the project, or another multilingual wiki).