ユニバーサルな行動規範

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拘束力があり一貫した倫理指針をウィキメディア運動に

皆さんと一緒にだれもが知識の総体をフリーに共有できる世界を思い描いてきました。ときには貢献者のコミュニティもプロジェクト群も、ガイドラインさえあれば皆が一致でき、そればかりか恐怖とは無縁にフリーな知識の共有ができる環境を集合体として想像する助けになるはずなのに、その不備により苦慮してきました。私たちのプラットフォームにある重要な知識を共有したいと希望する人はだれでも、喜んで迎えられた、居心地がよいと感じる環境づくりこそ、私たちの理想に近づく最善策です。

私たちのプラットフォームに貢献したいけれど、居心地が悪い、不安だと感じる人がこれまでにいたため、私たちは重要な知識をみすみす取りこぼしてきました。[1][2] あちこちのコミュニティでこれまで、グローバルな行動規範を揃える必要が議論されてきました。そのようなガイドラインは建設的でだれもが参加できる環境づくりを支え、フリーな知識の共有を奨励すると期待されます。このページでは背景、見込まれる有益性、またユニバーサルな行動規範の実現に導く工程表を説明します。

ユニバーサルな行動規範 (universal code of conduct) は私たち全員が守るべきものです - 財団職員もボランティアも同等であり、世界のどの場所にいても同じです。ウィキメディア運動において、既に存在する行動関連の多種多様な方針やガイドラインを調整する機能を担います。

コミュニティは実に多様な文脈で活動しており、その多様性に価値があると考えています。行動規範はあらゆる事態や問題に対応できる万能性を備えることはありません。存命の人物の伝記に関するBLP 方針を定めた取り組み方に立脚して基本レベルの規準を定め、プロジェクト群で作業するすべての人が必ず守り、発展させるように求められるよう目指します。それにより、ウィキメディアのプラットフォーム群でいじめや嫌がらせ行為あるいは類似の経験から、私たち全員がウィキメディアンを守る手掛かりとなると見込まれます。

ウィキデータ、コモンズ、ウィキペディア、ウィクショナリー、ウィキソースとその他のプロジェクトには、すでに貴重な知識が膨大に集積しています。前出のプロジェクト群はそれぞれ、異なる取り組み方やシステムを採用し、行動の課題に関してオンラインのボランティアから成り立つコミュニティを導きます。多くの素晴らしい人々が膨大な時間を注ぎ、コンテンツ作成に加えて、この文脈でコミュニティが発展するように力を尽くしてきました。それらの人々の手でオンライン作業の標準と方針に関する豊かな知識がまとめられてきました。それでも、例えばウィキペディアの過半数は現状で、自己統治のガイドとなる行動の方針を備えていません。

コミュニティの洞察報告書 (2018年) Community Insights report (2018)によると、調査対象者250人超の40%は既存の行動規範を効果的にするには「かなりの程度の」もしくは「多くの」改善が必要と答え、48% は改善点は「少し」もしくは「ない」と答えました。さらに、ウィキメディアンのおよそ22% から、ウィキメディアのプロジェクト参加中に安全ではないと感じたせいでプロジェクトに1日-3日参加しなかったことがあるという答えがありました。




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図:ウィキペディアにおける行動規範の採用状況。信頼安全チームの評価、数値は活動中の編集者数。(評価の信ぴょう性について議論あり。WP=ウィキペディア)      行動規範の方針がない、もしくはごくわずか (9.88%)     (英語版WP) (44.02%)     方針があり、英語版と名称及び内容が近似する (3.98%)     独自の方針と翻訳版の組み合わせ (15.85%)     独自の方針が1件以上ある (23.44%)     評価外 (2.83%)

運動全体に見る行動に関する方針から学び合う

詳細情報ないしは採用した調査方法について - a. ウィキペディアとそのプロジェクト群。b. その他のウィキ・プロジェクト群

この数年にわたり、規模の大きなウィキ群の多くでそれぞれに特徴づけた行動方針あるいは行為の方針を策定し、プロジェクト群における友好的な環境づくりを呼びかけ発展を促そうとしてきました。ユニバーサルな行動規範ではそれら先行事例の方針を参考にします。規模の大きなコミュニティの場合は、このユニバーサルな行動規範を通して運動を取り巻く環境を広く俯瞰し、それぞれ既存の方針を磨く比較材料にできます。新規や、独自の方針の策定を始めたばかりのコミュニティの場合は、見本としてこの行動規範を参照し、それに基づき独自の規範集が完成するまで、基本ラインとして採用することができます。

信頼安全チームにより、行動の方針とガイドラインをウィキメディアのプロジェクト群のすべての言語版のあらゆるコミュニティから収集し、それらを統合してウィキメディアのどのプロジェクトでもグローバルに適用可能な行動方針をまとめようと目指しました。ユニバーサルな行動規範に関する助言はすべて、この作業に根差します。行動規範の完成形を予測すると、なにか新しい要素をコミュニティで取り込んで将来的に発展と適応に取り組まれるように望んでいます。

