新しい情報ボックスも必要になる10の理由

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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カタロニア語版ウィキペディアではウィキプロジェクトとしてinfobox(PC版で画面右上に表示されるデータの枠)の改良がこつこつと進んできました(熱心なリーダーの取材記事はこちら。)この発案は十分に育っており、ぜひ他の言語版でも有効性を試してはどうかとお勧めします。また機能を理解したらぜひ改良に取り組んでください。もちろんinfoboxをお勧めする理由はいくつもあるのですが、以下の10点にしぼっておきます。

  1. とにかく簡単: infoboxにデータを書くのに複雑なコードを操る必要があったのは、もう過去の話。私たちの方法でinfoboxをページに追加すると、ウィキデータから自動的に拾ったデータが記入されます。
  2. 全ての言語版を一括で更新: ウィキデータで情報が更新されると、ウィキペディアの全言語版に反映されます。一例として有名人の死亡日の追加や受賞者リストの更新をウィキデータ上で行うと、たちまちどの言語版のウィキペディアでも情報が新しくなります。
  3. 情報はグローバル、示し方はローカル: 地域性を重視する場合は、ウィキデータから入った情報を手動で上書きするフィールドを利用します。従来のinfoboxの情報を保持して膨らませるイメージです。
  4. 書式の統一性: infoboxを使うと関連する記事の構造に統一性が生まれ、読み比べる助けになります。
  5. 地図と動的にリンク: Infobox上に地理的位置へのリンクを置くと、オープンストリートマップOpen Street Mapへ飛ぶことができます。ウィキの発想を共有するプロジェクトも、あなたの編集で助かるようになります。
  6. マトリョーシカのように: ロシアの人形で、中を開けると人形が順に入れ子になっているマトリョーシカ。Infoboxのパラメータもあれみたいに多重にできます。例えばある組織に「本部」"headquarters"のフィールドを作り、中に「建築物」"building"のinfoboxを置いてモニュメント(記念像)の情報を書く場合などに使えます。この方法だと、一見するとすっきりまとまったinfoboxにさまざまな情報をカスケード状に組み込むことができます。
  7. 管理が楽: 共通性のあるinfoboxは共通のタイプに統合されます。すると見た目のデザインが共通で統一性が保てるばかりか、情報処理ではテンプレート上のタブの数も減らせるわけで——これは大きいですね!
  8. 協働作業の利点——今さらですが: このプロジェクトには、協働で意思決定を進めることがしみ渡っています。表の枠線の色からinfoboxに入れるパラメータまで、話し合いで決めてきました。技術的な腕前やひらめきは無関係に、大勢の編集者を巻きこんできたのです。
  9. ぱっと見でわかる情報: ウィキペディアをたまにしか使わない閲覧者でもinfoboxでサッと情報が見つかるので、詳しく知りたいと思った時だけ、記事の本文をじっくり読むことができます。事実確認やデータを探すためだけにウィキペディアを使うなら、閲覧者は大助かりです。
  10. 新しい世界へ: この新しいinfoboxの可能性をすべて探るのは、まだこれからです。永遠に変わり続けるという意味で、ウィキペディアそのものとそっくりかもしれません。

では具体例をご紹介しましょう。チャールズ・ダーウィンの場合はこうなります。w:ca:Charles Robert Darwin.