ユニバーサル行動規範/執行ガイドライン/投票者向けの情報

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投票する

ユニバーサル行動規範

2023年1月17日から2023年1月31日協定世界時23:59:59(日本時間2月1日08:59:59)まで、ユニバーサル行動規範(UCoC)の改訂版執行ガイドラインの承認 投票 が、投票用ツール「セキュアポル」を使用して行われました。 ウィキメディアコミュニティ内の有権者は、執行ガイドラインの採択に賛成か反対かを示し、その理由を共有する機会がありました。執行ガイドラインの承認は、UCoCの執行過程と手続きを確立するために必要です。投票方法と有権者についての詳細は、以下をご覧ください。

投票を行う際の情報については投票のよくある質問もご覧ください。

投票の手順

投票資格がある場合:

  1. ユニバーサル行動規範の方針のための改訂版執行ガイドラインを検討してください。
  2. 執行ガイドラインの採択に賛成か反対かを決めてください。反対する場合は、票に、ガイドラインをどのように変更すべきかを記入してください。
  3. セキュアポルで自分の投票を記録する方法を学ぶ。
  4. セキュアポルの投票ページを開き指示にしたがってください。
  5. コミュニティの他の利用者にも投票を呼びかけましょう!

投票対象

ユニバーサル行動規範のための執行ガイドライン(EGs)は、1月なかばに、2度目の全コミュニティでの承認投票を受ける予定です。 これは、2022年3月の投票に続くものです。そのときは多数の支持という結果が出ましたが、コミュニティでの重要な懸念が明らかになり、コミュニティ事案委員会(CAC)が改訂を要請しました。改訂委員会はコミュニティの意見を再検討し、変更を加えました。たとえばプライバシーと透明性の調整や、同様に研修と承認が必須条件であることなどが懸念の範囲であり、私たちはそれらを新しく改めました。

ウィキメディア財団理事会は、理事会自体のUCoC承認に続いて、UCoC 執行ガイドライン案に対するコミュニティの投票を支持します。理事会はまた裁定委員会の共同書簡による表明に加え、ボランティア役務者や提携団体加盟者、草稿委員会からの聞き取りにより、その投票が支持されたと認識しています。

2030年戦略目標の重要な勧告のひとつにUCoCを共同で制作することがあります。これは、許容できる行動のグローバルな基準値を運動全体に示し、嫌がらせなどを許さないことが挙げてあります。

ユニバーサル行動規範/執行ガイドライン

このガイドラインは、ユニバーサル行動規範(UCoC)を執行するためにつくられました。UCoCの中心部分は以前、コミュニティからの聞き取り調査のののち理事会が承認しましたが、コミュニティ内部では、はっきりとした投票は行われていません。規範には、ユニバーサル行動規範違反に対処するための予防、検知、調査活動、およびその他の活動が含まれています。 全オンラインとオフラインのウィキメディアプロジェクト、イベント、サードパーティが運営するプラットフォームを通じて、UCoCの執行は、初めは指名された役務者たちが、また彼らだけに限りませんが、対処する予定です。 ウィキメディア運動全体を通じて、組織化され、時宜を得たやりかたで、一貫して行われます。

UCoC改訂版執行ガイドラインはふたつの部分から成ります。

  • 予防措置
    • UCoCの認知度を上げること、UCoC研修を勧めること、など。
  • 対応措置
    • 申請手続きの詳細、報告された違反の処理、報告された違反行為に対処するリソースの提供、違反行為に対する施行措置の指定、ほか。

投票したほうが良い理由

UCoC執行ガイドラインの承認は、UCoC執行の道のりや手順、行動を最終的に決定するために必要です。執行ガイドラインの承認投票は、コミュニティが支持するかどうか、現状の案への懸念を集めることが目的です。賛否にかかわらず、みなさんの声を投票によってうかがうことが目的です。「反対」の場合、どの部分に懸念があるか、なぜなのかを明らかにすることが重要なので、ご指摘ください。

投票に際して次の点がもっとも重要です。

  • 日本語版ウィキメディア・プロジェクトの見解をグローバルな投票に反映させてください。

投票方法

セキュアポルを使った投票の見本画面。 とりわけ注意する点は、投票ウィキが「あなたはログインしていません」と表示するかもしれないということです。それでも票は集計されています。

セキュアポルに行く前に、この節をよく読んでください。事前に手順がわかるとスムーズに投票ができます。

  • 投票ページでは質問と、ふたつの選択肢が示されます。 「いいえ」 と 「はい」のどちらかを選んでください。「いいえ」 と 「はい」のどちらも選択していない票は、集計されません。
  • 「コメント」欄には、提案されたガイドラインについて、どのような懸案事項であろうとご記入ください。
  • セキュアポルはその後、あなたの票が記録されたことを知らせます。
  • 選挙では再投票ができます。前回の投票を上書きします。何度でも再投票できます。

集票結果の確定方法

理事会での承認に進むには、参加利用者の50%超の支持が必要です。現在のところウィキメディア運動が投票で受諾/拒絶を決める際に従う手順は1種類に限定されていません(圧倒的多数の3分の2近辺を採用したり、単純過半数の50%超、あるいは数字による集計を採用しない場合もあります。)今回の手順では実社会の法域(訳注:国や地域)における大多数の住民投票と揃えるため、単純多数決が採用されました。

票は独立したボランティアグループによって精査され、その結果が公表される予定です。 最初の投票の時のように、投票者は投票およびガイドラインに対する懸念事項を共有することが可能です。 理事会は、執行ガイドラインを承認すべきかさらに進展させるかを調べるときに、支援の水準や生じた懸念を考察する必要があります。

投票が真正であることを確証するため、ウィキメディア財団外部の人を関与させるのですか?