ユニバーサルな行動規範の目標は、運動全般において行動に関連するあらゆる指針の典拠となることです。

ウィキペディアの行動規範の分布。 図中のキャプション (右から時計回りに):53.1% (ほぼないもしくは皆無)。16.3% (英語版に近似の方針名と内容)。16.3% (独自の方針と翻訳版の組み合わせ)。14.3% (独自の方針が1件以上のある)。

コミュニティの参加

信頼安全チームはストックホルムのウィキマニア2019ならびにベオグラードの CEE (中央東欧州会議) において行動規範を来場者にプレゼンしました。コミュニティの皆さんが参加した協議では活発に意見が交換され、もっとわかりやすいプロジェクトにするべきだという強い意見が至りました。コミュニティのメンバーとしてぜひ盛り込んでほしいポイント、除外すべきポイントが発言されています。信頼安全チームは両カンファレンスからフィードバックを持ち帰り、記録を残しました。チームとコミュニティの間ではさらに、プロジェクトに前向きに取り組む可能性や、実行できそうな共同作業についてもアイデア出しをしました。

この作業に次いで、まもなく公開の協議が始まります。広範にわたる発想や優れた未来予想を双方向の活発なやり取りで受け止め、ユニバーサルな行動規範をさらに活力のある普遍的なものへと改善する助けにします。

進化し続けるプロセス

評議員会のstatementにあるように、このプロジェクトには2つの段階があります。このステージに向けての準備では、3つの重点分野があります。

  • 各言語版のウィキペディアと活発な姉妹プロジェクト群
  • 19件のコミュニティの聞き取り予備調査の成果に基づき、すべての言語版で、これまで協議が実施されていない言語版でも可能な限りオンウィキのアウトリーチ活動を行う予定です。
  • 最大手のコミュニティで実際に活動する調停委員会には、正式の委任状を提出しており、懸案を表明する場を設け、それぞれのローカルのコミュニティとの協議を支援します。
  • 提携団体
  • 提携団体を対象に焦点を絞ったアウトリーチ活動を行います。アンケート調査や面談、情報源の共有のほか、参加者にこの主題を橋渡しするため助力します。

UCoC 草案作りの担当はボランティアと職員の混成による草案委員会であり、運動戦略コミュニティの健全性に関する作業部会の勧告 Movement Strategy Community Health Working Group の取り組みと同様に、「投稿者の誓約」文書 Contributor’s Covenantに則してまとめるものとします。この委員会はフィードバックと調査結果を査読し、信頼安全部門に属さない専門の職員がその司会進行を担います。まとめた草案はコメント期間中、メタウィキメディアに掲出し、その後、確定版を理事会に答申します。

タイムライン

ウィキメディアの委員会による早期のアウトリーチ 日付
ローカル言語聞き取り調査の概論を公表 6月15日
提携団体へのアウトリーチ:アンケートと取材 6月15日–7月末
大規模なコミュニティ:裁定委員会とローカルの協議 (オンウィキ) のまとめ 7月下旬
中小規模のコミュニティ:アウトリーチの締め切りとフィードバックのまとめ 7月下旬
ウィキメディア財団職員調査:完了と概論作り 7月下旬
草案作りとコミュニティの査読 日付
草案委員会 - 委員の募集 7月1日
委員会の発足 7月15日
縦覧期間 - 委員会は調査結果と聞き取り調査の概要 consultation summaries ならびに過去の議論を査読 7月15日–30日
草案委員会:草案の執筆 8月3日–9日
UCoC 草案:委員会のコメント提言と改稿、決定稿の作成 8月10日–29日
最終段階:UCoC 草案を理事会に答申、委員会コメントへのリンクを添える 8月30日

その後の作業

今後数年にわたり、私たちのコミュニティは発展を続け進化し続けます。私たちは単に知識を集める機関ではなく学びの場でもあり、今後とも新しい概念を取り込む方法を探し、行動規範をより一層向上させていこうとしています。時代遅れにならず機能性を保つため、運動は時に応じてユニバーサルな行動規範のリビューを重ねることでしょう。

ではガイドラインのまとめが完成したら、その徹底にも同じ質問が当てはまります。ウィキメディア運動はコミュニティが推進しており、コミュニティこそ第一の権威としてガイドラインをロールアウトします。現状の計画では、実施の責任はコミュニティとさまざまなウィキプロジェクト群の管理者が取り扱います。ユニバーサルな行動規範の徹底はこのプロジェクトの第2の段階であり、現状では協議により2020年9月から12月に実施の予定です。

皆さんと一緒に成長し栄えていきたい - 皆さんからのインプットで私たちの運動を前進させる行動規範を作成できるよう希望しています。

コミュニティの皆さんには行動の方針に関する経験や発想、学びを定期的に Meta で私たちと共有するよう強くお勧めしており、方法はこれから行う聞き取り調査や協議、またメールもお選びいただけます。


聞き取り調査

提案

以下の提案はウィキメディア財団の公式な提案ではありません。一部のユーザーからのアンケートを通じた個別の提案です。

出典

  1. "Harassment_Survey_2015" (PDF). Commons.wikimedia.org. WMF. 
  2. "Community_Insights/2018_Report". meta.wikimedia.org. WMF.