投票結果は、不正がないかどうか、運動における投票と検証手続きの経験があるボランティアのウィキメディアンによって精査されます。投票精査者は以下のとおりです。

投票資格

一般的な規則

投票資格を得るためには、複数のプロジェクトでブロックされていてはなりません。

編集者

投票者は、ウィキメディアのウィキで登録済みアカウントのうちいずれか1件から投票できます。所有しているアカウントがいくつあろうと、投票できるのは1票だけです。投票資格を得るためには、当該のアカウントが次の条件を満たす必要があります。

  • 複数のプロジェクトでブロックを受けていないこと。
  • かつボットではないこと。
  • かつ2023年の1月3日以前にウィキメディアのすべてのウィキで、少なくとも300回以上の編集を行なっていること。
  • かつ2022年7月3日から2023年1月3日の期間に最低20回の編集を行なっていること。

編集者の基本的な投票資格をすばやく確認するためには、投票資格確認ツールをお使いください。

開発者

開発者が投票資格をもつのは以下の場合です。

  • シェルアクセスを有するウィキメディアのサーバー管理者
  • または2022年7月3日から2023年1月3日の間にいずれかのGerritで運用されるWikimediaレポジトリに1回以上マージ済みコミットを実施した場合。

追加基準

  • または2022年7月3日から2023年1月3日の期間に、 財団公式以外の拡張機能もしくは財団公式以外の外装のいずれかを対象に1回以上マージ済みコミットを実施した場合。
  • または2022年7月3日から2023年1月3日の期間に、いずれかのウィキメディアレポ (マグナスツールなど) に1回以上コミットを実施した場合。
  • もしくはtranslatewiki.netにおいて2023年1月3日以前に300回以上、かつ2022年7月3日から2023年1月3日までのあいだに20回以上の編集を行った場合。
  • もしくはウィキメディアのウィキ群におけるいずれかのツール、ボット、ユーザースクリプト、ガジェット、Luaモジュールの管理者や貢献者である場合。
  • もしくはウィキメディアに関連する技術開発において設計および/または審査過程に実質的に関与してきた場合。

注記:主な規準を満たす利用者は、すぐに投票できます。セキュアポルの技術的な制約により、附則の規定に該当する利用者は直接投票ができない可能性がありますが、その他の規準を満たす場合はこの限りではありません。もしご自分が附則の規準に該当するとお考えの場合には、投票最終日からさかのぼって少なくとも4日前、すなわち2023年1月27日以前に、投票が妥当と思われる理由をご記入の上 ucocproject@wikimedia.orgまでメールでご連絡ください。基準を満たしている場合、私たちは投票可能なように手動でリストに付け加えます。

ウィキメディア財団職員と契約者

現職のウィキメディア財団職員と契約職員は、2023年1月3日に財団に雇用されているならば、投票権を認められます。

ウィキメディア運動の提携団体職員と契約者

ウィキメディア国・地域別協会、テーマ別組織または利用者グループの職員と契約職員は、それぞれの所属機関に2023年1月3日に雇用されている場合、投票権を認められます。

現在のウィキメディア国別協会、テーマ別組織や利用者グループといった正規の手続きをもって認定された公式組織のメンバーは、それらの機関で2023年1月3日現在勤務している場合、投票資格があります。

ウィキメディア財団理事会の理事と諮問委員会の委員 

ウィキメディア財団理事会の現職理事または理事経験者とウィキメディア財団諮問委員会には投票資格があります。

ウィキメディア運動委員会の委員

ウィキメディア運動委員会の現在のメンバーは、2023年1月3日の時点でこれらの職務に就いていれば投票する資格があります。

ウィキメディア運動のコミュニティ主催者

コミュニティの正式な主催者で、他のカテゴリーでの投票資格がない者は、次の条件のいずれかに該当していれば投票する資格があります。

  • 2021年9月1日から、最低ひとつのウィキメディア財団の助成金を、申請し、受け取って報告書を書いていること。
  • また、2022年1月3日から2023年1月3日のあいだに、最低1回はオンウィキで文書化された、助成金を受けたハッカソン(技術開発大会)、競技会あるいはウィキメディア・イベントの主催者であること。少なくとも10人の出席者/訪問者/参加者がいたこと。

追加の基準

追加基準を満たしていると考えられる場合は、理由を記入の上、投票最終日の4日前(2023年1月27日)までに ucocproject@wikimedia.org 宛てにメールをお送りください。基準を満たしていれば、私たちは手動で投票者リストに追加します。

投票に関するよくある質問

  1. 投票資格の確認方法
    編集者は、投票資格判定ツールを利用して今回の選挙で投票資格の有無を確認できます。編集回数と投稿履歴の詳細を確認するには、グローバルアカウント情報ページをご参照ください。
  2. 投票の必要条件
    ウィキメディア財団理事会は選挙開始前に、資格要件を設定しました。これら要件は理事会選挙に用いたものと同じです。
  3. 資格があるにも関わらず投票できない場合
    次のメッセージが表示される場合があります。「申し訳ありませんが、有権者リストに掲載されていないようです。」
    解決方法

    ログインしているか確認する

    メタウィキから投票していることをご確認ください。このリンクから投票開始ページに移動することができます。

    あなたが開発者、財団職員もしくはウィキメディア運動委員、資格を持つ助成金対象者、あるいは諮問委員会の一員の場合、ウィキの利用者名を決めていないため、手動で投票者リストに付け加える必要があるのかもしれません。

有権者名簿に加えるよう、ucocproject@wikimedia.org にご連絡ください。72時間以内に、リストに付け加えた旨の返信をお送りいたします。

選挙資格はあるはずなのにどうしても投票できない場合には、選挙トークページにメッセージを残すか、選挙管理委員会ucocproject@wikimedia.org までご連絡ください。72時間以内に返信します。

  1. 投票ウィキにログインできない
    投票のために投票ウィキにログインする必要はありません。投票用ページが表示されたならば、セキュアポルは認証に成功しています。セキュリティー上の理由から、投票ウィキには限られた数のアカウントしか登録されません。
  2. 誰かが私の投票を見ることができますか。
    いいえ。投票は安全です。この選挙はセキュアポルというソフトウェアを使用します。票は秘密です。選挙管理委員、理事、ウィキメディア財団職員の誰も、投票内容にアクセスできません。ウィキメディア財団のトラスト&セーフティ・チームの担当者が選挙の暗号鍵を保持しています。暗号鍵が有効化されるとただちに選挙が停止します。
  3. 投票者に関して収集されるデータ

    投票者の個人特定が可能なデータの一部は、選挙を監査・集計する選ばれた少数の者にのみ表示されます。投票精査者は前述をご参照ください。

    データには、IPアドレスとユーザーエージェントが含まれます。このデータは、選挙から90日後に自動的に削除されます。

  4. データの用途
    今回の選挙に関する指標は、メタ上の選挙ページ結果や選挙の分析後レポートに集計されます。個人が特定できる情報は公開されません。この個人特定情報は、投票者数や投票者の世界的な分布を把握するため使われることがあります。
  5. 投票しても、投票が行われたことが確認できず、「投票するにはログインが必要です」という自動メッセージが表示されます。どうしてでしょうか?

    投票ウィキにログインしなくても投票できます。このエラーはおそらくキャッシュの問題です。再度、m:Special:SecurePoll/vote/391で投票を行ってください。

    また、投票は何度でも好きなだけ、指定や変更ができることをお知らせします。利用者1名につき1票のみが記録され、つまりシステムは単に以前の票(複数回)を最新の1票で上書きし、以前の票は(どれも)破棄されます。

    投票の手順を完了すると、画面に受領通知が表示され、投票証明として保存しておくことが可能です。

  6. 投票システムによる複数票への対策
    システムに記録されるのは、利用者1名につき1票のみです。投票先の設定や変更は何度でも行えます。システムは元の票(複数回)を単に新しいものと置き換え、以前の票はすべて破棄されます。
  7. 職員に対する投票方向の強要や誘導
    いいえ、ウィキメディア財団職員ならびに提携団体職員は、特定の方向に投票するよう推奨されません。私たちは、各人が自主的に投票するよう奨励しています。行動規範執行ガイドラインに実効性を持たせるために、私たちは、改良が必要な領域があれば、突き止める助けとなるよう正直な回答を求めています。
  8. 信頼安全チームに偏向があり、投票の結果に影響するのではありませんか?
    トラスト&セーフティ(信頼安全)チームには3つの担当すなわち方針、偽情報、運用があります。UCoC の進行役は方針チームです。方針チームは利用者行動の精査に関与しません。運用チームが現実に、あるいは将来的に偏向するとは信じられませんが、これら機能の分離の意図するところはまさに故意でない偏向を防ぐためです。方針チームはこの協働によって作成された文書が初回に承認されるか否か、その後の開発が必要か否かによって評価されることはありません。しかしながら当該チームはコミュニティと良好に働いたかどうかで評価されます。これはつまりコミュニティにおいて機能するよう、UCoC執行の協働の取り組みを開発するという意味です。私たちの目標は可能な限りその責務を果たすことにあります。
  9. ここに書かれていない質問
    技術的エラーや投票システムのエラーについては、 ucocproject@wikimedia.org にメールしてください。投票者として使った利用者名と、投票できなかったプロジェクト名を明記してください。プロジェクトチームより可及的速やかに皆さんのメールに返信します。